カインとアヘンは最上階にある唯一の部屋の前に立っていた
「…この扉の先にいるのか?」
「零の話だとそうだけど…開けてみよ」
アヘンとカインがうんと首を振り扉を開けた
「うぇぇ…何でこいつらは私のタワーで暴れてんのぉ?私こいつら知らないよぉ?なんでぇ?」
部屋の中には大量のモニターがありそこにはタワーの中の様子が写し出されていた
ロボ達を無力化しているMark.6やガスパディーンの姿も写っている
そしてそのモニターの前に長髪の女性っぽい人物が座ってぶつぶつと文句を言っている
「ぐぬぬ…こうなったら私の相棒のロクサルバスを出撃させ…」
クルッと回転をした人物がカインとアヘンと目が合った
「…」
「…」
「…誰!?」
「あ、どうも」
「あなたがヴィーシャ?」
「な、何故私の名前を…まさかギルド!?」
「違うよ。僕たちは君にお願いがあって来たんだ」
カインがヴィーシャにここに来た目的である偽装証明書の話をする
「なるほどね…まぁそんくらいならすぐに出来るけど」
「ホント!?よかったぁ」
「…やるとは言ってないわよ」
「…ダメなの?」
「あのねぇ…そもそもそれを私がやっても私にメリットないじゃないの」
「ぐ、確かに…」
「でもやってもらわねぇと俺達も困るんだよ」
「知らないわよあんたらの事情なんて。私には関係ないじゃない」
「…なら僕たちも君の要求を一つ聞こう」
「なに?」
「確かにこちらだけ叶えてもらうのも不平等だしね。それなら君にもメリットあるんじゃないかな?」
カインがそう言うと提案するとヴィーシャは顎に手を当て考える
「…なら私の要求を聞いてもらえる?」
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「んじゃあお願いね!」
ヴィーシャの見送りを受けてアヘン達はタワーを後にする
「どうだったんだ?」
「…こっちの要求を飲むからその代わりにってお願いされたよ」
デルタがカインに聞くとカインはめんどくさそうに答える
「どんなお願いされたんだ?」
「…今暴走しているホワイトブレインを止めてくれって。…止め方もわかんないのにどうやって…」
「零なら知ってるんじゃないか?」
「私は全知全能的存在なので当然知ってますよ。…そもそもブレインはアングロに三つありましてね。ホワイトとブラック。それからレッドの三つですね。暴走を止める方法なんて簡単ですよ。」
「それは?」
「破壊です。壊せば全て解決しますから」
零の提案はあまりにも脳筋だった。
当然その案は却下された。
取り敢えず廃墟に戻って一晩明かすことにした
花粉が目に沁みる。