東方怪獣娘ー怪獣を宿す幻想少女達ー   作:ちいさな魔女

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コラボの本編は次回で終わりです。しかし、まだ終わりではありません。クレナイクレハさんの許可が必要になりますが・・・。


クレナイクレハ・2:コラボ・8

モルド達は走り出した。それと同時に、ヤプールやエースキラーもジラに並ぶように走る。しかし、走力はジラが上回っていた。ジラはジュダに掴みかかり、そのままジュダの額に頭突きを食らわせた。しかし、ジュダはジラの頭突きを額に受けても怯まず、バットキャリバーを片手でジラの頭に振り下ろす。ジラはジュダのバットキャリバーを両手で白刃取りの要領で掴んで、攻撃を止めた。そして、片足でジュダを蹴り飛ばした後に口からパワーブレスを吐いて、ジュダに直撃させる。

 

また、ヤプールは鎌状の片手から細い光線を放ち、モルドを攻撃する。モルドはバットアックスで光線を弾き、そのままバットアックスを振り下ろして斬撃波を放つ。ヤプールは斬撃波を横に身体を傾けて避ける。ヤプールはモルドの懐へ入り込むが、モルドはヤプールが振り上げた拳を片手で掴んで止めた。そして、バットアックスを振り下ろすのだが、鎌状の手で止められた。そして、鎌状の手から大型のエネルギー弾を放って、爆発を起こしてモルドを後退させる。

 

そして、ギナは忌々しい技を使ってくる相手と互角に戦っていた。エースキラーだ。エースキラーにバットウィップを振るって予測不可能な鞭の連続攻撃を放つのだが、エースキラーの左手の鉤爪によって、意図も容易く引き裂かれてしまった。自前の武器をアッサリと破壊された事に驚いたギナだったが、エースキラーは休まずに額から『エメリウム光線』を放ってギナに直撃させる。数秒間も当たり続けた後に爆発し、ギナを後退させる。エースキラーは左腕のウルトラブレスレットを掴んで、短剣状の形である『ウルトラスパーク』に変化させた。そして、ウルトラスパークでギナを斬り、背後へ後退させる。

 

そして、ジラ、ヤプール、エースキラーがそれぞれの攻撃でグア三兄弟を後退させる。

 

『キリが無い!なら、最大攻撃で!』

 

『橙!私の力を全て与えるわ!それで最大の光線を放ちなさい!』

 

『はい!紫様!』

 

麟はジラの肉体に、エネルギーを溜めて行く。紫はヤプールの全エネルギーを、エースキラーとなった橙に与えていく。そして、エースキラーと融合するように消えたヤプール。その後にエースキラーは全身から紫色のオーラを纏った。それは、某ウルトラマンが他のウルトラ兄弟から力を与えられた際に変身した姿とそっくりである。

 

「仕方あるまい!ギナ!ジュダ!」

 

「「了解しました!モルド兄上!」」

 

そして、モルド達はお互いの身体を融合させる。モルドの肉体をベースに、ギナとジュダの身体が融け合っていく。それは、グア三兄弟が融合する事で姿を現す本来の姿にして最強の戦士『グア・スペクター』である。モルドの姿をベースとしているが、ジュダやギナの要素も一部だけ見られる。

 

しかし、幸いなのはグアはまだ融合したばかりである事。まだ完全な姿ではない。狙うならば今しか無い。

 

『そうはさせない!僕の一撃を受けてみろ!』

 

『紫様の力、お借りします!』

 

そして、ジラとなった麟は背鰭と首をより強く発光させて、口からハイ・パワーブレスより更に強力な青白い火炎を解き放つ。

 

スーパーエースキラーとなった橙は、ヤプールの知識に刻まれたウルトラ六兄弟の力を受け取ったウルトラマンタロウの放つ、宇宙最強の光線を放つ構えに入る。その威力はウルトラマンタロウの光線に遥かに劣るが、ヤプール人の持つ闇の力と紫の妖力が加えられている為、威力は本物と遜色無い。

 

『オメガ・パワーブレス!!』

 

『ダークコスモミラクル光線!!』

 

ジラは青白い火炎光線を口から放ち、その際に自分を中心に大爆発を起こして地面や草木を焼き尽くしてしまった。しかし、青白い火炎光線はグアに向かって真っ直ぐ進んでいき、軈てグアの全身を巻き込んでいく。

 

エースキラーは右脇から赤黒い無数の線を放つ。更に紫の幻影から放たれる無数の弾幕、そしてヤプールの幻影が放つ紫色の光線が加わり、融合したてのグアに直撃させる。

 

二つの光線が同時に直撃し、グアは融合したばかりで動く事も出来なかった為に二つの光線を食らい続ける。

 

