異変(本編)側の主な主人公:霊夢と魔理沙
番外編・後日談・コラボの主な主人公:冴月麟
こんな感じです。
フランが霊夢に向けて、オキシジェン・デストロイヤー・レイと呼ぶ光線を口から放つ。しかし、光線は霊夢には当たらず、部屋の壁を貫通するだけであった。咲夜が時間を止めて、霊夢を移動させたからである。
「大人しくしなさい!」
霊夢は袖の爪を使用して、フランの背中を斬る。フランは背中を斬られて、其処から火花を散らすが全く怯まず、尻尾を霊夢に絡めて拘束した。そのまま霊夢からエネルギーを吸収する。
「この野郎!霊夢を放せえ!」
「落ち着いてください魔理沙さん!『エメリウム光線』!」
魔理沙がフランに向かって突撃しようとするが、橙が制して霊夢を救出する為にウルトラセブンの光線技を放つ。片腕を横向きにして胸に翳し、額の結晶から緑色の光線を放つ。フランの尻尾に向かって放たれた光線は、尻尾に当たる。光線は尻尾に当たり続けて、フランが少し熱がった。尻尾の拘束が緩んだ事を感じた霊夢は、袖の爪で尻尾を切断して脱出。尻尾を千切れて痛がるフランだったが、近くの壁で燃えてる炎に腕を翳し、その熱を吸収し尻尾を再生させた。
「博麗の巫女!白黒魔法使い!」
「私は霊夢よ。博麗霊夢」
「私は霧雨魔理沙!普通の魔法使いだぜ!」
「・・・ええっ。霊夢!魔理沙!今の私ではサポートしか出来ませんが・・・妹様を、フランお嬢様を宜しく頼むわ!」
咲夜は全身に大怪我を負い、立っているのもやっとであった。先程霊夢を避難させた時も、かなり力を振り絞ったのである。しかし、彼女達のサポート位なら出来る。
藍がトゲのミサイルを放ち、フランの全身に直撃させる。トゲは爆発しない。突き刺さるだけだ。しかし、刺さっても貫通はしない。しかし、怯んで時間稼ぎにはなった。
レミリアが怯んだフランの前に立ち、パンチを繰り出してフランの胸元に当て続ける。フランはレミリアの放つ拳の連打によって後退するが、フランは掌に魔法陣を展開して、赤い魔弾を連続して放ち続けた。レミリアは魔弾を全て避けていき、フランの胸の中央に飛び膝蹴りを食らわせる。フランは角からミクロオキシゲンという万物を分解し破壊する微小化した酸素を用いて作ったエネルギーの刃『ヴァリアブル・スライサー』を放ち、レミリアの胴体を貫通し斜めに切断する。レミリアは胸から上が横にズレるが、パチュリーが力を送り、レミリアの体が元に戻って再生する。そして、レミリアは赤い電光と光を纏ったレミリアの身長の二倍もある長い槍を空中から出して手に取った。フランも長い棒のような物を空中から取り出して手に持ち、赤黒い炎を纏って剣のような形に変える。
「『エラーガ・ザ・グングニル』」
「『オキシジェン・デストロイヤー・レーヴァテイン』」
レミリアは槍をフランに向けて投げ飛ばし、フランは剣を振り下ろして、お互いの武器がぶつかり合った瞬間、大爆発が起きる。紅魔館の屋根が全て吹き飛び、屋根や大きな時計がバラバラになって湖に落ちて沈んでいく。しかし、レミリアは元の姿に戻っている。槍が変形してレミリアが怪獣化したような姿となっている。それだけでなく、レミリアの槍攻撃に合わせてフランの剣が変化していくのだ。それを見た魔理沙はなにかを察して、霊夢にある提案をする。
「霊夢!私達も加勢するぜ!」
「でも彼奴、炎や熱は逆効果よ!?」
「私等の攻撃を合わせるんだよ!合体攻撃だぜ!即興だが出来るな?」
「それ、まだやった事・・・ああっ、もう!やってやるわよ!失敗しても魔理沙のせいにしてやるわ!」
「分かってるよ!このままじゃレミリアが負ける!私達で援護するんだ!」
霊夢は喉元にある『プラズマ・チャンバー』にエネルギーを溜めていき、魔理沙は背中の背鰭から電光を放って全身を包む。そして、霊夢は魔理沙の『ミニ八掛炉』を彼女と一緒に持って、顔の前に持ってくる。そして、霊夢と魔理沙はミニ八掛炉にチャージした分のエネルギーを集めていき、二人の力を合わせた合体技を解き放つ。
「「『ハイ・プラズマ・スパーク』!!」」
魔理沙の熱線と霊夢の火球が合わさったプラズマ熱線が、魔理沙のミニ八掛炉から放たれる。プラズマ熱線はフランの横腹に直撃し、彼女の体を貫通する。
