「だぁぁぁぁ…遠いよぉ…」
舗装もされていない道をふよふよと飛びながらカインが愚痴をこぼす
「んなこといったってしょうがないだろ?アングロは大河から離れたところにあるんだし…つーかお前は飛んでるんだから俺達ほど疲れねぇだろぉが!」
「いやホントにさ。…てかテフレントも自分で歩いてよ!俺に乗っかんないで!」
歩いてるデルタとテフレントをおぶりながら歩くガスパディーンはそれぞれ文句を言う
「おうおう飛べない連中が騒いでおるわ!全く無様よな!」
「…!!!」
「まぁ飛べない方が悪いからね」
「よしお前ら殺す」
「やめろや」
そんな話をしながら歩いていると突如として強風が吹いた
「うわぁ!?」
「へぶぁ!」
「…!?」
風に煽られ飛んでいた組が飛ばされる
「ふはははは!貴様ら飛んでるからそんな目に会うのだよ!ばーかばーか!」
「いやそんなこと言ってる場合!?あいつら飛ばされたよ!?」
「おー、綺麗に飛んでいってるなぁ…」
「いや助けろぉぉぉ!!」
ガスパディーンが全力で飛ばされた奴らを追う
それをデルタが追いかける
「うぉぉぉぉぉぉ!!」
●●●●●●●●
「…クソっ!」
ここは機械の国アングロ。
機械の国というが実のところそんなに機械だらけと言う訳ではない。
ここはもともと一人の技術者が暇潰しでロボットを作っていた研究施設がいつの間にかクッソでかくなっており、まぁ国みたいなもんだろってことで国として扱われている。なので正式な国家ではない。
そんな国に一人の赤い鎧を着た者が歩いていた
「…やっぱりオレには無理なのか?」
鎧の人物は手を握りうつむく
「はぁ…オレも父上のように力があれば…」
鎧の人物はそう呟き空を見る
「…ん?」
空を見上げるとどうやら何かが落ちてきていた
「ぅぁぁぁぁぁあああああ!!!」
「な、な、な、なんだぁ!?」
「ぶつかるぅ!?」
空から降ってきたのはアヘンとカイン、Mark.6の所謂空飛び組だった
ゴッチン!
「いったぁい!」
降ってきたカインが鎧の人物の頭にぶつかった
「くぁっ…」
鎧の人物はよろけて壁に手をつける
「はぁ…はぁ…お前ら大丈夫か?」
アヘンがMark.6とカインに確認する
「…!」
「痛い…」
Mark.6は無事をアピールするように羽をばっさばっさと動かしカインは腰を押さえながら立ち上がる
「…お前らなにもんだ?急に空から降ってきやがって…」
「風に飛ばされただけの魔族だ」
「あぁ?…まぁ何でもいいや」
「…てかここ何処だ?」
アヘンが辺りを見渡してそう呟く
それに答えたのは鎧の人物だった
「あぁ?お前らホントに風に飛ばされただけか?…んまぁ何でもいいけどよ。ここはアングロ。世間的には機械の国って言われてる所だな」
三人は図らずとも目的地にたどり着いたようだった
冬にアイス食べるの好きなんだけどアイスボックスは冬に食うもんじゃないね。