東方アンテ録   作:謎の通行人 δ

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はいどうもただの謎存在です。
ちょっと気が乗ったので、はい。それ以上でもそれ以下でもありません。
とりあえず、キャラクターの名前に関してはカタカナ表記で統一することにします。が、過去のやつも書き換えるのは面倒なのでここから統一します。



では、本編どうぞ〜。


一泊

「おう、霊夢。遅かったな。」

フリスクがサンズと再会してからおよそ2時間後、博麗神社に霊夢が帰ってきた。

 

「ああ、サン…誰その子?」

 

「あ…えっ、と…」

少しどもるフリスクの横でサンズは少しおちゃらけて答える。

 

「俺のいた世界線をぶっ壊してくれた張本人さ。」

 

「さ、サンズ!?」

「はぁ!?」

霊夢とフリスクの声がハモるが、二人に合わせてサンズは一言、「Hah…冗談だ。」と笑いながら言った。

 

「はぁ…あんたも大変ね。こういうのが近くにいると。つまり、友達ってことで良いのよね?」

首を振りながら片目を開けてフリスクの方を見つつ霊夢は聞いた。

 

「あ、はい。フリスクっていいます。」

 

「フリスク…ね、分かったわ。私はここ、博麗神社の巫女、博麗霊夢よ。よろしくね。」

 

「はい!よろしくお願いします、霊夢さん。」

と、フリスクが言うと、霊夢はまた微妙な顔をして…

 

「あー…なんというか、こういう感じの人、ここにはいないから馴れないわね…」

 

「Hah…そいつは霊夢の人柄がそういう感じだからってのもあるんじゃないか?」

それはそう。人柄に飲まれれば接し方も変わってくる。

 

「………否定しきれないわね。」

と、そんな話をしていると…

 

「おー?何だ、新入りか?増えてるな!」

 

「?…!?…!!?」

空から箒に乗って飛んできた魔理沙を見て、ものすごい動揺するフリスク。

 

「フリスク、落ち着け。」

 

「え、だ、だって、え?空を…えぇ??」

完全にキャパシティーオーバーしているフリスクの横でサンズはフリスクに言い聞かせる。

 

「よく考えろ。アズリエルだって空飛んでただろ?」

 

「あ、確かに…ってならないよ!アズはモンスターでしょ!?あの人は普通の人だよね!?」

 

「はは…それが普通の反応なのよね。」

初対面のサンズの反応がおかしかっただけである。

 

「んじゃ、一応自己紹介しとくぜ。私は霧雨魔理沙!普通の魔法使いだ。」

 

「あ、えと、フリスクって言います。サンズの友達です。」

若干、動揺の尾を引きつつ、フリスクも自己紹介をする。

 

「んー、まあ色々と説明しときたいところなんだけど…今日遅いから、とりあえずフリスクも泊まっていきなさい。」

 

「え、い、良いんですか?」

少し恐る恐るといった風にフリスクが聞くが、霊夢は、

 

「ええ、どうせそこの骨とこの金髪魔法使いも泊まる気なんだから一人増えたってどうってことないわよ。」

とのこと。

 

「魔理沙、泊まる気なのか。」

「言ったろ?霊夢の勘はすげえんだ。」

「いや、お前さん自分の家あるだろ。」

「?そりゃ家ぐらいはあるぜ?」

「違う、そうじゃない。」

 

「…とまあ、基本ゆるい感じだから、ゆっくりしていくといいわ。」

と、魔理沙とサンズがひそひそと話をしている間に霊夢とフリスクの間でも話が進んだらしく、とりあえず今日はフリスクも博麗神社に泊まることになった。

 

「あ、じゃあ、お邪魔します…」

 

「はいはい。んじゃあ…あ、部屋がないわね…サンズと同じ部屋でいい?」

 

「あ、はい。」

眠いのか、心做しか対応が雑になっている気もする霊夢に言われてフリスクも了承する。

まあ対応云々を除いても元より断る気ではなかったのだが。

 

