ドゴラ異変&プリカーサー活動拠点制圧→今回の異変→ザ・ラン→ヘカーティアの試練
といった流れですね。
ドゴラの襲来から数日が経過した頃。幻想郷の復興、及び自然界を元に戻す為に守矢神社の神である神奈子や諏訪子が全力で力を発揮して、更に霊夢も大地の乾きから産まれてくる妖怪を退治して回り、その上新参者である命蓮寺も幻想郷の復興に尽力した。
そして、人里も以前より建物の発展が見られた。妖精達に宿る怪獣の体組織は人里及び幻想郷の発展に利用出来た。金属物質に酷似した生体組織が含まれており、それにより強い電磁気を発生させる特性を有している。それを改良した装置を使って電気を発生させ、生活に利便性も与える事が出来た。電気コンロも流行り、暖房や冷房も使え、洋式トイレも水洗式に変化した。その上、妖精達は自然が存在する限り何度でも蘇るので、自然を壊さない程度の狩りを目安としている。
そしてそれは、麟の家も例外ではなかった。
ドゴラ異変によって麟の家も半壊しており、妖精達の生体組織を使って新たにリフォームされた。風呂敷だけの出入口は横開きタイプの扉に変えられ、大人数が同時に通れる広さに変わった。玄関も同じく大人数が靴を置けて、靴箱には大人数の靴が仕舞えるような大きさに変わる。内装も変化しており、大人数での宴会或いは喫茶店でも開けそうな広さの食堂が出来上がり、洋式のテーブルと椅子が置かれている。キッチンも複数人で料理する事を想定した広さとなっており、冷蔵庫も並のファミレスに置いてある冷蔵庫と同じ大きさとなっている。個室はそれぞれ居候の者達の要望通りになっているが、此れは麟の人望が為せる事である。
そして、豪邸並の大きさとなった麟の家では、麟ハーレムの少女達が集まっていた。霊夢ハーレムが主にお姉さん系が多いが、麟ハーレムの場合は見た目幼女が多い為、ロリの割合が多い。どちらのハーレムも、霊夢や麟より年上が多いが。
そして、麟の家に自分の恋人になった者達が集まった。いや、麟の家に突然集まり始めたのである。
「えっと………ぬえちゃんだよね?どうして?」
麟ハーレムメンバーの中に、知り合ったばかりのぬえが居た。ぬえは顔を赤くしており、麟から目を逸らしている。麟もぬえが呼ばれた事に困惑している。
「えっと……フランやこいしから聞いたのよ…………アンタがその……ロリコンだって………/////」
「ロッリ!?そんなんじゃ………あっ、そうかも/////」
『『『否定しろよ!?』』』
麟は考えた。よく考えれば年齢関係無く、見た目幼女が多い。そう考えると自分がロリコンと呼ばれるのも、無理無いかもしれない。
「でも、関係無いよ!僕は皆を幸せにすると決めたから!♥」
『『『ッ♥』』』
麟の言葉を聴いた麟ハーレムメンバーは、全員が顔を赤くする。ある者は嬉しさでニヤけており、ある者は恥ずかしくて顔を逸してしまう。しかし、全員嬉しいのは変わり無かった。
「な、なるほど……じゃあ……私も…良いかな?/////」
「えっ?」
麟はぬえの言葉を理解した。しかし、納得してなかった。ぬえは大規模作戦の打ち合わせの際に一度だけ出会っただけで、フランやこいしから聴いた話でしか彼女を知らない。そんな中、いきなりハーレムに入れてくれなんて言われても、納得出来ない。
「な、何で?////」
「何でって………それは………/////」
「………萃香達に、何か言われた?」
麟は萃香達を見るが、萃香達は首を横に振る。彼女達の目を見て、ぬえが自分の意志で自分のハーレムに入れてほしいと願ってきたと麟は理解した。
「………僕はね。君もハーレムに加わってくれるのは嬉しいよ/////」
「えっ?」
断られるか、怒られるかと思ったぬえだが、意外な答えに呆気にとられる。
「でも、僕達は出会ったばかりだから、まだお互いの事とか理解出来てないし、出会っていきなり恋人になってというのはまだ早すぎるし……………先ずは、お友達から始めよう、ね?//////」
「ま、まあ……急過ぎたわね。分かったわ。その代わり、私の事もちゃんと愛してね/////」
こうして、ぬえもハーレムに加わった。そして、麟は気になった事を訊いてみた。
「ぬえちゃん。僕の恋人になりたい理由は?」
「えっ?それは………あの時出会ってから、眠る度にアンタが夢の中に出てくんのよ!それも毎日毎日!どれも皆、アンタが私に優しくする夢!あんなに優しくされるなんて初めてなんだから!私は大妖怪なの〜!恐れられてこそなんぼなのよ!それが………あんなに優しくされたらアンタの事が好きになるのも無理無いでしょうが!!私をコケにした以上、責任取ってもらうんだから!//////」
キッカケは良いとは言えないが、ぬえは麟に優しくされた。それだけではあるが、麟の事を本気で好きになった。メンヘラ或いはヤンデレになりかねない想いではあるが、麟はその事を理解している。そのため、ぬえも幸せにすると誓った。
そして、全員でとある画面を通じて会話をしていた。
