東方怪獣娘ー怪獣を宿す幻想少女達ー   作:ちいさな魔女

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OP:『月に叢雲華に風(幽閉サテライト)』


地霊殿編
第125話


冬が訪れ、雪が少しずつ降り積もってきた。

 

霊夢は長袖の巫女服を身に付け、肌寒い風が吹く中で座禅を空中で組んでいた。首にマフラーを巻いており、弱い風で揺れている。頭には雪は一切被らず、見えない何かによって雪が反れていく。

 

「後少しで冬ね。実った作物を溜め込んでおかないと」

 

座禅を終えた霊夢は畑に向かった後、農作物を採取して籠に取り込んでいく。籠に大量の野菜や米を詰め込んで、蔵に保管しようとした。

 

そんな時だった。

 

突然、近くの森で噴水が発生した。火山の噴火と思える程の圧倒的な噴水を見て、霊夢は驚きのあまりその場で転けた。

 

「う、嘘でしょ!?」

 

霊夢は目を疑った。何故神社の近くで噴水が発生したのか。そして、霊夢は噴水の一部を浴びて、それが水ではないと理解する。

 

「此って・・・温泉じゃない!!」

 

霊夢はお湯を浴びて、それが間欠泉であると理解し、大いに喜んだ。冬の時期において、温泉が沸き上がるというのはありがたい事なのだ。冬の寒さを凌いでくれるだけでなく、人間妖怪問わずに疲れを癒す温泉が近くに噴き出したのは、霊夢にとっても喜ばしい事なのだ。

 

「早速幻想郷中に宣伝しなくちゃ!さあ忙しくなるわよ!!」

 

霊夢は神社に一度戻り、温泉が沸いた事を宣伝する巻物の作成に取り掛かる。人里に設置した分社と賽銭箱からの信仰や給金だけでなく、温泉営業による収入も得られると踏んだのだ。

 

冬場に温泉に浸かりたい者は多い。冬でなくても、温泉が嫌いな者は居ない筈だ。

 

しかし、霊夢は気付かなかった。この先温泉と共に、地底に潜む凶悪な妖怪、怪獣達が、地上へ姿を現す事になるという事を。

 

──────────────────────

 

「いや~まさか温泉が沸くなんてな!しかも気持ち良いぜ!」

 

「本当よ。私も驚いてるんだから」

 

霊夢は魔理沙と共に温泉に浸かった。浸かるだけで疲れが取れて癒されると聞き、多くの人妖が入りに来た。

 

この温泉は『博麗温泉』と名付けられ、多くの人妖が訪れた。

 

「あーうー。神様行使しておいて自分だけ寛ぐなんて、そんなの許さないよー?♥️」

 

「きゃっ!?ちょっ、何処触ってるのよ諏訪子!////」

 

諏訪子が裸の霊夢の背後にお湯の中から忍び寄り、現れると同時に彼女の胸を背後から鷲掴みにする。

 

温泉として形になっているのは、霊夢が諏訪子に頼んで構築してもらったお陰だ。

 

「うふふ♥️霊夢と諏訪子の身体も中々素敵よ♥️なんなら二人纏めて食べちゃおうかしら?♥️」

 

「きゃっ!も、もう・・・輝夜のエッチ!////」

 

「あっ、私の尻!触れるなぁ!////」

 

輝夜も入りに来ていた。輝夜は霊夢のお腹を優しく抱き締め、諏訪子のお尻を掴む。更に輝夜は、八雲藍を見掛けると彼女の元へ手を鷲掴みにするように動かしながら近寄る。

 

「貴女も良い身体ね♥️胸の揉ませて♥️お腹を抱かせて♥️お尻も触らせて♥️」

 

「ひっ!?く、来るなぁ!?//////」

 

藍は逃げようとするが、橙が藍を抱き締めて救出した。

 

「やめてください!!藍しゃまの身体は誰にも渡しません!!////」

 

「ち、橙・・・」

 

「あら可愛い♥️藍と言ったかしら?良いパートナーが居るじゃない♥️でも私は何時でも歓迎するわよ♥️」

 

輝夜は次のターゲットを、影狼やわかさぎ姫に向ける。

 

「狼女に人魚姫♥️身体も爆乳でスタイル良いわね♥️頂きまーす♥️」

 

「ちょっ!?何で私達!?霊夢止めてよぉ////」

 

影狼がわかさぎ姫と胸を押し合う程に抱き合いながら、霊夢に助けを求める。

 

「もう輝夜!私の身体を今此処で好きにして良いから、浮気なんか許さないわよ!/////」

 

「あら?色んな人妖に見られるわよ♥️私達の痴体♥️」

 

「良いの!♥️どうせ此処に居る奴は皆それ知ってるんだから!!////」

 

「じゃあ羞恥プレイ♥️やっちゃうわよ♥️」

 

「は、早くしなさいよ♥️」

 

そして、輝夜は霊夢にキスをした。

 

「あーうー♥️抜け駆け禁止!!♥️私も見られたって構わないんだから!!♥️」

 

「輝夜さんと諏訪子さんだけ狡いです!私達もヤりたいです!!」

 

「ムムゥ♥️私が霊夢を気持ちよく出来るのだー!♥️私の触手で霊夢を気持ちよくしてあげるのだー!♥️」

 

