午前8時。ザ・キングダム日本街の昭和通り。昭和通りにある玩具屋の前に麟は立っていた。そして、麟の元に一人の少女が現れる。麟ハーレムメンバーの一人であるフランドール・スカーレットだ。
二人は此れからデートをするのだ。しかし、麟ハーレムメンバーは全員が婚約しており、そのデートに行く前にある事をやるのが決まっていた。
フラン「麟お姉様♥はいっ、チュッ♥」
麟「ん、チュッ♥」
麟とフランはキスをした。舌を絡め合うキスではなく、深く吸い付くキスだ。お互いの唾液を吸い合うキスをした後、二人は唇を離して息を切らしながらも手を繋ぎ合う。
さて、二人は手を繋ぎながら歩き出した。ザ・キングダム内をデートきて周る為、二人でナラクを経由してザ・キングダムにやって来たのだ。
午前8時10分。昭和通りのある喫茶店。二人は朝ご飯食べてきたとはいえ、小腹は空いている。甘い物を食べたい。
二人は喫茶店に入ると、其処である人達を目撃する。
さとう「いらっしゃいませ〜。あっ、麟にフラン」
しお「あー!麟ちゃんフランちゃん!」
それは、日本街のさとしお邸で暮らしてる筈のさとうとしおであった。
麟「さとうさんにしおちゃん?二人共、どうして此処に?もしかして、バイトですか?」
さとう「ううん。此処は私達が日本街で経営してる店の一つだけど、もしかして表の看板見てない?」
さとうに言われた二人は、一度店を出て表の看板を確認する。看板には確かに『さとしお喫茶』と描かれている。
しお「とにかく、二人共いらっしゃい!さとちゃんと一緒にお店のお手伝いしてるの!食べてって!」
麟「じゃあ、お邪魔しまーす」
フラン「美味しそう〜」
フランは他の客が食べている料理に舌鼓を打つ。ホットケーキやサンデー、そしてフランの大好物であるプリンを使ったプリンアラモードまである。
二人が席に座ると、オーダーを聞きに来たマミがやって来た。
マミ「冴月さんにフランちゃん、いらっしゃい。注文は何にするの?」
麟「じゃあ、このバター添えのホットケーキでお願いします」
フラン「私、プリンアラモードが食べたい!」
マミ「は~い。黒歌さん、アマルフィさん、バター添えのホットケーキとプリンアラモード入ったわよ」
黒歌『分かったニャ!』
ニコル『任せてよ』
さとうとしおが経営する店の一つにやって来た麟とフラン。二人は店の内装だけでなく、料理の美味しさを堪能した。
午前9時。キングダムランドにやって来た。実は初めに行われたヘカーティアの試練は、この遊園地にあるアトラクションの一つで行われた。麟は観覧車に乗って、フランと共にザ・キングダムの日本街を見渡した。
麟「やっぱり此処は広いなぁ〜。ある意味此処は、幻想郷よりも広くて多くの種族が暮らしてる」
フラン「でも私は、幻想郷の方が大好きだよ。此処は広いし偶に来ると色々あって面白いけど、どうも落ち着かなくて」
麟「うん、そうだね」
ザ・キングダムはある意味幻想郷の上位互換と呼べる楽園だ。法は存在しないにも関わらず、此処では誰もが平穏に、しかも自主的に暮らしている。
しかし、二人にとっては幻想郷の方が落ち着けるのだ。ザ・キングダムは良い所ではあるが、どうも落ち着かない。
次にジェットコースター。二人はジェットコースターを堪能した。
様々なアトラクションを堪能した二人は、次のデート場所に移動する。
午前11時。早めの昼食を食べる前に、麟が希望してやって来た小傘の鍛冶屋。鍛冶屋は主に武器の生成や修復、強化も行えるだけでなく道具の修理もお手の物である。小傘は幻想郷に本店を置いているが、たまにザ・キングダムにある分店にやって来て店を手伝ったりしている。
多々良鍛冶に入った二人は、自分達の使う道具を整備してもらいに来たのだ。小傘が居れば、尚更頼みたい。
小傘「あっ。いらっしゃい」
居た。弟子達と溶かした鉄を型どって、武器を作っているところであった。
麟「小傘ちゃん、頼みたい事があって来たんだ。僕達の道具を修理してもらいたいんだけど」
麟は自身の楽器である六角二胡を取り出し、小傘に見せる。フランも自分の使うレーヴァテインを小傘に渡した。
小傘「かなり使い込んでるね。でもこの二胡、少しボロが出てきてるよ。数多の妖怪の体の一部を使って作られてるけど、何時かはボロが出ちゃうの。このままだと、次の演奏で確実に弦が千切れちゃうし最悪折れちゃう。私がより強く、より綺麗な状態で生まれ変わらせて上げる。暫く待ってて」
麟「うん。ありがとう」
小傘「フランのレーヴァテインも、後で強化するからね。暫く寛いで待っててよ」
