後、サブタイトルもどんな内容なのか分かりやすくする為にタイトルを加えてみたいと思います。
博麗神社で、とある話し合いが行われていた。神奈子に守矢神社への立ち入りを禁止された諏訪子は、博麗神社で霊夢と共に暫く暮らしていたが、此処で諏訪子は霊夢にある事を話した。
諏訪子「霊夢。博麗神社に参拝客があまり来ないのを気にしてるんだよね?」
霊夢「そうね。最近は来る事もあるけど、それでも少ない方よ。まあ妖怪も沢山来る妖怪神社と呼ばれてるから、文句は無いんだけど」
諏訪子「それもあるけどさ。参拝客があんまり来ない理由としては寧ろ少ないんだよ。モンスターバトルがあるなら、尚更だよ」
霊夢「どういう事よ?」
諏訪子「・・・ハァ、それでも巫女なの?まあ三つ位簡単に言うね。一つ、人里からかなりって訳じゃないけど距離がある。二つ、バリアフリーが成ってない。三つは神社への道に何の対策もされてない」
霊夢「距離にバリアフリーに対策・・・あっ」
霊夢は気付く。此までの博麗の巫女がやってこなかった或いはやらないよう命じられていたのかは不明だが、博麗神社に行ける道は、とてもではないが困難である事に気付いた。
諏訪子「やっと気付いたんだ。そう。博麗神社は外との境界線上に重なった所にある丘の上に建ってる。此の立地のお陰で、博麗の巫女は博麗大結界を弄って、外の世界から迷い込んだ者を外の世界へ返す事が出来る。この立地を直せとは言わないよ?でもね、階段の数もそうだけど、飛べたり体力のある人とかなら問題無いけど、人里に住む人達の大半はそうじゃない。そしてバリアフリーが無いってのは、階段の幅が狭すぎて一般人が転べば怪我をするか最悪死ぬんだよ。更に、距離がありすぎて小型とはいえ怪獣を宿した自然界の頂点捕食者である妖精達や、人間を襲う妖怪や獣への対策が取れてない。此れじゃあ行けるのは屈強な奴等だけだよ。仮に通ったとしても途中で休んだりへばったりしたら、妖精や妖怪に襲われてお仕舞いだよ」
霊夢は、諏訪子の説明に納得した。確かに言われてみれば、博麗神社に続く道は開けた道だ。いくら博麗の巫女が居る神社に続くと言っても、巫女が常に行ける訳ではない。
諏訪子「後さ。神社に色々と差し入れ貰ってるけど、折角だから霊夢も開墾とかやらない?私の力なら、一瞬で畑を創造出来るよ?一ヶ月の間だけど、畑作りで良い作物が育つようにしてあげる。あっ、でもその後は自分で管理してね。たまに遊びに来て上げるけど、畑サボってたらすぐに壊すからね」
霊夢「分かったわ。でも一ヶ月は宜しく頼むわ。でもそれはそれとして、参拝客とお賽銭増やす方法は、要するにどうすれば良いの?距離があるし妖精や妖怪に襲われると言っても、野生の動物と違って柵なんか仕掛けた所で何の意味も無いわよ?」
諏訪子「その通り。其処で諏訪子ちゃんに考えがあるのだよ。ほら、博麗神社に守矢神社の分社を置いたでしょ?」
霊夢「ええっ。あの、イリスや変な鎧の怪物を御神体に置いた、あの分社よね?」
分社とは、総本社の御神体を別の場所で祀る時、その神霊を分けた『分霊』を祀る小さな神社の事を言う。博麗神社には神奈子との交渉の末に、モンスターXとイリスを模した御神体を祀った分社が博麗神社の境内に置かれたのである。此れにより、守矢神社が会得した信仰を博麗神社に分け与える事が出来るのだ。
諏訪子「あれを模して、賽銭箱を配置した分社を人里の各所に配置するんだよ。人通りの多い所に配置すれば参拝客も増えるし、お賽銭も手に入る。博麗神社に祀られてる龍神もきっと、喜んで受け入れてくれるよ」
霊夢「確かにそれは良いかも!ありがとう諏訪子!」
