東方怪獣娘ー怪獣を宿す幻想少女達ー   作:ちいさな魔女

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フューチャーアースに赴いたザ・キングダムのメンバー
・冴月麟、伊吹萃香、フランドール・スカーレット、万由里、カール・ハイゼンベルク、クワイエット、エレン・イェーガー、エリス、エミリー


番外編・3:フューチャーアース編

エリスとエミリーは、東京の銀座に蔓延るビーストを狩り続けて居た。彼女達の体には、それぞれの巨人の体を模したスーツを着こんで居る。体のラインがハッキリと現れる程だ。某人型汎用決戦兵器のパイロットが着るスーツのようだ。

 

更に、二人はカオスヘッダー入り錠剤を服用しており、姿は変わらないが目は赤くなっている。

 

「『カオスイーヴィルビーム』!」

 

エリスは拳から光弾を放ち、ビーストに直撃させて爆発させる。

 

「『カオスカミーラウィップ』!」

 

エミリーは青と赤の螺旋状となった鞭を振り回し、ビーストの大群を凪ぎ払って切断する。

 

「まだこんなに・・・エミリー行ける?」

 

「大丈夫!私とカミーラさんは、この程度じゃ疲れないよ!」

 

二人はカオス怪獣形態となっている。カオスヘッダーの力によって、スペースビーストが発するビースト振動波を吸収しているのだ。此によって、スペースビーストが彼女達の力を学習し進化するのを抑えて居るのだ。

 

「『カオスイーヴィルショット』」

 

エリスは某光の巨人とは逆の形で光線を放ち、ビースト達を消滅させていく。虹色の光る粒子を混ぜた光線によって、ビーストを解析し凪ぎ払う。

 

「『アイゾード』」

 

エミリーは鞭を一本の剣に変化させて、ビーストの頭部を斬る。

 

「油断したら駄目よ」

 

其処へ空から万由里が現れて、白い毛皮と青い皮膚の狼の剥製を被った服装となる。顔には金色の機械的な仮面を身に付けている。また、紫色の機械的なガントレットを両手に装着して、全ての指先には砲塔が着いている。

 

それは、万由里が宿した怪獣の擬人化した姿であり、万由里の怪獣娘形態であった。名前は『メツボロス』。機械的な部分もあるが、幻想郷に居る影狼の宿す怪獣と同じ怪獣である。

 

「ビーストはかなり減らせたけど、まだ生き残りは居るみたいよ。避難所はクワイエットが守ってるから、私達はクワイエットのサポートに入るわよ」

 

「うん、万由里さん」

 

エリスが返事を返す。三人はその場から移動しようとしたが、目の前にビーストの大群がまた現れた。明らかに多すぎる。全てがナメクジ型のビーストである。

 

「また現れたのね!一体どうなってるのよ!?」

 

そして、ビースト達は一つに集まり始めた。ナメクジ型のビーストは見た目に反して動きが速い。中には空から飛んできた個体も居る。

 

『ニュルルルルルウウウゥゥッ!!』

 

(((キモ過ぎる!?)))

 

三人は青ざめる。五十メートルはある巨大なナメクジ型ビーストを見て、嫌悪感が芽生えてきた。

 

「こんな奴は駆除よ駆除!」

 

「共存出来そうにないよね」

 

「いや・・・知的生命体の恐怖を食べる時点で共存以前の問題」

 

三人はそれぞれ闘いの構えを取るが、突然空から光線が降ってきて、ビーストに直撃した。

 

ビーストは光線に数秒当たり続けた後、内部から某特撮のように内部から爆発四散した。

 

『シェアッ!』

 

銀座の広い通りに、一人の巨人が降り立った。三人はその巨人が何者なのかは分からなかったが、どんな巨人なのかは知っていた。

 

「ウルトラマン!?」

 

「本当だ!私のイーヴィルティガさんみたい!」

 

「でも、なんか悪人面らしいね」

 

エミリーが一番キツい言い方をする。

 

『よお!お前達か?スペースビーストと闘ってたのは』

 

巨人が手を振って話し掛けてきた。

 

「アンタ、ウルトラマンね?それも、メツボロスを、いえホロボロスを解放してくれたウルトラマンゼットみたいな」

 

『っ!?ゼットを知ってんのか?』

 

「えっ?ええっ。でもその前に、私は万由里よ」

 

「エリスです」

 

「エミリーです」

 

『おっと、自己紹介がまだだったな。俺はゼロ。ウルトラマンゼロだ。さっき仲間と一緒にフューチャーアースへ降り立った所だ。それぞれ分かれてスペースビーストを狩りに来たんだが、お前達を見て解ったぜ。怪獣を宿してるのか?』

 

ゼロは、万由里達が怪獣を宿してる事に気付く。

 

「流石はウルトラマンね。私はホロボロスが無理矢理変えられた姿だけど、メツボロスという怪獣を宿したわ。この子の記憶からウルトラマンゼットを知ったのよ。私が宿してから、この子はもう苦しんでないわ」

 

『そうか・・・ゼットがな。それでそっちの二人は怪獣じゃ・・・ないよな?姿は違うが、なんかティガみてぇだな?』

 

「うん。イーヴィルティガさんは、偽物じゃないよ。本当はティガと同じ光の巨人なんだよ」

 

「私が宿したカミーラさんは、かつてのティガの恋人だった人です。元から、という訳では無いですが、闇の戦士だったティガさんが光に目覚めて、色々ありましたけど、カミーラさんは私にとって最高の相棒です」

 

『そっか。っと、話は後だ。まだ生き残りは居るみたいだ』

 

ゼロがある方向を向く。其処には、三メートルから数十メートルものビースト達が四人に向かって迫って来た。

 

『俺も加勢するぜ!』

 

ゼロも加わり、益々ビースト殲滅作戦はスムーズに進み始めた。

 

しかし、彼等はまだ知らない。後に、ギギ達を滅ぼした存在が、フューチャーアースに怪獣を送り込んで来る事を。

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