アサルトリリィ ヒュージとリリィのFusioner 作:アイリエッタ・ゼロス
「じゃあ、始めようか」
そう呟いた私の目は赤く光った
「一番槍はいただくわ!」
そう言って最初に攻撃してきたのは以前私にCHARMを向けてきたピンク髪のリリィだった。
その攻撃を私はグングニルで受け流し、ブリューナクを振るってピンク髪のリリィのCHARMに
直撃させて吹き飛ばした。
「重っ!?」
ピンク髪のリリィは後方に吹き飛ばされたが、何とか受け身を取って着地していた。
「亜羅椰を軽々吹き飛ばすなんて....! 皆! 一人で突っ込んじゃダメよ!」
緑髪のリリィはすぐに状況を理解したのか、他のリリィたちにそう言って変わったアホ毛を
した茶髪のリリィと同時に攻撃を仕掛けてきた。だが、私はその攻撃を軽々と躱した。
「(太刀筋は良い....連携も問題なし)」
そう思いながら、私は背後から飛んできたマギの球をアホ毛のリリィに向かって弾いた。
「噓っ!?」
アホ毛のリリィは突然の攻撃に驚いたが、何とかCHARMでガードしていた。だが、ガードの
タイミングが悪かったのか後方に飛ばされていた。
「月詩!?」
「敵から気をそらしちゃダメだよ」
私はそう言って、緑髪のリリィにブリューナクを振り下ろした。緑髪のリリィは咄嗟に
ガードを取ったが体勢を崩して片膝が地面についていた。
「ぐっ....!」
「連携は素晴らしいの一言だけど、乱されて気が一瞬でも逸れるのはだめだよ。そこを
突かれたら一瞬で連携は崩壊するからね」
「だったらこれは読めたかしら!」
そう叫んで、ピンク髪のリリィは私の背後の上空から私に斬りかかって来た。
「うん、読めてるよ」
そう言って、私はグングニルで攻撃を受け流して緑髪のリリィにピンク髪のリリィを
激突させた。
「「いったぁ!?」」
「仲間が近くにいる時は攻撃に注意しなよ? こうやって同士討ち狙われるからね」
私はそう言いながらブリューナクとグングニルをシューティングモードに変形させた。
「さて....しっかり避けなよ? 威力抑えるけど、結構痛いと思うよ?」
そう言って、私はマギの弾丸を撃ちまくった。
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鶴紗side
「わ、私達、アレと戦うんですか!?」
「ふ、二水ちゃん! アレって言ったら失礼だよ!」
壱盤隊と戦っている銀華さんを見て二水はそう言っていた。
「....完全に動きを読んでますわね」
「えぇ....それにCHARM捌きも一切の無駄が無いですね」
楓と神琳は銀華さんの戦いを見て情報収集をしながら戦術を練っていた。
「あんなに強いんだ....」
雨嘉は銀華さんの戦いに見惚れていた。
「あんなものじゃないよ、あの人の強さは」
私は雨嘉にそう言った。
「えっ?」
「あの人の本気の強さを100にするなら、今は多分5とかだよ」
「っ!?」
その言葉には一柳隊全員は驚いた表情をしていた。
「ア、アレでですか!?」
「うん。私、一度だけあの人の本気を見たことがあるけどあんなものじゃなかった。本気の
あの人は、怪物って言葉が似あうかな」
「怪物....」
「あの人の前で油断したらダメ。一瞬で狩られる」
そう話していると、壱盤隊との模擬戦は終わっていた。模擬戦を行っていた壱盤隊の面々は
かなり疲れた顔をしていた。
「銀華さん、次は私達のところとやって」
私は戦いを終えて息を整えている銀華さんにそう言った。
「良いよ。ちゃっちゃか始めよ」
そう言った銀華さんの纏っている気配は一瞬にして変わった。
「(っ! ....これは、結構覚悟して戦わないとダメかな)」
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夢結side
「....これは、一体どういう状況?」
「く、樟美....? どうしたの?」
授業が終わり、梅と天葉と依奈と食堂に行くと壱盤隊のメンバーと梨璃達が一緒にいた。
だが、何故かほとんどのメンバーの周りにはお通夜の様な空気が纏われていた。
「あ、夢結に梅。と、天葉と依奈だっけ?」
すると、私達の後ろからかつ丼を持った銀華が現れた。
「銀華....」
「銀華、これ何があったんダ?」
「あぁ~....まぁ多分だけど、今日の模擬戦のせいかな....」
「模擬戦って....」
「今日の授業、私がやったからね。実力測るために全員と模擬戦やったんだよね」
銀華は事も無げにそう言って近くの席に座った。
「模擬戦を全員と!? あなた一人で!?」
「まぁね。いただきます」
依奈の言葉に答え、銀華はかつ丼を食べ始めた。
「それで....何で模擬戦でこんなにお通夜状態になってるのよ」
「多分だけど、模擬戦やった時に一方的にやられたからじゃないかな....」
銀華はどこか申し訳なさそうな表情をしながらそう言った。
「攻撃も一回も当たらなかったから....多分それでへこんでるんだと思う....」
「一回もって....いくら何でもそれは冗談じゃ....」
「冗談じゃないよ、天葉姉様....」
すると、樟美さんがそう言った。
「私達の攻撃、一回も当たらなかった。亜羅椰ちゃんと壱っちゃんなんて同志討ちさせられた」
「樟美....思い出させないで....」
「アレは屈辱的ですわ....」
樟美さんの言葉に、二人はダメージを受けているようだった。
「マジか....」
その様子を見て、珍しく天葉は驚いているようだった。
「てことは、こっちも....」
「まぁ、多分....」
梅が梨璃達の方を見ると、銀華はそう言った。
「一応、連携は粗削りだったけどいい動きはしてたよ。ただ、要所要所で気になるところは
あったかな。明日ぐらいに纏めて渡すからその点を修正できるようにしてあげて。天葉と
依奈の方もよろしく」
そう言いながら、銀華は立ち上がった。見ると、既にどんぶりからかつ丼は消えていた。
「悪いけど、あの子達励ましてあげて。私だと逆効果になりかねないからさ。何かあったら
百由の部屋に来て。夜までは百由の所にいるから」
そう言いながら、銀華はどこかに行ってしまった。
「....取り敢えず、私達はあの子達をどうにかしましょうか」
私は天葉達にそう言って、梨璃達に話しかけに向かった。