アヘン達は森を抜け一向目的地に向かって歩いていた
その途中、日が沈んできたのでちょうどあった木陰で一晩を明かすことにした
「…こいついつまで寝てんの?」
よっこいしょとアヘンが背負っていたカインを下ろし、ちょうどいい大きさの石に座る
「それ寝てんのか?死んでんじゃねぇの?」
「いや息はしてるから死んでないはずだが…」
「息しながら死んでる説」
「えなにそれは…」
「大体どういうじょうきょうでそうなったのよ。まず私たちに詳しく説明してみなさいよ」
「んなこと言われてもなぁ…ただ飛んだら急に眠っただけだしなぁ…」
テフレントに聞かれたアヘンは頭をポリポリかきながら答える
「いやもっと詳しく教えなさい」
「いや詳しくって言っても…ホントにこれだけだし…」
「どういうじょうきょうで飛ぶことになったとかあるでしょ!」
「…モンスターとか植物が襲ってきたから逃げててコイツが空に飛んで逃げようとしたから俺が足に捕まって二人でふよふよしてたら急に眠りました」
「…急にだったら眠ったではなく気絶したなのでは?」
「…まぁ同じようなもんだろ」
「どこが!?」
「…あの森に眠らせてくるやつとかいるのか?」
デルタがテフレントに聞く
「うーん…私たちは襲われなかったどころかそもそもモンスターとかと出会ってないから…」
テフレントがうーんと唸りながら長考する
「…あそこの森の名前ってわかる?」
「『魔法の森』だけど?」
「『魔法の森』…『魔法の森』!?」
「おぉ見事な繰り返し」
テフレントが思わず驚愕する
「やかましい!それよりなんでそれを一番始めに言わなかったのよ!」
「へ?」
「魔法の森には強力な睡眠毒を持っている植物が自生しているのよ!そいつは敵に針を打って眠らせるの!どう考えてもそれじゃないのよ!」
「いや知らんし…てか毒なら対処方法あるんじゃないのか?」
「…一番は毒を取り除くことだけど…今毒がどの辺にあるのかもわからないし…」
「それさえわかれば何とかなるってことですね?」
「零…?」
「なら私にお任せを」
零がそう言うと手から線のような謎の機械を伸ばし横になっているカインの口に入れる
「…なにしてんの?」
「これ私の機能の一つであるカメラですね。しかしただのカメラじゃないですよ。これは毒物を発見することに特化している物です」
ゴソゴソと触手機械を動かし「おっ、」と零が声を出す
「…後は誰かがカインの口から吸いだしてその辺にぺっするだけです」
「いやそのまま出せよ」
「確実性がないんですよね。私がやると」
「なんでだよ」
「あと責任とるのが嫌なので」
「クズかな?」
「クズだな」
「クズね」
「さっさとやってくださいよ」
「…じゃあアヘンが」
「なんで?」
「お前が足に捕まったからこうなったんだぞ」
「責任とれよ!」
「…わかったよ…」
アヘンがトボトボとカインに近付く
カインの顔にアヘンが顔を近づけ口づけをした
そしてアヘンは思いっきり吸う!
毒がアヘンの口に入り、アヘンは急いで草むらに毒を吐き出した
「ペッ!ペッ!…これでいいんだろ?」
「はい。これでしばらくすれば起きるでしょう」
「…もう寝る!」
アヘンは若干キレ気味で寝転がった
はいじゃないが