東方怪獣娘ー怪獣を宿す幻想少女達ー   作:ちいさな魔女

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此処では、モンスターバトルルールの細かい説明に入って行きます。訂正した所もありますし、新ルールが加われば別の話で更新していきます。意見、質問があればメッセージからお願いします。それを参考に更新していきたいと思います。

そしてクレナイクレハさんとのコラボに入ります。コラボする作品は、『なんで他の転生者には家があるの?』です。


現在のモンスターバトルルール紹介/クレナイクレハ・2:コラボ・1

『モンスターバトルルール』

 

従来の東方projectに存在する『弾幕ごっこ』を用いた遠距離攻撃がメインの『スペルカードルール』とは違う、肉弾戦をメインとした試合形式の決闘法。発案者は八雲紫で、ルールとして設定したのは霊夢である。使用するのは己の肉体だけに留まらず、道具や武器の使用も許可されている。名前の由来は、幻想郷に暮らす者達は殆どが何かしらの怪獣を宿しており、その力を纏って戦う事から名付けられた。決闘法とは銘打っているが、実際は柔道やボクシング、プロレスといった格闘試合形式と似たものである。そして決闘と銘打ってはいるが、愛称は『試合』である。

 

<ルール説明>

 

・誰でも参加可能。例え怪獣の力を持ってなくても、腕に自信があるなら誰でも参加可能である。

 

・参加人数は自由。審判役を担う者に参加人数を申し込んで参加可能。

 

・試合に参加する者同士の合意の上で、モンスターバトルを開始出来る。

 

・殺害は絶対禁止。殺害を行った又は殺害に繋がる攻撃は即失格扱いとなる。此は例え事故や病死等も含まれる。例え試合終了後に死亡が確認されたとしても、勝者側は即失格扱いとなる。但し、不死身若しくは死の概念が存在しない場合はこのルールには当てはまらない。例えるなら妖精。彼女達は自然があれば何度でも復活する為、例え死に届く攻撃を行っても問題は無い。

 

・武器及び道具、罠の使用に制限は無い。その場にある物を武器として使用したり、その場で作った武器を使ったりしても、失格にはならない。また、周囲の環境を武器若しくは罠として利用する事もルールに当てはまらない。

 

・審判を一名以上選抜する。出来る限り状況判断能力に優れ、尚且つ公平に審査出来る者が好ましい。試合に参加する者が選ぶのもあり。名乗り出るのもありだ。

 

・必殺技を放つ時、周囲に聞こえるよう大きな声で宣言するかは個人の判断に委ねられる。

 

・乱入は可能。以前のルールでは乱入は禁止となっており、乱入したらモンスターバトルを中止にし、そして再びモンスターバトルを行うという事態が幾度となく起きた。それを防ぐ為にルールの改正を行い、乱入はしても良い事になった。但し、乱入は審判に許可を貰う必要がある。そして乱入が認められた後、審判は乱入者の名前、そして簡潔な乱入者の紹介を試合中の者達に告げる必要がある。もし許可を取らない乱入を行った場合は、審判及び審判が選んだ者達の手で強制退場させなくてはならない。

 

・試合に参加していない観客側は、試合中の選手達に対する攻撃を行っては行けない。観客側が試合中に罠の設置を行う事も禁止とする。但し、試合前に仕掛けた罠は例外である。また、観客側が選手達に対して攻撃する事は禁止されているが、回復及びエネルギー補給、進化の促進等といった補助は認められている(レミリアとパチュリーが主な例である)。但しそれは、観客側が試合を行う前又は試合中に審判へ申し込んで許可を取る必要がある。

 

・試合に参加する選手は、観客側への攻撃は禁止とする。観客側へ攻撃した場合は即座に失格となる。

 

・試合中に破壊された建物や物は、全て試合後に修復される。何故かは問わない方が良い。

 

・試合形式は時間無制限か、制限時間形式で決められる。制限時間形式の場合は、制限時間が過ぎれば引き分け扱いとなる。

 

・死亡を除き、降参若しくは気絶といった戦闘不能の状態となった場合は敗北と見なす。

 

・勝者は敗者に、一つだけ言う事を聞かせられる。但し、それはあくまで常識に乗っ取った範囲であり、性的な事だったり中傷的な事である場合は直ちに失格扱いとなり、勝利は取り消される。

 

──────────────────────

 

麟は寺子屋からの帰りに着いていた。家に帰れば萃香が待っている。居候が一人加わり、毎日が楽しい。鬼と人が共に暮らす。

 

「それにしても、モンスターバトルルールの改正かあ。確かに改正前のルールには少し疑問もあるし、改正と言っても全てが改善されたとはまだ限らないだろうけど、其処は臨機応変に、だね」

 

麟は買い物袋に野菜を沢山買っていた。ザ・キングダムの仕事はまだ来てない。恐らく他の参加者が集まっているのだ。

 

「さて、今日は野菜カレーかな。シーフードっていう外の世界の缶詰めって奴も使った野菜とシーフードのカレー。やっぱり魚は良いね」

 

大好物は鮪だが、魚は好きだ。シーフードと野菜を盛り合わせたカレーだ。因みにカレーは、萃香から作り方を教わって上手く出来る。

 

「にしても萃香ったら、まさかカレーにお酒持ってこないよね?カレーに合うかな?あのワインってお酒も楽しみかも」

 

