東方怪獣娘ー怪獣を宿す幻想少女達ー   作:ちいさな魔女

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『クリスマス特別編:クリスマスケーキ』の続きです。遅れましたが、投稿します。とは言ったものの、麟がメインです。正月までには、『古明地さとりは動かない』の第一話も出そうと思います。


日常編・その5:クリスマスパーティー

紅魔館で開かれたクリスマスパーティー。幻想郷各勢力が集められたクリスマスパーティーに振る舞われる料理は、咲夜と美鈴、そして今日限りで雇われたデュークがクリスマス料理を振る舞っていた。立食ではあるが、慣れてない者達用に畳と風呂敷も用意されており、和洋折衷の変なパーティーとなっているが、レミリアの機転である。

 

麟はフランやこいし、レミリアやさとりと共に立食を行っていた。立ちながら食事をするのは、麟にとって初めての経験であった為だ。

 

フラン「美味しい♥️麟先生が貰ったプレゼントのケーキ美味しい♥️」

 

こいし「本当だね♥️麟先生ありがとう!」

 

麟「ありがとう。フランちゃん、こいしちゃん。このショートケーキも美味しいなぁ。イリヤちゃんには今度お礼しないとね」

 

麟は、イリヤだけでなくノアから貰ったケーキを堪能していた。気がつけばいつの間にかケーキを食べ終えており、麟は少し名残惜しくなってテーブルに空となった皿を置いた。そして、彼女の隣に居たレミリアとさとりが、麟に話し掛ける。

 

レミリア「それでどうかしら?フランを嫁にしてくれる話。私も含めて紅魔館一同で祝うわよ」

 

麟「レミリアさん。でも僕とフランちゃんは教師と生徒です。それに、僕よりずっと良い伴侶は居る筈ですよ。色んな人妖から告白されてるし、初めても触手に奪われちゃった僕より/////」

 

麟は恥ずかしがりながらもレミリアの問いに答えた。股間を片手で押さえ、口元をもう片方の手で隠す。

 

レミリア「もう、可愛いわね」

 

麟「本当ですか!?」

 

レミリア「えっ、ええっ、貴女は可愛いわよ」

 

麟が食い付いてきた。レミリアはたじたじしながらも、麟の問いに正直に答えた。

 

さとり(自他共に認めてるのね・・・心を読んでも本気で自分が一番可愛いと・・・でも人が良くて心を読んでも欠点らしき所は無いのね。ふふっ。この人ならこいしの恋人でも問題無さそうね)

 

さとり「あの、私も麟さんがこいしを妻として貰ってくれるなら問題ありません。麟さん?」

 

麟「・・・さとりさん。敬語は止めて良いですよ?それに、さん付けも良いですから」

 

さとり「・・・良いの?」

 

麟「はい」

 

さとり「・・・分かったわ。それと、貴女も私の事は呼び捨てで良いわ。敬語も構わないわよ」

 

レミリア「あら、私もそうしてもらえる?年上の萃香やフランにはそうしてるじゃない」

 

麟「・・・う、うん。改めて宜しくね。レミリア、さとり」

 

レミリア&さとり「「ええっ」」

 

麟は、レミリアやさとりと普通に話して良い権利を得た。しかし、恋愛絡みの話を反らす事は出来なかった。

 

レミリア「それで、フランを嫁にしてくれるかしら?」

 

さとり「あっ、こいしを貰ってくれる?あの子も好きな人が出来て、幸せそうよ?」

 

麟「えっと・・・保留には?」

 

レミリア「逃げようとしてもそうは行かないわ」

 

さとり「答えを聞かせて貰うわよ?」

 

レミリアとさとりが麟の正面と背後に、それぞれ回り込んだ。更に、ケーキを食べ終えたフランとこいしが麟の両腕にそれぞれ胸を押し付けながらしがみつく。

 

フラン「麟先生ー!私、麟先生のお嫁さんにしてほしいよ!♥️」

 

こいし「私だって!」

 

すると、麟を愛する者達が集まってきた。

 

萃香「おい!麟と付き合い長いのは私だぞ!私が麟の嫁に相応しいんだ!♥️」

 

萃香は麟の体に抱き着いた。

 

ミスティア「それなら私が相応しいですよ。ねぇ麟さん♥️鶏肉は無理ですが、美味しい料理を毎日食べさせてあげますよ♥️勿論、この体も好きなだけ食べてください♥️」

 

ミスティアは麟の後頭部を豊満な胸で埋めた。麟は後頭部に柔らかくて温かい感触が伝わる。

 

響子「私も・・・麟さんが好きです!料理は苦手だし、ミスチーみたいにスタイルも良く無いですけど、麟さんへの愛情は誰にも負けません!」

 

響子が麟の腰に抱き着く。お尻に顔を埋める形となってしまうが、響子は幸せである。麟としては複雑であるが。

 

サニー「狡いわよ皆ばっかり!」

 

ルナ「私だって麟さんが好きなのよ!!」

 

スター「とぅ!!」

 

光の三妖精が麟に飛び掛かり、上半身に三人が寄り掛かる。

 

麟「アハハ・・・どうしよう、これ//////」

 

麟は困り果てていた。まさか此処まで自分を愛してくれる人達が居る事に。結局返事は後日に回されたが、麟は約束した。誰を選ぶか必ず返事を遅れてでも絶対に返すと。麟を愛する者達は渋々承諾してくれた。

 

それを見ていたレミリアとさとりは、彼女達から距離を離した。

 

レミリア「あらあら、私達は此処で去ろうかしら?」

 

さとり「ええっ、そうしましょうか」

 

レミリア「恋する妹を持つ姉同士、仲良くしましょう」

 

さとり「ええっ、レミリアさん。でも、あまりパチュリーさんを困らせないでくださいね?来月には結婚式を挙げるんですよね?」

 

レミリア「ふふっ。そうね。その時は麟や霊夢だけじゃなく、さとりも招待するわ。それとさとり」

 

さとり「はい?」

 

レミリア「此からは友になるのだから、敬語は不要よ。さん付けもしなくて良いわ」

 

さとり「・・・良いの?」

 

レミリア「ええっ」

 

さとり「・・・ええっ、宜しく頼むわ。レミリア」

 

レミリア「宜しく頼むわ。さとり」

 

こうして、クリスマスパーティーは終わりを迎えた。終わりを迎えた後、紅魔館メンバー以外はそれぞれ帰路に着き、それぞれの家で思い思いの夜を過ごした。

 

そして後日、大晦日の夜。さとりは奇妙な出来事に遭遇するのだった。




次回、『古明地さとりは動かない』開幕です。
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