アサルトリリィ ヒュージとリリィのFusioner   作:アイリエッタ・ゼロス

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十三話

「(....ふーん。結構バランスの取れてるレギオンだ。全員レアスキルも違うし)」

 私は目の前にいる九人のリリィを見てそう思っていた。

 

「で、百由。私達が残された理由は何なのかしら?」

「一応銀華を発見したのは一柳隊だからね。あなた達にはある程度の事を知る権利が

 あるからね」

「それで私達だけを残したのね....」

「そゆこと。それに、基本的に一柳隊の予備メンバーとして動いてもらうのよ」

「わ、私達の部隊にですか!?」

「そ。じゃあ取り敢えず自己紹介しなよ銀華」

「分かったよ。....昨日はどうも。私の名前は銀華。元フリーの強化リリィよ。これから

 よろしく」

 そう言って私は九人に頭を下げた。

 

「こ、こちらこそ! 私は一柳 梨璃です!」

 すると、昨日会ったピンク髪のリリィが私に頭を下げてきた。

 

「わ、私は王 雨嘉だよ。こ、これからよろしくね」

 次に名前を名乗ったのは私が携帯を拾った黒髪のリリィだった。

 

「私達も名乗りましょうか....白井 夢結よ。梨璃とシュッツエンゲルを結んでいるわ」

「私は楓・J・ヌーベルです。グランギョニル社の娘ですわ」

「ふ、二川 二水です! あの、後でいくつか取材の方を....」

「二水よ。それは後にするのじゃ。ワシはミリアム・ヒルデガルド・v・グロピウス。

 戦うアーセナルじゃ。お主のCHARM、後でじっくり見せてもらっても良いかのう?」

「吉村・Thi・梅ダ。前は斬りかかって悪かったナ」

「郭 神琳です。以前は助けていただきありがとうございます」

 そう言って挨拶をしていくうちに、最後の一人になった。

 

「私で最後か....安藤 鶴紗。後であなたに聞きたい事がある。時間を貰っても良い?」

「(この子....私と同じ強化リリィか。それに安藤、ね....)」

「良いよ。ミリアムと二水も後でね」

「はい。そんな感じで、仲良くやってね皆」

 百由のその言葉によって、私と一柳隊の顔合わせは終わった。

 

 ~~~~

 

 顔合わせが終わってから少し経ち、私は鶴紗と共に校舎近くの森にいた。

 

「この辺なら他の人も聞いてないはず....」

「そうね。それで、私に何を聞きたいの?」

「あなた、G.E.H.E.N.A.殺しだよね? それに、()()()()の成功者だよね?」

「....へぇ。やっぱり、強化リリィの鶴紗にはわかるものなんだ」

「まぁ、明らかに強化リリィの気配にしてはおかしいから。それに、梅様と夢結様相手に

 一切引かなかったから相当の強さを持ってるのが分かったから」

「そっか。それで? 私の正体は知ってどうするの?」

 私は少し圧をかけてそう言うと、鶴紗は私に頭を下げてきた。

 

「ありがとう。あの時、私を助けてくれて。あなたのおかげで、私は救われた」

「....礼はいらないよ。私は私がやらなければならない事をやっただけだから」

「それでも....! 私はあなたに助けられた。だから....ありがとう」

「(....私は、礼を言われるような人間じゃないんだけどね)」

「そう。なら、今はその礼を有難く受け取っておくわ」

「うん。そうして欲しい」

 そう言って、私と鶴紗は校舎の方に向かって歩き出した。

 

「そういえば、今何歳なんですか?」

「私? ちょうど20歳だけど?」

「じゃあ銀華様って呼んだ方が....」

「いいよ様付けしなくて。普通に呼び捨てとかで良いって。様付けされるとなんか変な感じ

 するからさ」

「流石に呼び捨ては悪いから....銀華さんって呼ぶよ」

「お好きにどうぞ~」

 

 

 

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