東方怪獣娘ー怪獣を宿す幻想少女達ー   作:ちいさな魔女

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此処で羽休めに投稿します。前に王様ゲームで出してやってなかったので、此処で入れたいと思います。


日常編・その1:エレンのお嫁さん戦争

〜レパード/ドロンジョside〜

 

エレンはレパードと共に、ザ・キングダムの日本街の平成通りを歩いていた。昭和風の町並みが揃う昭和通りと違い、平成らしい町並みが揃う平成通りは、嘗てヤッターキングダムに訪れた事のあるレパードにも懐かしさを感じさせ、エレンには新鮮さを感じさせる。

 

レパードは、エレンとデートする前に彼に正体を明かしたのだ。バレンタイン当日にレパードはエレンにチョコを渡した際に、レパードは周りに誰も居ない所を見計らって自分がドロンジョである事を明かした。しかし、エレンはドロンジョである事を受け入れてくれただけでなく、ありのままの自分で居て良いと言ってくれた為、レパードは益々エレンに惚れた。

 

レパード「エレンはどうかな?この町並み、天国みたいだよね?」

 

エレン「天国よりも良い所だと思ってるさ。それに、俺はミカサにトドメを刺される前に、此処へヘカーティアに連れて来られた。ミカサ達がどうなったのかは分からないが、少なくとも俺が居なくなったお陰で皆助かったと思ってる」

 

レパード「………エレンに何があったかは解らないけど、もうエレンは苦しまなくて良いんだよ!私がエレンの辛い事、悲しい事、嬉しい事、幸せな事、全部一緒に背負うから!エレンの背負う重いもの、私だって持ってやるよ!」

 

エレン「お前に持ち切れるのか?」

 

レパード「スカポンタン!持ち切れるか?じゃない!持つんだよ!ドロンジョ様嘗めんな!」

 

エレン「………ふっ。お前がドロンボーのボスになれた理由が分かった気がするな」

 

エレンはレパードから、強いリーダーシップを感じた。例えどんな困難にぶつかろうと諦めず、しかしいざとなれば仲間を頼り、そして常に先陣を行く、親しみのあるリーダー。ヴォルトカッツェやエレパントゥスが仕えているのも分かる気がする。誰かの下に着く事を、束縛される事を嫌うエレンにも分かる。

 

レパード「ほら!エレン!早く行こう!私、デートが終わった後でも、絶対エレンを振り向かせて見せるから!/////」

 

エレン「ふっ。期待しているよ」

 

レパードの見せる恋する乙女としての笑みに、エレンは思わず笑みを浮かべていた。

 

エレンとレパードのデートは、日本街を一通り回る形で終えた。

 

――――――――――――――――――――――――

 

〜ラステルside〜

 

後日、エレンはラステルの案内で幻想郷を訪れた。幻想郷に来たのは初めてではないが、人里も僅かながら発展が見られ、人間や妖怪の生活基準も少しとはいえ上がった。トイレは洋式になり、妖精を狩って採取した金属物質のような生体組織を使って建物の補強や武器の生成、そして電気を利用した家電の開発も可能にした。妖精達の纏う生体組織の鎧は電磁気を発生させており、それを利用した家電を開発し、河童の技術で感電しないよう改良されている。

 

エレン「お前も俺の事が好きなのか?」

 

ラステル「………ええっ。こんな形でバレるなんて予想外よ全く………//////」

 

ラステルとしては、もう少し段階を踏んでから告白する筈だった。しかし、一番手をレパードに取られ、その上良い雰囲気であった為、もう吹っ切れてレパードに負けないよう自分の暮らしてる幻想郷の素晴らしさを分かってもらう為に、幻想郷をデート地に選んだのだ。

 

そして、二人は人里でも一二を争う大きさである建設途中の建物を見た。外見は和風の屋敷だが、窓から見える内装は洋風にしている。男女問わず多くの人間や妖怪が、建物の建築に貢献している。

 

ラステル「あっ、エレンさん。この建物は麟さんがザ・キングダムのトレーニング施設を模したトレーニングジムよ。まだ建設途中だけど、完成したら種族問わず利用出来るよう麟さんが計らってくれるみたい」

 

エレン「彼奴、案外人里でもかなりの権力持ちか?」

 

