変態だけど異世界で美少女になったので赤髪少女や巨乳エルフ、その他大勢とたわむれます。 作:ナムヲ
…誰だよWIN・WINとか思った奴は……俺だよ、俺だったよ、俺のバカぁ……。
ここは密閉した浴室、アイギスと俺の二人がここに居る。
ドブと鉛筆の芯と洗ってない犬と足とヘソのゴマの匂いがするこの場所は地獄だ。
俺の追加されたスキルで無理やり手足を縛られたゲロクサエルフを風呂場へと連行した。
全てを衣服や装備を剝ぎ取られて涙目なアイギス。
そしてしかめっ面の俺がいる。
真っ裸のアイギスを眺めるのだけど興奮はしない。
ブルンブルンと揺れる胸を眺めるがどうでも良い。
風呂場に立ち込める臭気が鼻に付いてそれどころじゃない。
あとチンコないからどうしようもない。
フレイなんか一目散に逃げて行ってしまった。
もうなんか萎えて来ているのだけど残った気力を振り絞る。
「…うっ…うっ…どうしてこんな酷い事を…」
「うるせぇ!だまらっしゃい!」
『べチン』とケツを叩く、すると『キャン!』と言う可愛い声で鳴く。
その手を見ると垢が大量に付いていてちょっと気持ち悪い、けどちょっと楽しい。
少しだけテンションが上がった。
そんなテンションとは裏腹にゲロクサエルフは文句を言ってくる。
「痛いですぅ…なんでこんなことするんですかぁ…僕、信じてゴボボボボ…」
お湯をぶっ掛けて黙らせる。
何を言っているのか分からないなぁハハハ。
笑顔になりつつ石鹸で青く長い髪を洗うのだが中々泡が立たない。
フケや皮脂が手に絡みつき指が髪に引っ掛かりまくる。
もうこれは髪と言う名の塊だ、ドロドロの塊だ。
超汚いこれを綺麗にしなくてはならないのは結構キツイのではないかと感じ始めた。
…汚すぎるんだ、汚すぎて泡が立たないんだ。
ちょっとだけ顔が歪むのは仕方ない事。
20年もお風呂に入っていないのは伊達じゃないみたいだ。
何度も付けては流しを繰り返す。
するとゲロクサエルフがまた泣き始めた。
「うっ…うっ…ひっぐ…僕弱くなっちゃいまゴボボボボ…」
なんかほざいているのだけど気にしない、構わずお湯をぶっ掛けワシャワシャ洗う。
すると少しずつだけど小さな泡がブツブツと立ち始めて指が絡まなくなって来る。
その様子を感じたアイギスがさらに泣き始める。
「うわぁぁぁん!僕が弱くなってもいいんですかぁぁぁ!!もう止めてくださいよぉぉぉ…」
「うるせぇ!だまらっしゃい!」
泣きながら怒っているのだけどまた『ぺチン』とケツを叩く。
また手に垢が付着するがどうでもいい、どうせ全部綺麗になるのだハハハ!!
またまた悲痛な叫びがアイギスから放たれる、今度はちょっとだけ聞いてやろう。
「僕、僕、弱くなったらお役に立てなくなりますよぉぉぉ…うっ…うっ…」
「大丈夫だ、俺は見捨てないから」
「………本当ですか?…うっ…うっゴボボボボ…」
「本当だとも、フレイが見捨てても俺だけは絶対見捨てないからな!だから安心するんだ!」
「本当に本とゴボボボボ…」
「あぁ、俺を信じろ!」
またまたお湯をぶっ掛けてなんとなく黙らせる。
フレイが行かない時はお腹痛いとか言って休めばいい。
そうすればアイギスも諦めてくれるだろう。
だから見捨てると言うよりはお休みすると言うのが正しい。
何度も洗っているともう石鹸が小さくなってきた、追加の石鹸をフレイに頼もう。
浴室のドアを開けて叫ぶ。
「フレイィィィ!!石鹸とタオル10枚追加でぇぇぇ!!コイツ超汚いわぁぁぁ!!」
「…そんな事言わないでくださいよぉ…うっ…うっ…酷いですぅ…」
「うるせぇ!」
また『べチン』とケツを叩く、もう心の中はハイテンションだ。
フレイが『はい、どーぞ』と浴室の前に追加の品物を置いてくれた。
今度はタオルに石鹸を付けてアイギスの身体を洗う。
ボロボロと落ちる垢、ネチャネチャになり変色するタオル。
泣き叫ぶアイギス、ちょいうるさい。