諏訪子「仮にも神社に住まわせて貰ってるからね。それと、霊夢って札を作れる?二つ札を作って欲しいんだ」
霊夢「良いけど?」
その後霊夢は、諏訪子の言う通りにしながら札を二つ作成した。一つは『洩矢之加護』と書かれ、もう一つには『博麗神社之賽銭箱行』と書かれている。
諏訪子「じゃあ私の力を込めるね。えい!」
諏訪子は二つの札に自分の力を込めた。
諏訪子「一つは私の加護。今の私は冴月ちゃんの祈りのお陰で全盛期より力は強くなったし、イリスを制御出来たお陰で肉体も持てた。だから私が死なない限り札の加護で賽銭箱は盗めないし、私が許可した相手でなければ賽銭箱に触れないようにする。私が許可した相手以外が触れば、忽ち呪われて賽銭箱に有り金全部捧げちゃう加護が掛かるよ。二つ目は賽銭箱の底に貼ってね。底に貼れば、賽銭箱に入ったお金が博麗神社総本社の賽銭箱に転移するようにしたからね。此も私が死なない限り永遠に続くよ。最も、私は信仰があれば何度でも復活出来るけどね」
霊夢「ありがとう諏訪子!神奈子さんの許可があれば此処に居て良いのにぃ!!」
諏訪子「がめついなぁ・・・でも、霊夢には幸せになってほしいからね♥️君が私にキスして助けてくれたんだからね♥️」
霊夢「あれは・・・まあ・・・アンタは私にキスしたんだし・・・怪獣に意志を乗っ取られてるのを見てたらほっとける訳無いじゃない/////」
諏訪子「ありがとう、霊夢♥️」ナデナデ
霊夢「むぅ・・・へへへ//////」
頭を撫でられて、満更でもない霊夢。
霊夢「でも分社かぁ。誰かに手伝って貰おうかしら?事情も説明した方が良いわよね?」
諏訪子「大丈夫だよ。霊夢が賛同してもしなくても、人里の有力者達や、霊夢と親しい人達にも話を通しておいたから」
霊夢「準備が早いわね。あっ。それなら私からお願いがあるんだけど、良いかしら?諏訪子って土や岩石に関する事なら何でも出来るのよね?」
諏訪子「宝石は作らないよ?」
霊夢「うっ・・・そっちじゃないわよ!私が諏訪子にやってほしいのは────」
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麟「───成る程。それで分社にこの像を祀ったんだね」
霊夢「ええっ。龍神様だけじゃなくてガメラさんの像も祀りたかったのよ。諏訪子に頼んでガメラさんの像を創って貰ったのよ。総本社じゃ龍神様の許可が降りないけど、分社に設置するのは良いんだって」
霊夢と麟は、人里に出来た博麗神社の分社の様子を見に来ていた。諏訪子の言う通り、参拝客は見事に増えており、お賽銭も賽銭箱に沢山入っていく。
麟「人通りの多い箇所に多く設置すれば、足腰の弱いお年寄りや、体力のまだ無い子供達も安心して参拝出来るね。今も、高齢者や子供も参拝しに来てるね。良かったじゃん霊夢。参拝客も増えるし、お金も入るし、後、諏訪子さんが畑を創ってくれるんでしょ?霊夢もそれなりに自給自足が出来そうじゃん」
霊夢「畑は諏訪子から教わるし、お金は貯めとくわ。残りのお金で諏訪子にご馳走しないとね」
麟「その方が良いよ。きっと龍神様やガメラも、霊夢の頑張りを認めているよ」
霊夢「そうね」
霊夢も満足である。
後に紫にも事情は知れ渡るが、今までやらなかった博麗神社改善計画に賛同した。それと同時に、何故自分がこの方法を思い付かなかったのかを後悔した。
そして博麗神社で、霊夢は諏訪子にご馳走した。
霊夢「麟から貰った海の魚で鍋を作ったのよ。アリスや魔理沙、紫と藍も呼んだし、皆で海鮮鍋を食べましょう」
諏訪子「おおっ!プチ宴会だね!今夜はご馳走にしようじゃないか!」
今日の博麗神社は平和であった。