『なにぃぃぃぃっ!?まだ何もしてないのに・・・アンドロメロスと合間見える前に・・・ぐぅぅ・・・グオアアアァァァァァァッッ!!!!』

 

グアは大爆発に巻き込まれてしまう。そして、ジラの姿が光と共に消えていき、元の麟の姿に戻った。

 

そして、元の姿に戻った橙の身体から紫色のオーラを飛び出していき、橙の隣に元の通常形態となった紫が現れた。

 

──────────────────────

 

「はい、おしまい」

 

「・・・くそぅ・・・俺は・・・何処で間違えたんだ」

 

クロエはギルの首を、ジャッジメントで切断した。

 

「俺はただ・・・皆に、認めて・・・・・・」

 

そして、ギルは涙を流しながら、光となって消滅していく。

 

「・・・ふう」

 

クロエは元の姿に戻る。その全身には痣が大量に出来ており、服もボロボロだ。大きな戦いであった事を裏付ける証拠になっている。

 

「あら?もう決着が着いたの?」

 

其処へ霊夢達がやって来た。怪獣娘形態となった彼女達は、クロエの援護に来たのだが、黒幕はアッサリとやられた事に唖然としていた。

 

「・・・もう決着が着いたなんて、そんなわけ無いじゃない」

 

「そうですよねぇ。でなけはれば其処までの痣は出来ませんからね」

 

文はクロエの身体の負傷を見て、余程危なかったと理解した。

 

「わ、悪かったわよ。じゃあこの後───」

 

その時、幻想郷の空を覆い尽くす程の大爆発が発生した。

 

『なにぃぃぃぃっ!?まだ何もしてないのに・・・アンドロメロスと合間見える前に・・・ぐぅぅ・・・グオアアアァァァァァァッッ!!!!』

 

そんな断末魔の悲鳴と共に起きた大爆発だ。声からして、どうやら決着が着いたらしい。

 

「うおぉっ!?なんか私より威力高くないか!?」

 

「全く・・・幻想郷壊れないかしら?」

 

すると、クロエ達の元へ普通の地球人と同じ大きさをした三名の女が落ちてきた。一人はギナだ。後の二人は、先程まで大暴れしていたモルドとジュダだった。何故か、少女の姿となっていた。

 

モルドは黒い角を生やす黒光りの侍の鎧を身に付けており、腰には通常の斧のサイズとなったバットアックスが取り付けてある。

 

ジュダは西洋騎士の甲冑を身に付けた某騎士王顔の少女へと変化していた。

 

「・・・なんだ?私達に何が起きた?」

 

「っ!?も、モルド兄上!?そのお姿は!?」

 

「なんだ?誰の声・・・じ、ジュダなのか!?何故少女の姿になっている!?」

 

「モルド兄上にジュダ・・・どうなっているんだ?」

 

その様子を見ていたギナ。

 

「・・・詳しい事は後で聞くわ。取り敢えず、私達は余裕あるわよ?」

 

「ああっ。コイツらきっとさっきの巨人だぜ」

 

「おーっ!やるかー?」

 

「まだですよチルノさん。三人に問います。まだ、戦いますか?」

 

霊夢、魔理沙、チルノ、文がグア三兄弟もといグア三姉妹を取り囲んでいた。先程、ジラとエースキラーの最強技を受けて爆発したのだが、何故か少女の姿へと変化していた。それに、自分達に向けられた二つの技はかなり効いたのだが、ダメージはあまり無い。

 

とはいえ、もう戦う体力は三人には無い。

 

「モルド兄上・・・」

 

「ギナ姉上、モルド兄上の指示に従いましょうぞ」

 

「・・・我等グア兄弟・・・いや、今はグア三姉妹と呼ぼう。我等三姉妹は降参しよう。これ以上の抵抗は、単に無駄なだけである」

 

こうして、グア三姉妹の幻想郷侵略は幕を閉じた。そして、グア三姉妹はこの後、自分達が幻想郷から思いも寄らない対応を受ける事になるのだった。




オリジナル技図鑑

『オメガ・パワーブレス』
ハイ・パワーブレスを更に溜めて放つ火炎光線。技の反動により、怪獣形態が強制的に解けてしまい、更に周囲を大爆発で吹き飛ばしてしまう。

『ダークコスモミラクル光線』
橙及び橙が変身したエースキラーが紫及びヤプールの力を貰い受けた事で放った、闇の力によるコスモミラクル光線。光の力が無い為にただ放つだけでは本物に遥かに劣るが、闇の力が加わった事で本物に近い威力となった。

グア三兄弟からグア三姉妹に変わりました。

そして次回、コラボ本編最終回になります。その次の回は、クレナイクレハさんから許可を貰ったらある事をしたいと思います。異界のヘカーティアが主役になります。
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