「あぐがあああああああああああああああああああああああああ!!!!生意気な!!生意気なあああああああああああああ!!!!」
フランは始めこそダメージを受けて、全身がボロボロに崩れ落ちようとしていたが、ダメージを受けながら熱線を利用して体に吸収していく。
「・・・や、ヤベ!もう、エネルギーが・・・」
「魔理沙!わた・・・しが・・・かは・・・」
しかし、合体攻撃でかなりのエネルギーを使った霊夢と魔理沙。本当の切り札を使ってないとはいえ、全力を出した攻撃を放った事で、エネルギーを使い果たしたのだ。
二人はその場に倒れてしまう。魔理沙は仰向けに、霊夢はうつ伏せに倒れてしまう。
合体攻撃が収まり、フランは笑う。体はとっくに再生して元に戻っており、更に姿も禍々しい物に変わっていく。髪の色は血のように赤く染まり、剣もより禍々しい形状へ変化していた。
「ハァ・・・ハァ・・・フゥ・・・フゥ・・・フハハハハハ・・・・ごめんなさいごめんなさい・・・ごめんなさい・・・・・・まだ戦おう・・・戦おう・・・」
フランは覚醒してはいたが、明らかに体が激しく揺れていた。デストロイアがいくら無敵に近い能力を持ってても、フランはそうではなかった。フラン自身の肉体が、デストロイアの進化速度に追い付けていないのだ。フランは、進化と覚醒を繰り返しながら弱体化しているという矛盾に掛かっていた。しかし、それでも体から溢れ出てくる力により暴走が続く。
霊夢とは前のめりに倒れ、魔理沙は仰向けに倒れて息が上がっている。二人は体を思うように動かせなかった。
「パチェ・・・パチェ!?」
「かっは・・・レミィ・・・ごめんなさい・・・足が、潰れちゃった・・・・・・」
「パチェ・・・そんな・・・魔法で治せるんでしょ!?」
「・・・無理よ。この足は・・・魔法ではもう治せないわ・・・」
「・・・ごめんなさい。私、フランも止められず、親友にもこんな辛い思いをさせて・・・」
「・・・大丈夫よ。私だって、覚悟をして此処に来たんだもの」
レミリアは無傷のままだが、パチュリーが大きな瓦礫に下半身を挟まれて動けない様子を見て動揺する。すぐにパチュリーを助ける為に、瓦礫を掴んで持ち上げる。
パチュリーはレミリアに言われなくても既に治癒魔法を掛けているが、やはり治らなかった。治せない理由は、単に足が手遅れな程の重症を負っているからだ。具体的に言えば、足が太股を含めて骨もろとも潰れて、痛覚すら麻痺する程に見るも無惨な、グロテスクという言葉が似合う程になっていた。
「藍様!」
「くっ!私がやるしかないか!」
「ハァ・・・ハァ・・・もっとがっ!?」
橙と藍が霊夢と魔理沙を守るように立ち、フランが剣を掲げた。その瞬間、フランの全身が青白い光線に包み込まれた。全員が上を向いた瞬間に、誰の仕業なのか理解した。上空には、機龍の姿となったチルノが、お腹の超兵器から超低温レーザーを放っていたのだった。
そしてフランは、チルノの超低温レーザーによって止められた。しかし、完全に凍らされた訳ではなく、肉体が一部凍っただけで他は無事である。フランは安堵の表情を浮かべながら前のめりに倒れて、禍々しい姿から元の服装や姿に戻ったのだった。
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この日、幻想郷を覆い尽くそうとした赤い霧が消えた。異変の主犯である吸血鬼レミリア・スカーレットが降伏したのだ。
紅魔館は吹き飛び、住人達は完全に直るまでの間は人里でお世話になるようだ。
紅魔館組はお詫びとして、紅魔館が完全に直るまでの間に人里で奉仕活動をする事にした。
レミリアとパチュリーは寺子屋で期間限定とはいえ教師を務めた。足を切断して車椅子生活を送る事になったパチュリーと、車椅子に乗るパチュリーをサポートするレミリアは、魔法学や歴史を教えた。二人の教え方が子供達には評判が良く、教師を務める半妖が落ち込んでいたのだった。パチュリーは足を治す術式が完成するまでの間は車椅子生活を送る事になったが、レミリアやこあ、咲夜や美鈴、フランにメイド妖精達やホフゴブリン達のサポートもあって、生活は決して苦ではなかった。
