「…あんたがした約束についてはわかったけど…それがなんでフェイルクロイツに行くことになったのか話してもらおうじゃないの」
「ぐぐぐ…体がいてぇ…おまえらやりすぎだろ…」
「いいから話す」
テフレントに言われたアヘンはおとなしく話し出す
「はい…。ギルドの上層部が現在人間がほとんどだと言うことはすでに知っているだろ?」
「そうね。流石に私は知ってるわよ」
「うん。んで人間は基本他種族を嫌ってるだろ?」
「いや人によると思うけど…まぁ一般的にはそうね」
「だろ?ただ人間と好意的な関係を昔から続けている種族がいるのを知っているか?」
アヘンが聞くとテフレントは呆れたように言う
「はぁ、そんなの知ってるに決まってるじゃない。妖精族でしょ?」
「おぉ知ってた」
「いや私人間だから。知らないわけないから。」
「…そうなのか?」
「俺も知らなかったなぁ」
炎帝とデルタは知らなかったらしく感心していた
「…知らない奴もいるからざっと説明するぞ。人間は昔から魔法を使えた訳じゃねぇんだ。」
「そうなのか?」
「あぁ。実は昔とある人間が森で迷子になってな。その人間がもう死ぬってなったときにとある妖精に助けてもらったんだと。その時にその人間が過ごしたのが俺達が行こうとしてる場所のフェイルクロイツだったんだよ。」
「なるほどねぇ」
「その時に人間は妖精達が使っている魔法というものに出会ったんだ。その人間は妖精に『魔法を教えてくれ』って言ったらしい。妖精はタダで教えるわけには行かないから『ならば貴方が持っているその鋭利な物をくれ』って言ったんだと。」
「鋭利なもの?」
「まぁ多分剣だろうな。んでその人間が魔法を持って帰り人間は妖精と交流することを決めたんだ。妖精側も剣を手に入れたことで魔法が苦手な近接戦闘ができるようになったから両方いい関係を持っているんだ。それは今でも続いているらしい」
「ヘェー」
「知らなかったな」
炎帝とデルタはそんなことを言う
それを聞いてアヘンはちょっと呆れる
「いやお前らいくらなんでも知らなすぎでは?」
「だって今まで興味もなかったし」
「オレも自分のことでいっぱいいっぱいだったしな」
「いやだとしてもよ」
アヘンがため息を一つする
「…まぁそれはおいといて。なんでフェイルクロイツに行くかだったな。」
「そうよ!」
「それは…妖精がいた方が人間との交渉が(恐らく)うまくいくだろうからだ」
「…まぁそんなことだろうと思ったけど」
アヘンの言葉に知ってたと思うテフレント
「なのでフェイルクロイツに行ったらそこの王様辺りに交渉してくれって頼めばなんとかなるでしょ」
「…なるのかなぁ?」
アヘンの言葉に不安を覚えるカインだった
メガネしてるとマスクがきつい
あると思います。