麟達が雑談をする間に、ヘカーティアと純狐、クラウンピースの三人がナラクに開いた黄金の穴から姿を現した。二人は台の上に乗って、マイクを口に近付けて集合した者達に今日の仕事内容を説明した。
『全員良く来てくれたわね。今回は緊急事態が二つ存在するわよん。一つ、ゴーデス細胞に感染した者達、スフィア合成獣、スペースビーストが一つの世界に大量発生したの。今回は向かう世界の感染者が多いから、戦闘班に属する子達全員に緊急招集を掛けたの。もう一つはプリカーサーの活動拠点となった星を見つけたわ。其処からゴーデス細胞を各次元にばら撒き、スフィアを送り込み、スペースビーストを生み出して送り込んでるの。この拠点を急いで叩き潰して欲しいのだけど、如何せん戦力が多すぎるわ。だから貴方達を二つに分ける事になるわ。一つはゴーデス細胞感染者、スフィア合成獣、スペースビーストを駆逐する駆逐部隊。もう一つはプリカーサーの活動拠点を徹底的に潰す制圧部隊よ。此方で振り分けは考えてるし、ザ・キングダムにアーシアを始めとした医療班やティアーユが指揮する科学班、ドロンボーを始めとした遠征班を中心にしたバックアップチームだけを残したわ』
ヘカーティアは説明を続ける。
『先ず、拠点制圧に向かうメンバーを発表するわ。成るべく戦闘力の高い皆を送り込むわよん』
そして、拠点制圧メンバーは以下の通りである。
プリカーサー惑星拠点制圧メンバー
リーダー:純狐
サブリーダー:クラウンピース
《メンバー》
・フランドール・スカーレット
・古明地こいし
・封獣ぬえ
・中村恵里
・伊吹萃香
・星熊勇儀
・人造人間16号
・松坂さとう
・神戸しお
・ニコル・アマルフィ
・巴マミ
・黒歌
・柊ナナ
・藤沢彩菜
・両姫
・万由里
・時崎狂三
・山打紗和
・イヴ/金色の闇
・リインフォース
・鹿目まどか
・暁美ほむら
・猗窩座/狛治
・アルシェ
・ジーク
・アストルフォ
・ルーラー
・藤原妹紅
・風見幽香
・ベル
・カルナ
・ザ・ボス
・クワイエット
・燕結芽
・間桐桜
他にも大勢居るが、現在麟が把握したのはこの位だ。
そして、ゴーデス怪獣、スフィア合成獣、スペースビースト駆逐に向かうのはこの面々だ。
《駆逐部隊メンバー》
・冴月麟
・シズエ・イザワ
・姫海棠はたて
・エレン・イェーガー
・累
・紺野木綿季/ユウキ
・比那名居天子
・エリス
・エミリー
・多々良小傘
・カール・ハイゼンベルク
・織部睦美
・ステラ・ルーシェ
・ティアーユ・ルナティーク
以上の、戦闘班に属する面々だ。因みに、麟は他の班にも移動する事があり、どの班でも気軽に接したり仕事を卒なくこなせて、更に人が良い事から、どの班からも歓迎されている。問題があるとすれば、自分が可愛い事を自負しており、誰に何を言われても曲げない所である。
ヘカーティアは部隊編成を告げた後、先ずは拠点制圧メンバー達に向かう星を表示した。星全体が赤黒く染まっており、肉のような線が星全体に張り巡らされている。
『純狐やクラウンピースと向かう星は、嘗て星全体に文明が栄えていた惑星よ。奴等は此処を活動拠点にしてるわ。かなりの戦力を携えてるから、大人数での出撃よ』
そして、ヘカーティアは駆除部隊に向かう世界を示した。
『此れから貴方達が向かう世界。それは、ティアーユやイヴに睦美が宿すモンスターにとって故郷と呼ぶべき世界にある、新大陸と呼ばれる大陸よん。その為、ティアーユやステラもサポートとしてその世界に同行するわ』
そして、ヘカーティアは作戦開始を告げる。
『じゃあ皆!出撃よ!後、小傘は後で駆逐部隊に合流してもらうわ。行く前にやってもらいたい事があるの』
「えっ?私?」
そして、それぞれが作戦行動に移る中、恵里、フラン、こいし、萃香は麟と抱き合っていた。
「麟お姉様……一緒じゃなくてごめんね!私、頑張ってくるね!」