『そうか。プリカーサーがヤプールと手を組むか。それに、エンペラ星人復活を目論む者達に加えて、アブソリューティアンの戦士達が暗躍し始めたか』
それは、タイガの出身である光の国の宇宙警備隊本部への通信画面だ。タイガ、タイタス、フーマが展開した通信画面で光の国と交信していたのだ。そして、麟達の様子も映している。通信相手は、タイガの父タロウである。
「はい。こうして会うのは初めてでしたね。冴月麟です」
「伊吹萃香だ。宜しくな」
「ふ……フランドール・スカーレットです」
「古明地こいしだよ〜!」
「封獣ぬえよ。宜しく」
「大妖精です。宜しく!」
「ミスティア・ローレライです」
「幽谷響子です!宜しくお願いします!」
「朱鷺子だよ。宜しく」
「な、中村恵里です。宜しくお願いします」
全員が自己紹介を始める。サニー、ルナ、スターの三人はタロウを含めた光の国のウルトラマン達に自己紹介を済ませている。
サニーの肩に乗るタイガが、グロムの事も説明した。その後、タロウも得た情報を説明する。
『タイガ。私達の得た情報を提供しよう。モンスターバースはただ怪獣の多い宇宙ではない。その宇宙の何処かに、その地球と同じく怪獣を産み出す力が生まれているのだ。その一つが地球にある。それは、恐らく光の国のプラズマスパークのディファレーター光線に似た力がある。怪獣達の起源も其処にある』
『それを、エンペラ星人復活を目論む連中やプリカーサー共が狙っているのか。それに………その目的に利用された麟の姉ちゃんも』
タイガが告げた事。それは、麟の姉である寅の事だ。寅はとある怪獣とシンビオートを宿した事で、プリカーサーやヤプールに目を付けられ、利用されたのだ。
麟は悲しい顔を浮かべる。利用されたとはいえ、尊敬する姉が悪事に手を染めた事に。
「姉さん………」
「大丈夫だよ。寅さんに償いはさせるよ。寅に償いをさせて、そしてその力を制御出来るようにする。それで良いかな?麟」
恵里が麟に語る。寅は現在、ザ・キングダムで幽閉している。ダークルシフェルの力をコントロール出来るよう、ヘカーティアが特殊な牢獄に閉じ込めたのだ。恵里の説明を受けて、麟は泣きそうになりながらも首を縦に振る。
「……うん」
こうして、通信が終わる。そして夕食の時間が来た。フランとこいし、ぬえは泊まる事にした。ミスティアは屋台の仕事に向かい、響子は最近所属した命蓮寺に帰って行った。しかし、近い将来麟の家に住む事を計画してる。サニー、ルナ、スターも麟の家で暮らし始めて、共に暮らすようになって家も賑やかになった。シズさんは居候をして寺子屋教師となり、もう数ヶ月が過ぎた。シズさんも麟のハーレムを見て、自分も恋人が欲しいと思い始める。しかし、リムルの事を忘れられず、上手く歩み出せないでいた。
その時、麟に対して恵里は今まで言い出せなかった事を話し出す。恵里は麟の左隣に座っている。
「麟。今まで言えなかったけど、此処で言うね」
「恵里ちゃん?どうしたの?」
「麟。君、前にゴーデス細胞で巨大化した触手のスカルクローラーに、犯されたって言ったよね?」
恵里は周りに聴こえないよう小声で麟に話すが、周りの者達には全員聴こえていた。しかし、恵里が周りに気遣っているのに意見を出すのは無粋なので黙っておく事に。
「麟。その時、カオスヘッダーでゴーデス細胞は無力化したけど、精子自体を消せたわけじゃない。その日、麟って危険日?」
「……………えっ?」
麟は箸をテーブルに落とす。恵里の話に、驚いて固まってしまったのだ。
「麟。君は気付いてないけど、宿ってるんだよ。君のお腹に、その時に受精した赤子が。ヤプールやプリカーサーが狙う、強い力を持つ赤ん坊が」
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人里のある家。深夜の子供部屋の寝室。
彼女は寺子屋の生徒の一人で、その容姿は十人中半分が振り向くような良くも悪くもない感じであり、それでも普通に友達が居るだろう可愛らしさがあった。
そんな少女はその夜。悪夢にうなされていた。
巨大な亀の怪獣と共に戦う自分とその夫であるジラ。ジラを護る為に立ち上がり、亀の怪獣を崖から落とすが、自分や彼と交わって産んだ卵も共に落ちて、子供と共に絶命した夢。
目を覚ました少女は、それがただの夢ではない事を理解する。起き上がった時、自分の姿は夢で見たコモドドラゴンの怪獣を思わせる怪獣娘の姿となっていた。スクール水着にコモドドラゴンのような四肢に加えてコモドドラゴンのような尻尾を腰に生やしていた。
そして、少女の隣には夢で見たジラとコモドドラゴンの子供が宿る卵が置いてあった。5歳の子供が入ってそうな大きさの卵だ。
「………麟先生。いや……旦那様♥貴女が私の旦那様の、生まれ変わりだったんですね♥早く、お会いしたいです♥」
卵を愛おしく撫でる少女。その体からは、母性が溢れ出ていた。
モンスターバースのタイタン達が異様に大きく強い理由を、私なりに解釈しました。