「ここが…アングロ…」
「なんつーか殺風景だな。機械の国っつーからもっとこう…ザ・マシンみたいなもんかとおもったんだが…」
「…」
三人は辺りを見渡してそう呟いた
三人の言うとおり辺りは殺風景でなにもなく、機械とは程遠い景色が広がっていた
「…なんもねぇな」
アヘンがそう言うと鎧の人物が「そりゃそうだろ」と答える
「ここはアングロの中でも辺境もいいところなんだから。第一アングロなんて中心部しか栄えてないの。じゃあね。オレは中心部に向かうから。じゃ」
鎧の人物がそう言って去ろうとするとカインが待ってと声をかける
「…なんだ?」
「いやいや実は僕たちも中心部に行きたいんだよね!一緒に行かない?」
「…は?」
「僕たちここに来るのはじめてだからさ!案内してよ!ね?いいでしょ?」
「…断る。第一オレにそんなことをする理由がない」
「君には無くても僕たちにはあるの!ね?お願い!」
「…むぅ…」
「ね?ね?ね?ね?」
カインが鎧の人物の回りをクルクル回る
「えぇい!鬱陶しい!」
「ね?いいでしょ?ね?」
「しつこい!断るったら断る!」
「じゃあわかった!勝手についてくね!」
そう言われると何も言えないのか「ぐぅ…」と言葉を詰まらせる
「…チッ、勝手にしろ」
鎧の人物がそう言って歩きだそうとしたその時、遠くから「おーい」という声が聞こえた
「ん?あ!ガスパディーンだ!おーい!ここここ!」
カインが手を振る先にはテフレントを背負ったガスパディーンとデルタが走って来ていた
「…ぜー…ぜー…てめぇ…」
「何処まで飛ばされてんのよあんたら」
「…それは僕の背中から降りて言ってくれないかな?」
「いやよ。降りたら自分の足で歩かなきゃいけないじゃない。私王族ぞ?」
「叩き落としてやろうか?」
「はい!不敬罪!」
「土地もたない王族なんて怖くないんだよなぁ…」
「なんだと?」
「…何でもいいが取り敢えずここは何処なんだ?」
デルタがカインに聞くとカインはニコニコして答える
「実はここが目的のアングロなんだよ!これも僕のおかげだね!感謝してくれないかな!」
「は?」
「おいこいつマジでいってんのか?」
「…いやそんなに否定しなくてもいいじゃん…」
カインがシクシクと泣く
「…お前らついてくるんじゃないのかよ…」
そんな面々に冷たい視線を送る鎧の人
「あぁ!ごめんごめん!さ!みんな!この人についていくよー!」
こうして全員が合流を果たしたのであった。
※ちなみに鎧の人の説明はカインがざっくりしてました。
じゃがりこのパックされてる奴ってすごい便利