美鈴と咲夜は定食屋で働いた。咲夜と美鈴が振る舞うフレンチ料理と中華料理が好評となり、二人が働いた定食屋は人里でも名店となったのだった。
こあはパチュリーの元で司書を行いつつ、ダーク・ゾーンを使った宅配サービスや運搬業を副業とした。こあが優秀な使い魔である為に、色んな職業においても優秀さを発揮したのである。
フランは寺子屋で学ぶ事にした。チルノの攻撃を受けた後、気が付いた時には暴走は収まり、怪獣デストロイアの力をコントロール出来るようになったらしい。暴走していた少女とは思えない程に無邪気で人懐っこい性格をしていたフランは、姉達に迷惑を掛けた事に罪悪感を抱いていた。其処でレミリアやパチュリーの計らいで、寺子屋で色々と学ぶ事にしたのだ。色々な事を学べるだけでなく、様々な友達も増えて、フランはとても幸せそうな顔をしていた。
妖精メイドやホフゴブリン達はレミリア達の元で働きながら、人里の様々なお店でアルバイトをしている。怪獣の力を得たという事もあって、とても優秀な彼等の働きには、人里の店の住人は非常に助かったようだ。
更に、人里で奉仕活動を行うレミリア達は、外の世界で迫害されている魔女や吸血鬼達の移住を藍や橙に頼みこむ。二人は暫く考えた後、自分達の主である紫に頼みに向かった。数時間後に二人は戻ってきて、彼等の移住の許可が取れた事を報告した。レミリアやフラン以外の吸血鬼達、パチュリー以外の魔女達も幻想郷に来て、共に人里で職を持って平穏に過ごせる機会を得たのだった。
そして、博麗神社でかなり遅れたとはいえ、赤い霧の異変である『紅霧異変』解決の宴会を開く事に。異変を起こした側である紅魔館のメンバーも出席する事に。主に沢山の妖怪達が来るのだが、今回は妖怪だけでなく人間も多く出席していた。理由としては、人里での紅魔館組の奉仕活動によって人望が上がったからである。
そして、
博麗神社に続く階段を登る金髪で赤いリボンを頭に着けて、二胡を紐で吊るして肩に掲げた少女である。少女は多くの人妖が集まった博麗神社を見て、口元に笑みを浮かべる。
「・・・全く、退屈しないよね~。僕達の幻想郷は」
デストロイアを宿したフランが、霊夢と魔理沙の合体技でダメージを受けた理由?デストロイア戦でバーニングゴジラの攻撃で、デストロイアが何故ダメージ受けたのか?それと同じですよ。単に熱量が強すぎたって考えれば良いんですよ。吸収しきれない程の攻撃を受けてやられるなんて、よくありますよね?
麟を僕っ娘にした理由?個性です。いや正確には、彼女に個性を付ける為です。
麟の登場の仕方は、アニメ『とある科学の超電磁砲S』の第一話を参照。
新技集
『エラーガ・ザ・グングニル』
レミリアの扱う技。グングニルに自分の宿したエラーガを宿らせる。但し此を使うと、グングニルはパチュリーがやられない限り無限に強くなるが、レミリアは元の姿に戻ってパチュリーの恩恵を受けられなくなる。技を解除すればエラーガはレミリアの中に戻る。その間に受けた強化状態は、レミリアに受け継がれる。
『オキシジェン・デストロイヤー・レーヴァテイン』
フランの扱う技。オキシジェン・デストロイヤー・レイをレーヴァテインに込めて、圧倒的破壊力を生み出す。本当の意味で万物を破壊し尽くしてしまう。更にデストロイアの力も加わってる為、相手の攻撃や能力に合わせて進化していく。但し、強い冷気に弱く、冷気による攻撃だけは進化が出来ない。
『ハイ・プラズマ・スパーク』
霊夢と魔理沙の合体技。霊夢のハイ・プラズマと魔理沙の熱線を合わせ、更にマスタースパークを合わせた合体熱線であり、万物を貫通し破壊する威力を持つ。燃費は悪く、エネルギー切れと疲労で倒れてしまう。
『3式絶対零度砲(アブソリュート・フリーズ)』
チルノの使用する技。チルノの『パーフェクトフリーズ』と機龍の『3式絶対零度砲(アブソリュート・ゼロ)』を掛け合わせた切り札。万物を一瞬にして凍らせる程に強力であり、凍った後は指先で少し突くだけで一瞬にして氷の粒々で出来た山を形成する程に崩れ落ちる。凍った物がどんな性質であろうと例外は無い。幻想郷の上位の実力者であっても迂闊に喰らえば即死の可能性すらある。体が高温なら尚更効きやすい。怪獣を宿した幻想郷少女達の数少ない天敵の一つである。