「というかあんたといいサンズといい、何でこんなポイポイここに流れ着くのかしらね…?裏でまーたあのスキマ妖怪が暗躍してたり…「あら失礼ね。」するぉあい!?」

 

「!?」

二人の目の前にスキマを開いて現れたのは紫だ。

 

「あいにくだけど。その件については私も今調査中よ。何が起こってるのか把握しきれない以上どうすることもできないもの。もしかしたらもっと沢山の人が流れ込んでくる自体にもなりかねないわよ。」

スキマの端に肘をおいて手の上に顔を載せた状態でため息を付きながら紫は言った。

 

「…ま、そうね。でもそれを抜きにしても目の前にいきなりスキマ開くのはやめて頂戴。心臓に悪いわ…」

 

「それはそうだな。フリスクも大じょ……フリスク?」

サンズが呼びかけるも、Friskから返事がない。

 

「………」チーン

振り返ると薄目のまま完全に固まって安らかな顔をしているフリスクが。

 

「あ駄目だこれ、色々ありすぎてキャパオーバー起こしてるな。」

とりあえず完全に石になったフリスクに手を置いて、サンズはショートカットを使って部屋まで来る。と、

 

「…はっ!」

 

「おう、おはようさん。」

 

「あ、え?サンズ?あれ?霊夢さんたちは…あれここどこ?」

余計にパニックになった。裏目に裏目が重なりまくった結果である。

 

「良いか?

家に入る

目の前の空間が裂けて人が出てくる

そいつが難しい話をする

フリスクキャパオーバーで石化

ショートカットでサンズとフリスク部屋へ←イマココ!

魔理沙がすごい勢いで部屋に突っ込んでくる

霊夢が外で魔理沙に叫ぶ

 

こういう事が起こった。オーケー?」

 

「待って最後の2つ未来予知s…」

と、フリスクが言い終わる前に…

 

「のゎぁぁぁぁあ!?」

ドゴオォォォン!

 

「魔理沙あんた賽銭箱だけじゃなくて家も壊す気!?」

魔理沙が突っ込んできて、霊夢が外で悲痛とも取れる叫び声を上げていた。

 

「…な?」

 

「……うん、もう分かんなくなってきた。色々と。」

とりあえず部屋に突っ込んできた魔理沙はSansがソウルの操作で外に叩き出た。少しして向こうから大量の光が見え、「夢想封印夢想封印夢想封印夢想封印夢想封印んんんんん!」という霊夢の声と、魔理沙の悲鳴と爆発音が聞こえてきたから多分何も問題ない。

 

「な、色々あるけどなんやかんやで平和だろ?」

 

「平和…ってなんだろうね。少なくともボクが考えてた平和ってTrue Pacificの感じだったんだけど…」

苦笑いしながらフリスクが言うが、サンズは、

 

「平和さ。あの弾幕ごっこだって、魔理沙はああいう風にリアクションしてるが殺し合いが起こらないように設定された決闘方法なんだとよ。少なくとも命の奪い合いは起こらねえし、タイムラインも乱れねえ。精々喧嘩は起こるが、喧嘩するほど仲がいいって言うだろ?そういうことだ。」

ウインクをしながらサンズが言うと、フリスクも「…そうだね。」と答えて笑う。

別の世界では殺し合っていた二人が、違う世界ではそんな他愛も無い話を二人でしている。これこそ()()、なのだろうか。

そうだとすれば、相変わらず外ではビカビカなっているものの、少なくとも室内は平和だった。

 

夜は、更けていく。




はい、ちょっと感動風に終わらせると見せかけてただひたすらに魔理沙をしばき倒した回になりました。

 な ん で ? 

まあ、もう…書くこと思いつかないんで、多分次書くのは妖々夢になると思います。もしかしたら未来の自分がなにか思いつく…かも。
いやそもそも書く…かなぁ。
まあ、期待せずに待っていただけると。
ではでは、最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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