フラン「うん、ありがとう小傘ちゃん」
小傘が弟子達の方を向いて、「さあ、やるよ!」と叫ぶ。小傘の弟子達は「オォオッ!!」と腕を高々に上げてやる気を上げる。
30分が経過して、二人の道具が更に生まれ変わった姿となって、回転寿司のように台に乗せられながら小傘と二人の間に運ばれてきた。
小傘「どう?」
麟「凄い!少し大きくなったけど、見たことのない機能も付いてる!」
フラン「わぁー!格好いい!」
二人は目を輝かせる。小傘と弟子達のお陰で、新たに生まれ変わった二胡とレーヴァテインの出来栄えに感動したからだ。
麟の六角二胡は、演奏する為の弓は取っ手の部分がゴムになって持ちやすさも上がっている。二胡の大きさは以前の二胡より2倍も大きくなっており、その上以前の二胡よりも軽くしかも嬉しい事に折りたたみ式にもなれる。
フランもレーヴァテインを指で回してみると、以前より軽くなって扱いやすさが上がった事を実感する。
小傘「更にその二胡には折りたたみ式でコンパクト化しただけでなく、ある装置のお陰でギターやチェロ、ヴァイオリンといったあらゆる弦楽器に変形出来るようにしたよ!ほら、二胡のヘッドのボタンを触ってみて!」
麟「えっ?うん。これかな?」
麟は二胡に新しく付いたボタンを押した。『六角二胡』『ギター』『チェロ』『ヴァイオリン』等といったあらゆる弦楽器の名前が記された無数のボタンの一つより、『ギター』のボタンを押した。
すると、二胡は一瞬でギターへ変形し、弓もギターピックに変形している。此れは鍛冶屋が出来る事を明らかに超えている。しかし、此れで鳥獣鬼人の活動に拍車が掛かる。
麟「やったぁ、此れなら二胡だけじゃ出来なかった演奏が出来るよ!」
フラン「良かったね麟お姉様!」
小傘「鳥獣鬼人のライブ、またやるんでしょ?このCDやカセットテープ、ザ・キングダムでも人気なんだよね〜。ライブやるなら見に行くよ〜!」
小傘は鳥獣鬼人のCDやカセットテープが入ったケースを見せる。四人が仲良くピースサインをする写真が収められており、今回も楽しいライブであった事が一目で理解出来る。何故なら、四人とも晴れ渡った笑顔で水着姿で海岸を背景に楽しそうに、子供のようにはしゃいでいる写真であるのだから。麟の程好く美しいスタイルとミスティアの豊満な胸と小柄な体、響子の華奢な体に萃香の小さくも力強い筋肉質な体もまた、買う者を魅了させる。
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麟とフランのデートは充実したものとなり、最後はカラオケを行う為にカラオケ『謝花』へとやって来た。
すると、麟とフランはカラオケ店を経営する二人の兄妹と出会う。
妓夫太郎「ん?ああっ、いらっしゃい」
梅「新しいお客さんだね、お兄ちゃん」
それは、清潔で整った髪に筋肉質な体、そして整った顔立ちをした青年と全身が白く雪女を思わせるような美しい少女だ。ヘカーティアによって助け出され、ティアーユとアーシア、そしてポンズを含めた医療班総出で助け出され、人造人間として蘇った妓夫太郎と梅だ。兄妹は新たな苗字として『
妓夫太郎「今なら一部屋空いてるぞ。麟にフランドール、お前達なら大歓迎だ」
梅「案内するわ。此方」
梅に案内されて、二人は部屋に入って早速歌い始める。
麟「さあ歌うよ!フランちゃん!」
フラン「うん!歌うよ!」
選んだタイトルは、『楽園PROJECT』である。
カラオケで思う存分歌い、二人はデートを堪能した。
小傘が見せた鳥獣鬼人のCD及びカセットテープの収録カバー曲。全6曲&特典映像ありのDVD&ビデオ付き。
1:ともに/WANIMA
2:God Save The Girls/下地紫野
3:本日はダイヤモンド/桐生一馬
4:南中ソーラン〜Fischer's Version〜/鳥獣鬼人&プリズムリバー四姉妹cover
5:星影のエール/GReeeeN
6:ETERNAL BLAZE/水樹奈々
特典映像:南中ソーラン〜Fischer's Version〜/鳥獣鬼人&プリズムリバー四姉妹。MV映像はFischer'sがソーラン節を踊る映像を、鳥獣鬼人とプリズムリバー四姉妹によるソーラン節を踊る映像に変えた感じ。
シルク枠:レイラ・プリズムリバー
ザカオ枠:冴月麟&伊吹萃香
マサイ枠:ルナサ・プリズムリバー
モトキ:リリカ・プリズムリバー
ダーマ:メルラン・プリズムリバー
ぺけたん:ミスティア・ローレライ
ンダホ:幽谷響子