…コレどうなってんの?どんだけ汚ねぇんだよ…やべぇよこれ…そこらの浮浪者のレベルじゃねぇぞ。
そう思いつつもしつこくゴシゴシと根気よく背中を洗うと地肌が見えて来た。
…こいつ全身垢で覆われてやがる…まるでフルアーカーだ、防御力高そう。
最低な事を考えながらタオルを変えてまた洗う。
「…もう好きにしてください…もう諦めました…」
「ああ、俺に任せろ!!」
「やっぱりやめてくださゴボボボボ…」
頭からお湯を掛ける必要はないのだけどついぶっ掛けてしまった。
拒否するから悪いんだ、俺は悪くない、悪いのはこんなに垢を溜め捲ったアイギスだ。
「本当に僕の事見捨てないんですよね…」
「うむ、仲間を見捨てる何て事は俺には出来ない…それにこれからお前の歓迎会もあるんだ、そのままじゃ入店拒否されちまうぞ?」
「そ、そうですね…」
「あぁ、それにフレイが連れて行ってくれるお店は美味しい物がいっぱいなんだ、だから期待してもいい、大人しく洗われろ、な?」
「わ、わかりまゴボボボボ…」
「うるせぇ!だまらっしゃい!」
またケツを叩きつつ、それから1時間位ずっと体中を洗っていた。
ゲロクサからちょいクサになるまでの時間はとても長く感じた。
その後の俺は語る『楽しくもあり辛くもあってやっぱりちょっと楽しかったです』と。
◇
リビングのソファーの上、俺とアイギスはそこに居る。
俺の恰好はメイド服、アイギスはフレイのローブだ、俺のバニースーツはサイズが小さすぎたからフレイのを借りているらしい、服は全部捨てられた模様。
お風呂から上がり大きな胸の中に顔を埋めて恍惚とした表情をしながら左右の触感を楽しんでいる最中だ、うん、最高。
「髪の毛がスースーして落ち着かないです、あと肌がピリピリして痛いです…」
「うんうん、いい匂いだぁ」
「あの…聞いてますか?それよりどうして僕の胸に顔を埋まっているのですか…」
「どうしてかって?それは匂いを嗅いでいるからさ!ハハハ!!」
完全にセクハラしているのだけどセクハラにならないのは今の自分が女だからだ。
それを堪能している俺は幸せ者なのだろう。
アイシスの肌は擦り捲った影響で赤くなっている、だけど全然臭くない、臭くないんだ!!。
ワキの匂い以外は。
「いやぁ臭くないっていいなぁ、凄く良い匂いがする…アイギス、俺と毎日お風呂入ろう、そうしよう、そうするべきだ、そうしなくてはならない」
欲望駄々洩れでお願いしてみる。
だって女同士だしチンコないからお触りまでは大丈夫だろうと思う。
「えぇ…僕嫌ですよぉ…もうお風呂入りたくないです…」
「うるせぇ!入ろう!」
『べチン』と胸を叩く、するとブルンと揺れて『キャン!』と鳴く。
…何これ幸せ…幸せしか感じない…あとはワキだけワキだけ何とかすればもう最高…。
俺は幸せな気持ちでアイギスのお胸に飛び込んでいる。
アイギスが拒否しないのは風呂場で言った事を信じているからだろうなぁとか思ったり。
そんな幸せな光景を邪魔する者がいる、フレイだ。
「ミソギー、アイギス―、歓迎会行くわよー準備しなさいな」
「分かりました、ありがとうございますフレイさん、今行きます!ほら、ミソギさん、行きましょう?」
「………あい…」
もうちょっと堪能したいのだけどしょうがない。
ゆっくりと胸から離れて余韻を楽しむ。
…ふぅ…イクか…。
さぁこれから歓迎会だ、今日はあのフィレ肉を食べたレストラン。
前回は食べ過ぎたのだけど今回は大丈夫、もう次は食べ過ぎない。
フレイもアイギスももう準備は出来ているみたいで後は俺を待っている。
「ミソギー早くいくわよー」
「はーい、ちょっと待ってくれーすぐ行くからー」
この後アイギスは臭いと言う呪縛から解放されたのか男達に絡まれるのをまだ知らない。
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