紅魔郷です。はい。にわかですので、変なところがあるかもしれません。ご了承ください。
では、本編どうぞ!
「…Oh…これは…何だ?」
空を真っ赤な霧が覆い、日光が届かないようになっている。まあ、Sansも地下にいたから日光が届かないのは慣れているのだが。
「霊夢ーー!…お、Sans、おはよう。霊夢は?」
「ああおはようさん、魔理沙。霊夢ならまだ寝てるぜ?…それと、なんだこの空は?」
「ああ、これは…おっと、その前に霊夢を起こさないと。」
「あ、そうだったな。ちょっと待っててくれ。」
ドタドタ……ドタドタ
「ただいま。」
「早くないか?」
「大体こんなもんだろ。」
さっき呼びに行ってから一分もたってない。
「…これは、異変ね。」
「Hah、こいつが異変か。」
異変については霊夢に教わっていた。まあ、あっさり言うなら幻想郷そのものに影響を及ぼしかねない事象が起きた後、博麗の巫女が異変と認めれば、異変になるらしい。
「さて、行くわよ。…Sansも来るかしら?」
「ああ、着いていかせてもらおうか。」
「Sansは飛べるのか?」
「いや全く。あ、ジャンプなら出来るが。」
「それは飛ぶ、じゃなくて跳ぶ、よ。魔理沙、連れてってあげて。」
呆れ気味に霊夢が言うと、魔理沙はおうよ。落ちるなよ!と了承する。
「Hah、頑張るとするかな。」
Sansもそう言って魔理沙の箒にまたがる。
ヒューン
「そういや、霊夢は黒幕が誰か、とかどこにいるのか、とか分かって行ってるのか?」
「いいや。霊夢の場合は勘だな。」
「勘か…」
「はは、まあまあ、ただの勘と侮ることなかれ、かなりの高確率で見つかるからな…おっと、ほら、見てみろ。」
と、三人の前にあったのは…
「Wow…こりゃあ目に悪そうな館だなぁ。」
「こりゃ
「ええ、そうね。入りましょ……?」
「どうした霊夢?早く入るぜ?」
「いや、寝てる奴が。多分門番だと思うけど。」
「いやいや、まさか。門番が寝てちゃ話にほんとだぜ…」
「Hah、こんなときでも寝れるとはな。それに立ちながら寝てるな。おいらも見習った方がいいか?まだ座ってが限界だしなぁ。」
一人話の軸がずれているSansはさておき。
「うーん…途中から追いかけられても面倒だし…よし、叩き潰しますか。」
「そうだな。」
「ちょっと待て、お前らに慈悲は無いのか?」
「そんなもん無いぜ。」「慈悲?何それ美味しいの?」
「お前らおいらに隠してこっそりLove上げてないよな…?こいつはおいらが相手しとくから先行ってくれ。」
「逃げちゃダメよ?」
「さあ?どうかな。」
「…少々心配だけど大丈夫でしょ。頼んだわ。」
少し間が開いたのは気のせいだと思う。
「ああ。頼まれた。」
スタスタスタ…
「さて、どうしたら起きるもんか…」
試しに頭に軽くチョップを食らわせてみた。が、全く反応はなかった。肩を揺すってみた。が、全く反応はなかった。大声で呼んでみた。が、全く反応はなかった。
「Oh…こいつはおいらより寝坊助さんだな?」
そう言って骨を一本取り出し…
コンッ
結構良い音がした。
「あ痛あぁ!咲夜さんごめんなさい寝てないですちょっと瞑想してただけなんですだからナイフはやめてくださいお願いします!」
一瞬にして土下座を決め、早口言葉を量産している門番に少々困惑したSansは、
「あー…おいらはその…咲夜?っていうのじゃないぞー?」
「へっ?って骨ぇ!?」
「Hah…どこでも呼び方は骨なんだな…本当にスケルトンはいないらしい。おいらはSans。ごくごく普通のスケルトンだ。」
「は、はい。私はここの門番の紅美鈴です。…で、Sans?さんは何をしにここへ…?今紅魔館内は忙しいんですけど…」
「あー、あの霧を止めに来たんだが。」
すると、さっきまでとはうって変わって真面目な表情になり、美鈴は答えた。
