カインとアヘンは暗くなった部屋で顔を見合わせた
「…何いってんの!?5年でギルドの上層部を変える!?無理でしょ!?」
「しょうがねぇだろ!?あぁでも言わなきゃ延々と続いてたぞ!?」
「それはそうだけど…」
「それにああいうタイプは今話しても無駄だろ。絶対納得しないし無駄に時間を食うだけだ。なら無理矢理にでも納得させて先延ばしした方が良いに決まってる」
「…でも5年で(ギルドの)上層部変えるって言っちゃったじゃん。どうすんの?」
カインが聞くとアヘンは頭を抱えて座り込んだ
「それなんだよなぁー!あぁ!我ながらバカな交渉したなー!」
「やっぱりなんも考えてなかった!」
「…取り敢えず言ったからにはやるしかないだろ。うん」
「…それってやっぱり僕たちも…?」
「あたりまえだろ。大体偽造証明書もらうためにここまできてんだぜ?」
「それはそうだけど…」
「…めんどくさいのはわかるけど我慢しろ。俺だって本当はやりたくないんだからな」
二人は口々に愚痴を言いながら入ってきた扉を開く
「…えぇ?」
扉を開いた先に見えたのは炎帝が謎の緑色の鎧の人物を思いっきり燃やしていた図だった
「…どゆこと?」
「あっ、交渉終わりましたか?」
「お、零。交渉は終わったけど…この状況何?なんで炎帝はあの緑鎧燃やしてんの?なんでデルタは青い鎧を斬ってんの?」
「まぁ簡単に言うと炎帝とデルタが戦いを挑まれたからやったって感じですかね。ちなみに結構接戦でしたよ。見ごたえありました」
「決め手は炎帝の技『ヘルヘイム』だったわ。流石帝。威力が段違いだったわ。ちなみにデルタは一撃で決めてたわ」
零のとなりに立っていたテフレントが何があったかを解説してくれる
「そうか…。まぁ取り敢えずこっちは交渉成立したぞ!」
「おぉ!」
「という訳でヴィーシャの所に行きたいわけなんだが…」
アヘンは目線を炎帝に向ける
「……オレの勝ちだ」
炎帝はつかみ上げていた緑の鎧、風帝を投げ捨てる
投げられた風帝は息も絶え絶えに言葉を発する
「…はぁ…はぁ…お前…終わったな…!…」
「なに?」
「…帝を一人倒したと…はぁ…他の帝が…黙ってないぞ…!」
「…そんな事覚悟できてる」
炎帝はそう言ってアヘン達の方に歩き出す
(…風帝は私の力で倒せた…けどこれは風帝がデルタが水帝を一撃で沈めたことに動揺していたからこそ勝てただけ。もっと…もっと強くならなきゃ!)
炎帝は心の中でそう言ってアヘンに近づく
「…こちらはもう大丈夫だ。やることは終わった」
「そうか?なら取り敢えずあの廃墟に戻るか」
アヘンがそう言うと炎帝は頷く
一行は再びいつもの廃墟に戻るのだった
FGO周回全然してないなぁ…