麟は家路を歩いていると、突然自分の背後から自分を呼ぶ声がした。

 

「貴様が冴月麟か?」

 

麟は後ろを振り返る。其処には、長身で金髪の赤と黄色のオッドアイ、そしてイケメン顔という如何にも女性を惹き付けそうな見た目をした男が居た。しかし、麟は本能で感じ取る。危険な気配がすると。そもそもこんな男は人里では見ない。恐らく外の世界から来たのだろうが、何故自分の名前を知っているのか。

 

「っ?そうですけど、どちら様?」

 

「俺の嫁になれ」

 

「・・・ハァ?初対面の相手に最低だと思わない?僕は家で待たせてる子が居るから」

 

麟はその場を去ろうとした。しかし、その男は麟の肩を掴んで止める。

 

「お前の意見は聞いて居ない。此は俺が下した決定だ」

 

「・・・決定?僕はお前の気紛れに付き合う暇なんか無いんだよ。折角今夜は野菜とシーフードのカレーで萃香と一緒に───」

 

その瞬間、麟の真横を一つの武器が通り過ぎた。それは、麟の買い物袋を撃ち抜いていた。

 

「俺が来いと言ってんだ。来いよ」

 

「・・・自分が何してるか解ってる?食べ物を粗末にして恥ずかしくないの?」

 

「知らねえよ。俺がルールなんだからよ」

 

「・・・お前、段々品が悪くなってない?」

 

麟は男の側から展開された黄金の渦から現れた槍を、喉元に突きつけられる。麟は冷静な顔ではあるが、内心は慌てていた。

 

(ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい)

 

「・・・貴様、俺の誘いを拒む気か?」

 

「どうしても誘いたいならさ。モンスターバトルルールで僕に勝ってからにしなよ」

 

(何言ってんだよ僕ウウウウウ!!)

 

「知らぬ」

 

その瞬間、槍が麟の喉を突いた。しかし、麟の喉に刺さらず、肌に傷すら付かない。槍は地面に落ちてしまう。麟は少しもどかしく思うだけでダメージは無い。首を押さえて、苦い表情を浮かべる麟。

 

「嘘・・・生身ならダメージ受けると思ってたのに、纏わなくてもあの槍が刺さらないなんて・・・」

 

麟は内心慌てていたのだ。今思えば、身体で受け止めず後ろに跳べば良かったかもしれない。

 

「・・・此処じゃ人目もあるし、着いて来て」

 

麟は怪獣を纏う。脚が最も速いゴジラだ。服装は横長の帯状ビキニを纏い、ゴツゴツとした怪物のスーツを纏って背中に背鰭、腰に尻尾を生やし、顔に口元を露出した仮面を身に付けた。麟の纏った怪獣ゴジラ。魔理沙が同じゴジラを纏っている為、麟は差別化する為に『ジラ』と名付けている。麟の纏っているのはジラの子供である為、『二代目ジラ』と名付けた。しかし呼び名はジラである。

 

「来て。人里じゃ皆を巻き込むよ」

 

「知らぬ」

 

男は更に黄金の渦を展開し、麟に向けて放つ。ジラの手で武器を叩き落とす麟。捌き切れない場合は身体を横にずらして避けている。

 

麟は背後に跳ぶ。ジラの最大の武器はブレスではなく、歴代ゴジラ史上最大の俊敏性にある。中でも二代目ジラの速さは群を抜く。時速八百㎞/mにも及ぶ速さだ。新幹線も余裕で追い付ける速さである。

 

武器の射出する速度と飛んでくる速度は、麟からすればそんなに速くない。大半は叩き落とせるし、避けるのも容易い。

 

「こうして掴んだりね!」

 

麟は飛んできた武器を二つ掴む。両手に一つずつ武器を持ったのだ。二つも剣だ。

 

「その汚らわしい手で、我が宝物に触れるな!獣畜生が!」

 

男が渦を更に展開した。

 

「ちょっと!人里を壊す気!?」

 

麟は男に向かって叫ぶが、男は耳を傾けない。武器を射出しようとした、その時だった。

 

渦が突然何かによって斬られたのだ。

 

更に、赤黒い光線で残りの渦も掻き消される。

 

男は現れた存在を見つけた。それは、麟がよく知っている三人の少女だ。

 

「麟の帰りが遅いから可笑しいと思って来てみたが、此はどういう状況だ?」

 

「見た所、麟は襲われてるらしいな。近くで騒ぎがあるから来てみたけど、麟、ピンチか?」

 

一人目は萃香だ。二人目は魔理沙。そして三人目を見て麟は驚く。それは、ある世界で出会った少女であった。しかし、雰囲気は全く違う。

 

「クロエ?」

 

「っ?貴女が、マイ・ロードの言っていた冴月麟さんね。私はクロエ・フォン・アインツベルン。マイ・ロードとヘカーティア様の命で、其処の転生者を排除しに来たわよ」

 

そして、麟達は知る事になる。この出会いから、とある三兄弟と手を組み、クロエをかつて苦しめた神と戦う、幻想郷全体を巻き込む戦いとなると。




一人称は間違えてません。偽物なら尚更です

三兄弟は、ウルトラシリーズ好きなら誰か解りますね?妹なら兄妹って表記すべきでしたかね?あっ、アンドロメロスの辺りはあまり知らないので、Xがメインとなりますが。
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