ラステル「本人は自分が可愛いからって言ってるけど。まあ人里でもかなりの有力者の癖に、権力を良い事に使うのだから凄い人なのは確かなのよね。自分を可愛いって言う残念な所はあるけど」

 

でなければ、シズさんやラステル、梨花や羽入も人里で暮らせてないし、フランやこいしも寺子屋に通えてない。大半の妖怪が人里で暮らせるのも、麟のお陰と言える。ミスティアもまた、人里で屋台をやったり自分の店で料理を振る舞ったりしている。最近では、光の三妖精も人里で暮らすようになったそうだ。

 

モルド「むっ?お前達は前に宴会に来た者達か」

 

すると、木材を片腕で担いで運ぶモルドと出会う。彼女の服装は袴姿となっており、足には下駄を履いている。黒髪美人の姿となっているモルドは汗を首に掛けたタオルで拭きながら、エレンとラステルに話し掛けた。

 

ラステル「モルドさん。お疲れ様」

 

エレン「あのトレーニングジムだっけか?あれが出来たらアンタも利用するのか?」

 

モルド「無論だ。日々の鍛錬は怠らん為にな」

 

エレン「俺も利用してみるか」

 

ラステル「ええっ。エレンさんも使う事、麟さんに相談してみるわ」

 

そして、エレンとラステルは近くの甘味処で休憩した。その間に、ラステルが改めてエレンに思いを伝える。

 

ラステル「エレンさん。私、エレンさんを愛しています!貴男が私を選んでくれるよう頑張ります!絶対、レパードちゃんにも負けないから!//////」

 

エレン「そうだな。ヘカーティアが折角用意してくれたんだ。時間が掛かっても、答えは必ず出す。待っててくれ」

 

ラステル「ええっ」

 

こうして、エレンとラステルのデートは終わる。

 

――――――――――――――――――――――――

 

〜ポンズside〜

 

エレンはザ・キングダムのイタリア街のローマ通りに居た。ローマ通りのベンチで座って、通る人々を見つめながら、ある人の到着を待っていた。

 

ポンズ「エレン。お待たせ」

 

ポンズだ。彼女はエレンに恋してる訳ではないが、エレンの事は嫌いではない為に引き受けてくれた。

 

エレン「ああっ。お前か」

 

ポンズ「服装葉何時もので良いかな」

 

エレン「そのままの方がお前らしい」

 

ポンズ「ありがと。じゃあ、行きましょう」

 

こうして、エレンとポンズのデートが始まった。服を買ったり、薬屋で買い物したり、図書館に寄って本を読んだりといったデートだが、最後は喫茶店にやって来て共に食事に入る。

 

エレン「今日は休みなのに悪いな」

 

ポンズ「大丈夫。医療班は忙しいけど、やり甲斐はあるわ。それに、私はあくまで薬学専門だし、薬の生成や急患を除けば暇なのよね」

 

エレン「医療班にも色々あるんだな」

 

ポンズ「それはそうよ。医療班はアーシアが班長やってるけど、彼女はあくまで外科で、私が担当する薬学は内科。それぞれ役割が違うもの」

 

エレン「だが、俺達は何時も助けられてる。ありがとな」

 

ポンズ「ありがとう。それでどう?良い女性はいた?」

 

ポンズはマグカップのコーヒーを飲みながら、エレンに尋ねる。エレンはショートケーキを食べた後に、ポンズの質問に答える。

 

エレン「………皆、良い奴等だ。答えは時間が掛かってでも、必ず返すつもりだ」

 

ポンズ「頑張ってね。でもまあ、デートしてみて分かったよ。エレンは良い男。私も、貴男とデートして凄く楽しかったわ。貴男となら恋人になっても、私は構わないと思える位には」

 

エレン「俺の事は友達としてしか見てないんじゃ無かったのか?」

 

ポンズ「気が変わったわ。でも、貴男が他の人を選ぶなら、私は応援する。頑張ってね。エレン」

 

エレン「……ありがとうな。ポンズ」

 

ポンズ「ふふっ。どう致しまして」

 

こうして、エレンのデートは終わる。エレンの答えはどうだろうか?それは、今後明かされる事になるだろう。

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