諏訪子やこあも参戦した。ルーミアは怪獣娘形態となり、ガタノゾーアの触手で霊夢の身体を捕らえる。

 

「おいおい・・・此処でやるなら他所でやれよ。見てる此方が恥ずかしいぜ/////」

 

「ムゥゥゥ・・・・霊夢の馬鹿・・・////////」

 

アリスは口元まで温泉に浸かり、息を吐いて口元で泡を形成する。その目は霊夢を睨んでおり、かなり嫉妬に満ちている。

 

「アリスは参加しないのか?」

 

「にゃっ!?な、何でよ!?////」

 

「なんかアリスだけは霊夢とエッチしてないなって思ってな」

 

「や、やるわけ無いでしょ!?まだ、キスもしたこと無いのにそんな・・・大胆な////」

 

アリスは両手の人差し指の先を何度も重ね、温まっただけでは無い程に顔を真っ赤に染めていた。

 

「・・・ならアリス。霊夢はお前とも・・・まあ、其処でやってる事をしたいんだよ///ま、まあ香霖にそんな事も出来ない私が言えた事じゃないけどな////」

 

「・・・でも、どうすれば良いのか・・・////」

 

「魔法使いだろ?何事も挑戦だぜ?」

 

「・・・そうね。幼い頃も、よくお母さんに『何事も初めてはあるのよ』って言われてたわね。私、まだ緊張はしてるけど・・・行ってくるわね///」

 

「おう、頑張れよ!」

 

「魔理沙も、店主さんとそういうの、出来れば良いわね♥️」

 

「うっ・・・」

 

そして、先程輝夜に襲われ掛けた影狼とわかさぎ姫。影狼は脱いでいたが、わかさぎ姫は服を着たままだ。勿論霊夢の許可を得ている。

 

「いや~危なかったわね影狼ちゃん///」

 

「本当よ~姫の身体は私の物なのに♥️」

 

「影狼ちゃん、だけじゃないわよ♥️」

 

すると、わかさぎ姫に抱き着くもう一人の少女。

 

「わ、私も、姫が好きだ!影狼だけに独占させるか!///」

 

「あっ、蛮奇ちゃん♥️じゃあ二人で姫の身体、美味しく頂いちゃお♥️」

 

「キャー性的に食べられちゃう♥️」

 

「「頂きまーす♥️/い、頂きます/////」」

 

草の根ネットワーク、淫らになる。

 

しかし、温泉に来た者全てが淫らになる訳ではない。

 

「もう、温泉だからゆっくりしたいのに////」

 

麟も風呂に浸かっていた。隣には、萃香やフラン、朱鷺子に大妖精も座っており、全員肩まで浸かっている。

 

「まあそう言うなよ麟~♥️それより一緒に飲まないか?」

 

「うん」

 

すると、フランが麟の胸に顔を埋めながら抱き着いてきた。

 

「わぁ~い♥️麟先生おっぱい大きい♥️」

 

「本当だよねぇ。麟と霊夢、二人とも同じ大きさだよなぁ。Dカップだっけ?」

 

「ひゃっ!?もうフランちゃんに朱鷺子ちゃん、触らないでよ!///」

 

麟は離れようとするが、フランが背中に手を回してるせいで離れる事が出来ない。

 

「むぅ!おい、私も抱かせろ!」

 

萃香が麟の顔に抱き着く。麟は萃香のお腹と小さな胸の間に顔を埋められ、顔を赤く染めた。

 

(麟さん、ホントに綺麗な身体・・・見てると本当に欲しくなっちゃう/////)

 

大妖精も麟の身体を見ていた。女性らしく、しかし若々しさ溢れる麟の裸を見て、顔を赤く染めながらも眺めていた。

 

「皆まで・・・僕よりずっと良い人は居るよ。その人と恋人になった方が良いよ////」

 

しかし、麟を好いている者達からの答えを聞いて、麟は益々戸惑ってしまう。

 

「嫌だよ。私も最近家事を覚えたし、何より麟と毎日飲みたいんだ。結婚するなら麟が良い♥️」

 

「そうだよ♥️!麟先生とじゃなきゃ結婚したくないもん♥️!咲夜やお姉様からお嫁さんになる為に必要な事を教えて貰ってるもん♥️!私は麟先生のお嫁さんになりたい♥️!」

 

「いや私は・・・えっと・・・まあ麟は良い女だと思うよ。多分幻想郷でも中々見ないから、嫁にしたらきっと良い妻になるよ//////」

 

萃香とフランは躊躇い無かったが、朱鷺子は両手の人差し指を合わせて答えを濁す。

 

そして、ミスティアや響子も麟を見ていた。

 

「・・・ねえミスチーちゃん」

 

「何?響子」

 

「私達だって、強くなる為に鍛えてきたよね?」

 

「ええっ。でも、私達はこの人達に及ばないわ」

 

そして、大妖精も交ざる。そして、三人はそれぞれ手を握りながら、麟を見つめながら彼女に聴こえない程度に叫ぶ。

 

「「「私達も、麟さんが好き!」」」

 

こうしてイチャラブな世界となりつつも、博麗温泉は大盛況であった。

 

しかし、光ある所に影あり。

 

温泉と共に、ある存在が地上へ侵出していた。霊夢達はまだ、その事に気付いていない。




ED:『Doubt&Trust(紺碧studio)』
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