クラウンピースの手がユウキに届く。誰もがそう思っていた。しかしユウキは、地面に光り輝く剣を突き刺し、地面を爆発させる。クラウンピースは襲い掛かる岩石に当たって吹き飛ばされる。
ユウキ「あ、危なかったぁー!!」
ユウキは地面に突き刺して難を逃れた。
ユウキは異魔神の力によってゆゆゆの神樹様が契約した少女を勇者にするように、魔王だった異魔神が世界樹になって神降ろししたユウキに勇者の力を与えている。更に色んな世界の『勇者』の固有能力が使用可能。怪獣による竜要素繋がりでドラゴンの騎士の紋章の力もある。他には『回復術士のやり直し』でのレベル上限突破やスキルの発展、『蜘蛛ですがなにか』での魔王相手に必ず打倒しうる力が手に入る性質などなどあらゆる世界の勇者の力を使えるようになり、その力を使って“無”さえも切り裂く事が出来る『勇者必殺剣』を顕現したのだ。
クラウンピースは地面に頭から激突するが、すぐに起き上がって黒炎をユウキに放つ。両手を前に連続で突き出し、突き出す度に黒炎の弾を放ち続けた。
ユウキは剣で黒炎を斬り落とし続けるが、クラウンピースは馬鹿ではない。黒炎の弾を放ち続けているクラウンピースは、ユウキの周りを囲うように地面に黒炎の弾を命中させる。
ユウキ(囲むつもりだね?でも、それは読んでるんだよ!)
ユウキは上空へ跳んだ。空を飛ぶ事は禁止されているが、跳躍して滑空する事は反則ではない為、ユウキは羽を広げてムササビの如く滑空する。平野を滑空するユウキだったが、背中に黒炎を噴射する拳が命中した。それは、クラウンピースが放った『滅神の硬芯鉄拳弾』であり、ユウキは彼女のロケットパンチを受けてしまったのだ。
クラウンピース「よし!後一人!」
ユウキ「うわああ!悔しいー!!」
ユウキ、お題をクリアしたものの、クラウンピースとの攻防の末に捕まった。そして、とある岩石の上へ落下していく。そしてクラウンピースは、落下するユウキを追って跳んだ。そして、落下するユウキに追い付いたクラウンピースはユウキを抱えながら落下していくのだった。そして、岩石の上に着地するクラウンピースだったが、着地するクラウンピースの重さと衝撃に岩石が砕け、更に大地が崩れ落ちた。二人は飛べない為、そのまま落下していくのだった。
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ナナはユウキが捕まる前にその場から離れて、洞窟へ避難していた。
ナナ「よし。隠れるか」
神降ろしの状態を長く続けてる為か、疲労が溜まり始めた。
暫く身を潜めて、体力の回復を待つ事に。
洞窟の奥へ避難していくナナであった。
ナナ「……ふう」
洞窟は外からの光で中が見える。暗闇の中でも安心して進める。
かに思われた。
突然天井が崩落した。ナナは突然天井が落ちてきた事に驚いてしまうが、すぐにその原因を理解する。
クラウンピース&ユウキ「「うわあああああっ!!」」
クラウンピースとユウキだ。二人は一緒に崩れる土や岩石の中から姿を現し、ナナの元へ落下してきた。
ナナ「しまっ―――」
ナナは避けようと走り出すが、時既に遅し。クラウンピースがナナの背中へ乗っかかってしまい、更にユウキもその上に乗ってしまう。
そのまま三人は気絶してしまい、崩れてきた岩石の中へ埋もれてしまった。
ヘカーティア「いやまさか、こんな形で鬼ごっこが終わるなんて思わなかったわよん」
其処へ、黄金の穴を開いたヘカーティアが現れ、瓦礫に向かって手を伸ばすのだった。
