王様ゲームが終了し、魔理沙と麟の罰ゲームが最初に行われる事になった。
朝の6時頃に、魔理沙と麟は博麗神社の境内にやって来て、掃き掃除をしていた霊夢と出会う。二人は巫女服を身に付けている。麟は無難な巫女服を身に付けており、魔理沙は同じ服装ではあるが白黒をメインとした巫女服であった。
霊夢「じゃあ二人とも、巫女として此から宜しく頼むわ」
魔理沙「ああっ!宜しくな、霊夢!」
麟「巫女かぁ。まさか此処で僕がやるとは思わなかったなぁ。此から宜しくね」
霊夢「ええっ。じゃあ先ずは早朝の日課で掃除をするわよ。クリスマスも近いし二人も居るから、今回は時間を掛けてやるわ」
そして、博麗神社の日課が始まった。何時も繰り返してる訳ではないが、基本的な霊夢のルーティンが明かされる場面でもあった。
午前6時。
魔理沙「雑巾掛けなんて久々にやったが、かなり体力使うな!」
麟「魔理沙の家は洋風だからね。縁側を雑巾掛けする機会もあまり無かったよね」
霊夢「雑巾掛けが終わったら、境内の掃き掃除よ」
神社の雑巾掛けと境内の掃き掃除、そして鳥居や屋根の手入れを行う。
午前7時。
朝食の時間。霊夢の3食は基本野菜がメインである。卵や肉は時々使う程度だが、今回は二人が来るとの事で卵を購入し、卵焼きを作った霊夢。
魔理沙「おおっ!美味い!霊夢の卵焼き美味いな!」
麟「やっぱり霊夢は料理上手いね!それに野菜も、新鮮で食べ応えがあるよ!」
霊夢「諏訪子が作ってくれた畑だから、大切に手入れしてるわ。朝食を食べ終わったら、片付けの後に畑の点検と収穫を行うわよ」
今回は魔理沙と麟の為に卵を奮発した為、白飯と野菜添えの卵焼き、そして人参の澄まし汁である。
午前8時。
畑の手入れと収穫を行う。収穫出来るのは主に野菜であり、リンゴやミカン等の果物も稀に実る。諏訪子が用意した畑は種を植えて真剣に育てれば、新鮮で美味しい野菜や稀に果物が収穫出来る。流石は神の力である。
魔理沙「おっ、ミミズが居るな」
霊夢「ミミズが居るでしょ?ミミズが住めるように腐葉土使って畑に蒔いてるから、彼等が畑を良くしてくれるのよ」
麟「農薬を使わないで、ミミズと腐葉土で上手くやる畑かぁ。だからあんなに野菜が美味しいんだね」
霊夢「土竜が一番の敵だけど、畑にはミミズ以外の野生動物を通さない結界を張ってあるわ。人間や妖怪は入れるけど、私の許可無く作物を盗もうとすれば私が感知出来るし、結界の効果でその場で深い眠りに落とすわよ」
魔理沙「そりゃえげつないな。盗む奴なんて居ないだろう」
麟「おっ!抜けた!」
麟が畑から大根を引き抜いた。長くて太い大根を見て、魔理沙驚愕。
魔理沙「デカッ!?」
霊夢「ほら、トマトも収穫するわよ。今日の分を収穫したら、種を植えて水やりもするわよ」
他にも畑を維持する為に工夫してるが、三時間掛けて畑の手入れを行う霊夢達であった。そして、収穫した作物や稀に手に入る果物は、蔵に保管していった霊夢達であった。
午前11時。
特に何も無いが、昼御飯までの間に修行を行う事に。普段は座禅を空中に浮きながら行っており、瞑想を行って集中力を鍛えている。しかし、今回は麟と魔理沙も居る為、今回はモンスターバトルも交えた組み手という形になる。
霊夢と麟が手始めに手合わせを行う。お互いの身体能力や格闘技術、そして武術を出し合い、手合わせの範疇となるようにそれぞれが宿す怪獣の力を使わず、そして怪我をしない程度に手合わせを行う。そうでなければ、昼食を作る体力が無くなってしまうからだ。
魔理沙「霊夢も麟も強くなったな。私も、ポセイドンの力を上手く使ってやるぜ!霊夢にはあれから何度もモンスターバトルをやって私がリードしてるけど、私だって頑張って強くなるからな!モタモタしてたら置いてくぜ!」
魔理沙は、永夜異変で霊夢に勝ってから、時々霊夢とモンスターバトルを行っている。結果は魔理沙の勝率が高い。霊夢も勝つ時はあるが、魔理沙が若干勝率が高いのだ。
麟は未だに、霊夢や魔理沙にモンスターバトルを挑んだ事は無かった。修行目的の手合わせは何度かあったが、本格的に挑んだ事は無い。麟もそれなりに強いのだが、霊夢や魔理沙には経験で負ける。挑めば負けるのは麟自身も解っていた。
麟「ハッ!」
霊夢「っ!強くなったわね麟!でも、私だって幻想郷を背負う巫女として、負ける訳には行かないのよ!」
麟「ぐっ!流石は霊夢!」
そして、審判として二人の組み手を見ていた魔理沙の隣に、ある二人が現れた。意外な組み合わせであるが、二人は気にせず魔理沙に話し掛ける。