「私も!麟お姉ちゃんも頑張ってね!」
「麟に会えなくて寂しいけど、私達なら安心しな!思いっ切り暴れてやるからよ!」
「僕も、麟の所に帰れるよう頑張るからね!」
「皆……うん!僕も頑張るよ!皆も、体には気を付けてね」
こうして、麟は四人と別れてそれぞれの班と合流し、作戦行動に移った。
麟は黄金の穴をエレン達と共に潜り、目標の世界に降り立った。小傘はヘカーティアに呼び出されて事情を説明された後、駆逐部隊とは別に幻想郷へ出向いて行った。ヘカーティアが把握している、今幻想郷で発生した船が迎えに行く相手と、その相手と共に居る神の事を伝える為に。
小傘よりも先に来た麟達が降り立ったのは、天を貫かんとする巨大な大木を中心に豊かな植物が生い茂る森であった。
「うわぁ………凄い……」
「うん……私も、すごすぎて何も言えない…………」
「俺もだ………こんなにスゲェ世界があったんだな…」
麟やシズさん、エレンは目の前に広がる広大な大自然に感動していた。そして、他のメンバーも同じであった。誰もが幻想郷では、元いた世界では、絶対に見られないであろう、生の大自然を肌で感じて、感動している。
「凄いわ〜!チョー素敵〜!」
はたてはカメラのシャッターを切り続ける。写真を次々と撮っていき、大自然をカメラ弐写していく。
「何時も行ってた場所は大抵街だったからなぁ。さて、俺達はこの新大陸っつう場所に蔓延るゴーデス怪獣、スフィア合成獣、スペースビーストを駆除するんだよな?なら急ごうぜ」
「そうだな!よしお前達、私に続け!」
天子が走り出した。カールもメガ・カイジュウの怪獣装甲形態となって跳んで天子を追い掛ける。
「何か懐かしい雰囲気ね………この新大陸の全てが、体に染み込んでいくみたい……此れも貴方の感情なの?ムフェト」
ティアーユは己に宿したモンスターに話し掛けた。ティアーユが宿すモンスターは『古龍』と呼ばれる生物を超越した太古から自然そのものとも呼べる存在。中でもムフェト・ジーヴァは、君臨する地の生態系を自由自在に作り変える未曾有の力を持ち、『完全なる者』『古龍の王』とも呼ばれる。龍脈から得た古龍の生体エネルギーを自身に蓄積させて、それを武器として操れる。更に生態系を循環させる役割を持つ地脈エネルギーを操作吸収する事で周囲の生態系を自らの都合の良いように改変するという、並の怪獣をも超越した特殊能力があった。もし放って置かれたら、世界がムフェト・ジーヴァによって滅ぼされていたであろう。しかし宿したのがティアーユで良かった。彼女は元々争いが苦手で優しい性格をしており、その上医学や生物学にも長けた科学者であり、ムフェト・ジーヴァの力を応用して人造人間の製造に使用している。
同行したステラ・ルーシェも、ムフェト・ジーヴァの能力で人造人間として生まれ変われたのだ。ステラの体に宿っている“気”の力を地脈エネルギーと見なして操作吸収する事で人体に干渉して彼女の体を改変しながら、機械的な部分も加える事で人造人間として生まれ変わらせたのだ。
ティアーユが環境に耽っていると、ステラがティアーユの肩を叩く。
「ほらティアーユ!急いで行くわよ!私達は皆のサポートに回るわよ!」
「ええっ、分かってるわ。皆、私達はこの先にあるアルテラに向かって、調査団と合流するわ!貴方達は其処から、皆をサポートする為に動くわ!」
『『『了解!』』』
こうして、それぞれ怪獣娘形態又は怪獣装甲形態に変身した駆逐部隊メンバーは、それぞれ作戦行動に移るのだった。
ザ・キングダム戦闘班について。
戦闘班は、主にゴーデス怪獣、スフィア合成獣、スペースビーストを駆逐する為に動く戦闘に特化した者が属する班。因みに、戦闘班から他の班へ一時的に派遣される事もあり、護衛や手伝い等をする事が多い。
何故新大陸?今、モンハンワールドアイスボーンやってるからです。今はアンジャナフ亜種の所まで来てます。