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ヘカーティア「さあ皆!此れでモヤモヤ鬼ごっこは終了よ!全員よく頑張ったわ!」
ヘカーティアを中心に、鬼ごっこに参加したメンバーは始まりの場所である海岸に集まっていた。クラウンピース、ユウキ、ナナはかなり疲れ果てた様子である。
ヘカーティア「でも、鬼ごっこは終わったけど、本当の地獄は此処からよん?忘れてないわよね?」
ナナ「ああっ、覚えてる。十万円以上使うなんてキツいぞ」
ヘカーティア「それじゃあクラピちゃん。番号を発表して頂戴。因みに私はクラピちゃんから聴いてるわよん」
クラウンピース「行くよ〜!指定した順番は二つ!それはぁ〜……………」
長い間が空く。逃走者全員が緊張する中、番号が発表された。
クラウンピース「2番と、5番!」
麟「」
ナナ「くっそおおおおおおおおお!!」
フラン「ヤッタァァァァッ!!」
勇儀「おっしゃあああ宴会だ宴会!!」
ユウキ「麟が2番目でナナが最後………うわぁモヤモヤするなぁ……」
ヘカーティア「待ち伏せされて捕まった麟ちゃんに、最後に捕まったナナが、罰ゲームとして十万円以上使って何かを奢りまーす!!」
ナナ「何!?お前待ち伏せされて捕まったのか!?」
麟「」
ナナ「お前………自分の子供に示しが付かんぞ……」
今回は完全に油断した麟が悪い。
フラン「実は………私も……」
ユウキ「嘘でしょー………まあ、次は頑張ろうよ」
特に活躍も無く一番情けない捕まり方をした挙げ句に、罰ゲーム受けて十万円以上消費するという地獄を受けた麟。麟は魂が抜けたようにその場で膝を付いていた。
子守「あ、アナタ……大丈夫?」
麟の娘1「パパ、大丈夫だよ……こんなこともあるよ」
麟の娘2「お姉ちゃん……ママはショック受けてるんだから、そっとしてあげようよ」
そして、後日。麟が味わい損ねた幻想郷の人里にある忍達の焼肉屋で、今度はフランや勇儀、ユウキにナナ、そしてクラウンピースに麟のメンバーで焼肉を味わっていた。
フラン「やったぁー!焼肉屋さんでいっぱいお肉食べるぞぉ!!」
クラウンピース「ウメェウメェ!美味すぎる!」
フランは注文して焼いた焼肉を食べ続ける。クラウンピースも高級肉を焼いた後にたっぷりとタレを漬けて、ご飯に乗せながら食べる。
勇儀「ギャハハハハハハッ!!ゴチになるぜ二人共!!んんんんんんっ、はぁぁっ!!くぅぅぅぅぅぅぅぅっ!焼肉はやっぱりビールが合うぜ!!」
勇儀はジョッキに入ったビールを豪快に飲む。流石は鬼。素人目にも分かる程の気持ち良く豪快な飲みっぷりだ。
一方、麟は泣きながら机に突っ伏していた。
麟「ああっ…………僕今月厳しいのに………」
ナナ「まあ、私もお金出したからな。今は焼肉を味わおう」
麟「……うん。ナナさん、ありがとう」
ナナ「礼には及ばないさ。お互いにモヤモヤ鬼ごっこで罰ゲームを受けた者同士だ。協力しあって行こう」
麟「……うん!」
そして、麟は袖で涙を拭った後に手を付けなかった焼肉を食べ始める。
因みに彼等が食べた量の合計金額は56万円。財布を見た麟は、足りない事に再び泣き始める。
麟「………割り勘で良い?ナナさん?」
ナナ「大丈夫だから泣くな!」
麟は28万出し、ナナも同じ金額を出した。フランは奢ってもらった事に嬉しく思ったが、麟の泣き顔を見てハーレムメンバーに相談し、麟を今度慰めるイベントをしようという結論を出すのだった。。
ヤペェ………何で星蓮船編がこんなに長引いてる!?