「…それはできません。先ほども言いましたが、今紅魔館は本当に忙しいんです。ともかく、どうにせよあなた含め、誰も通すわけにはいきません。」
「…もう既に二人入ったって言ったらどうする?」
「ははーまたまた、そんなわけ無いじゃないですか。Sansさんも冗談が好きですねー。」
「まあ、ジョークが好きなのは確かだが…お前さん、さっき寝てたからな?」
五秒、時が止まった気がした。少しずつ美鈴が石になり、風化していく。
「あ…おわった…どうしよ…」
「あー、大丈夫かー?」
「ナイフは嫌だよぉ…」
なにやらぶつぶつ言っている美鈴にSansは一つ提案をする。
「うーん…そうだな。じゃあおいらと弾幕ごっこをやって、おいらが負けたら二人を連れ戻してこよう。お前さんが負けたら通してもらう。これならOKだろ?」
慣らし、と言うわけではないが、実践も積んでおいた方が良いだろう、という考えからだ。生憎避けるのだけは得意なのだし。
「なるほど!スペルカードルールに則って負けたのならしょうがないですもんね!それに、こちらが勝ったら連れ戻してきてくれるんですよね?」
「ああ、……あんまり約束は好きじゃないんだがな。」
「では…いきますよ!」
「OK。」
「 来 い よ 」
…美鈴は、結構本気で
「では…はっ!」
MISS
美鈴は震える手をなんとか止め、一瞬で距離を詰めて回し蹴りをするがSansは一歩引いて躱す。
「とうっ!」
MISS
その姿勢から前傾姿勢になり、跳んで突きを食らわせるが、次は横。
「せいやあぁっ!」
MISS
その状態で腕を横に振るが、当たらない。
その時、
「じゃ、おいらも行くぜ?」
Sansが腕を上に振った。その時、
「へっ?うおあぁぁっ!」
どんどん上に飛んでいき、そして、
「へっ、うわっ!」
今度は下に腕を振り、美鈴は下にどんどん加速していっている。
そして、
「おっと!」
地面に衝突と同時に美鈴は受け身を取り、ダメージを軽減する。が、
「って、うおっ!」
更に下から骨が飛び出てきた。ジャンプで躱すと、次は右。紅魔館の塀に叩きつけられ、そこからもまた骨が出てきたと思えば、今度は左。ちょっとした大木に叩きつけられ、再び骨が生える。
「はぁ…はぁ…中々…面倒な攻撃を…しますね…。」
「へっへへ、おいらはまだまだ本気じゃないぞ?…さて、そろそろ終わりにするか。」
「では、次が最後の攻撃、ですね?早い気もしますが。」
「Hah、霊夢と魔理沙がやらかす可能性があるからな。…さて、避けてみな。」
Sansはガスターブラスターをだし、エネルギーを収束させる。
美鈴の方も構え、力を入れて、そして…
カコン
ドサッ
「へへ、こっちはデコイだ。こういう時は上にも気を付けときな。」
先日の霊夢や魔理沙の鎮静方法と同じように骨を一本落とした。一発で気絶したから恐らくおかしかったのは向こうの二人だったのだろう。
「さて、入らせてもらうぜ。」
ギギギギ…
やけに重い戸を開けた途端、
「うおっと!」
MISS
急にナイフが飛んできた。
よく見れば戸の裏側も、中のカーペットもナイフだらけだ。何をどうすればこんなことになるのか。
そして、Sansの前には、
「あら、加勢かしら?」
銀髪のやつと
「Sans、逃げなかったのね。」
霊夢がいた。
「失礼だな。逃げる気なんか更々なかったぜ?」
「あらあら、戦闘中にお喋りかしら?…そちらの方には自己紹介がまだでしたね。紅魔館のメイドである、十六夜咲夜です。」
ふと見ると咲夜が一瞬で移動した。普通ならそこで止まるだろうが、Sansは違った。
「ああ、美鈴が言ってた咲夜ってお前さんの事か。それと…なるほど…さっきからちょくちょく時間軸が止まってるのはお前のせいか。」
「っ!?」
「なるほどなぁ。いや、ちょっと気になってた物でな。逆流したり壊れたりしてないだけあいつよりマシか。」
「っ、どうやって見破ったか知りませんが、それが分かっても躱せるわけではありません!」