ぬらりひょん「おおっ、やっとるのう。麟も強くなったわい」
早苗「そうですね!麟も霊夢も、ホントに強くなってますね!私も負けてられません!」
魔理沙「おっ!ぬらりひょんに早苗じゃんか!」
早苗「久し振りね魔理沙。ふふっ、似合ってるわよその巫女服」
魔理沙「サンキュー!香霖お手製の巫女服だぜ!」
ぬらりひょん「香霖?ああっ、お主は昔から霖之助をそう呼んでおったのう。お主は小さかったから覚えておらんかもしれんが、ワシも見てたわい」
魔理沙「えっ!?ま、マジかよ!?」
ぬらりひょん「マジじゃよ。しかし霖之助の服を随分気に入っておるそうじゃな。お主、霖之助に恋しとるな?」
ぬらりひょんの顔が悪い顔になる。
早苗(うわあ・・・悪い顔ね)
魔理沙「わ、悪いのかよ!」
ぬらりひょん「ハッハッハッハッハッ!」
そして、手合わせが終わり、今度は霊夢と魔理沙との手合わせとなる。麟が審判となり、二人の組み手を見守りながらぬらりひょんや早苗と話をする。
そして、再び交代して、霊夢が審判となって麟と魔理沙の組み手を見守る。
そして午後12時となり、ぬらりひょんや早苗も混ざって昼食に入るのだった。
ぬらりひょんと早苗は昼食を済ませた後、それぞれ帰路に着いた。ぬらりひょんは紫の元へ赴き、地上と地底の友好条約を結びに向かう。早苗は守矢神社に戻り、諏訪子や神奈子の信仰集めと家事の手伝いに入るのだった。
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午後13時。
温泉宿『博麗温泉』の様子を見に行く。その次いでに温泉に浸かる。
霊夢「おっ、経営は上々ね」
魔理沙「冬だからな。温泉に浸かれるのは人間妖怪問わず嬉しいんだろうぜ」
麟「アリスさんは居るかな?おっ?」
麟はカウンターで客の受付を行うアリスと、彼女の人形である上海と蓬莱の姿を見た。上海と蓬莱は、それぞれ銀色の甲冑を身に付け、背中には銀の翼を搭載している。アリスがナノメタルで強化した為だ。
人間の男女の受け付けを終えたアリスは、霊夢達の姿を見て三人を呼び掛けた。
アリス「いらっしゃい。博麗温泉は冬のお陰で経営は鰻登りよ。貴女達も温泉に入りに来たのかしら?」
普段はこんな時間から風呂に入らないのだが、今回は別だ。
霊夢「普段なら夜の8時に入るけど、今回は特別よ。私達も風呂に入るわ。アリス、お願いね」
アリス「貴女の温泉宿なんだし、お金は大丈夫よ」
霊夢「駄目よ。経営なんだから、例え私の経営してる温泉宿だとしても、私だけ無料なんてそんなのやらせるわけ無いでしょ?良い?」
アリス「わ、分かったわよ・・・」
霊夢「なら良し」
アリスは霊夢に接近されて、思わずタジタジしてしまった。
そして、霊夢達は温泉に浸かって、気分もスッキリしたのだった。
午後14時。
午後の修行の始まり。適度の休憩を挟みつつ、夕食までの間にトレーニングを行う。休みは紫や藍に指摘されてから取り入れたのだが。
トレーニング内容は基本的な筋トレだ。腕立て伏せや上体起こし、スクワットにストレッチといった基本的な筋トレがメインだ。それを一時間もやった後、今度は先程と同じく手合わせを行う。
そして、18時に夕食を食べる。野菜メインの料理が中心であり、二人は野菜でお腹が満たされるという何とも不思議な体験をしたのだった。
19時。風呂に入る。
20時。賽銭箱の様子を確かめる。三人が賽銭箱を見ると、分社の賽銭箱から転移してきたお金が沢山入っていた。
魔理沙「そういや霊夢、何でこんなにお金貯まってんのにまだ集めようとしてんだ?お金あるならそれなりに贅沢出来るだろ?」
霊夢「あまり使ってないわ。貯金してるから、使うのは十分の一程度ね」
麟「そうだったんだね。でも、卵を奮発してくれたのは嬉しいけど、ちょっと複雑な気分かも」
霊夢「もう・・・もうご馳走しないわよ?」
麟「ごめんなさい」
霊夢「・・・ふふっ。じゃあ最後に、布団を三人分用意して、早く寝ましょ」
麟&魔理沙「「はーい!」」
午後21時。三人は寝る準備を終えて、漸く眠りに入る。トレーニングの疲れが出てきた為か、三人は布団に入ってぐっすりと眠り始めた。
こうして、巫女生活を終えた魔理沙と麟。霊夢も二人をたまに歓迎する事を誓い、二人も霊夢と過ごせて非常に満足出来たのだった。
次回は日常編。の、前に勧誘編をやります。誰を勧誘するかはお楽しみに。