「Hah、そりゃあどうかな。」
「[幻符]殺人ドール!」
いきなりSansの回りに弾幕とナイフが出現し、飛んでくる。が、
「おうおう、」
MISS MISS MISS MISS MISS
「っ!」
「ッヘヘ、何で避けれてるって顔してるな。…何せ避けるのだけは得意でね。」
「くっ…!」
「さて、と。元よりだけど、あんたの相手は私だから。Sansは魔理沙でも探してきてくれない?」
「おう。分かった。…あ、ちょっとしたプレゼントだ。さっきいきなりナイフをプレゼントしてくれたからな。」
そういうとSansは咲夜に向けてブラスターを出し…
キュォオン…ズドォン…
「!」
カァン
咲夜は時を止め、そこから飛んで離れる…が、
「っ!飛べないっ!?」
自らが淡く安居に発光しているのに気づいた時には時間が再び動き始める直前であり、
「くっ![幻符]エターナルミーク!」
ドドドォン…
咄嗟に相殺させたときにはSansは既にそこにはいなかった。
「ふう…! !…これは…」
少し目を離した隙に、霊夢が彼女の足元にトラップを仕掛けていたのだ。
「くっ…!ふうっ…!」
何とか逃れようとするが、札が足に絡み付いて離れない。
「ふー…まあ若干気付いてたから先に罠張っといて正解だったわ。…にしても何でSansは分かったのかしらね…?…まあ良いわ。とりあえず、私の勝ちで良いわね?」
「…はぁ……しょうがないですね…分かりました。お嬢様のところへご案内します。」
「お、ここか?」
一方Sansは一際目立った大きな扉の前にいた。
「…ノックするのは常識だよな。確か…三回だったかな?」
コンコンコン
「はい。」
「お?」
返ってきた声はSansが想像していたより幼い声だった。
キィー
「あら、骨が何の用かしら。てっきり博麗の巫女か白黒の魔法使いが来ると思っていたのだけれど?」
「はは…もう骨でも良いか。霊夢と魔理沙ならそのうち来るだろうよ。…ところでだが…」
Sansは、そっとLOVEを量っていた。この少女はこの見た目をして19が近かった。18とEXPが30000位だ。
「危なかったな。もう少しEXPがたまってたら最悪な時間を過ごすはめになってたぜ?」
「…?何を言っているのか分からないけれど、とりあえず、霧を止めに来たんでしょう?」
「ああ、そうだな。じゃあ止めてもらおうかな。」
「いやいや、そんなあっさり止めるわけがないでしょう?[神槍]スピアザグングニル!」
深紅の槍がSansに向かって放たれ、
MISS MISS
ドゴオォン…
後ろの扉に当たった。
「おいおい、全く当たってないぜ?」
「くっ![紅符]スカーレットシュート!」
MISS MISS MISS MISS
またもや避け、
再び後ろの扉に当たった。すると、聞き覚えのある声が。
「ちょっとおぉぉ!初対面で殺しに来るとはいい度胸してるじゃないのおおおぉぉぉぉ!」
あ、(察し)
「[霊符]夢ぅ想ぉ封ぅ印ーー!」
ドドドドド
そこでもう一人。
「あ?霊夢にSans…霊夢はどうしたんだぜ?」
「つまりだな…」
俺氏ここに着く→
主犯弾幕打つ→
俺氏弾幕避ける→
扉に当たる→
もう一回主犯弾幕打つ→
俺氏弾幕避ける→
また扉に当たる→
1回目、2回目とも霊夢に命中しそうになる→
霊夢「礼儀の字も知らねえのか死ねえェェェ!」
↑イマココ
「…っつーこった。」
「ははは…こりゃあ災難だなぁ。」
「色々とな。」
本来なら互角ぐらいの強さのはずなのだが、剣幕に気圧されているのか何なのか、霊夢の方が優勢になっている。否、優勢に、なんていうのは生易しい。半分…いや、半分以上リンチである。明らかに倒す気満々で弾幕を放っている怒り狂う霊夢を見て、うっすら汗をかいたSansであった。
─────────???─────────
「…いつもいつもお姉様ばっかり…!」
最後まで読んでいただきありがとうございました!