アサルトリリィ ヒュージとリリィのFusioner   作:アイリエッタ・ゼロス

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二話

「....これでここも終わりっと」

 私は今破壊した研究所がある場所に❌マークをつけた。

 綺麗なリリィに出会って一週間近くが経ち、私は鎌倉府の近くにあるG.E.H.E.N.A.の

 研究所を片っ端から破壊していた。

 

「(後のことは、リリィ達に任せた方が良いわね)」

 私は別の部屋で眠っている強化リリィ達の事を思い出しながら、研究所を出た。

 そして、周囲を見渡すために“鷹の目”と“テスタメント”を同時に発動すると、遠くの方で

 巨大なヒュージの存在を発見した。そのヒュージからかなり離れた先には、かなりの数の

 リリィがいる事も分かった。

 

「(ヒュージがいるのは海の上? それにヒュージが向かってる先って確か....)」

 私は❌マークをつけた地図とは別の地図を取り出した。そして、移動の方向を予測すると

 ヒュージが向かっている先は百合ヶ丘女学院だった。

 

「(....百合ヶ丘のリリィか。あのリリィも確か百合ヶ丘だったし見に行ってみようかな)」

 そう思っていると、私はついでに良いことを思いついた。

 

「(ここにいた強化リリィ、百合ヶ丘まで運んであげよっと)」

 私は研究所で眠っているリリィ達を触手で運べる様に結んで、羽を展開して空に

 飛び上がった。そして、百合ヶ丘女学院の場所を再確認して百合ヶ丘女学院に向かった。

 

 〜〜〜〜

 

「(おおっと、結構な数のリリィね....)」

 強化リリィを百合ヶ丘女学院まで運んだ私は、リリィ達が集まっている場所の上空で“鷹の目”と

 “ユーバーザイン”を使って様子を見ていた。

 

「(見たところ、陸に上がったのをここで迎撃するのね....)」

 そう思いながら様子を見ていると、ヒュージが飛び陸地に上がった。すると、最前線にいた

 黒髪ロングのリリィがヒュージに突っ込んでいった。

 

「(良い動き....でも、随分と危なっかしい戦い方をするわね)」

 私は黒髪ロングのリリィの戦い方を見てそう思った。すると、リリィが攻撃したヒュージの

 殻の部分から何かの光が見えた。

 

「(今の光は....)」

 すると、黒髪ロングのリリィは相手の攻撃を利用して光った部分を爆発させた。すると、

 そこから現れたのは傷がついた無数のCHARMだった。

 

「何てCHARMの量よ....! あのヒュージ、どれだけのリリィを....」

 そう思っていた時、突然黒髪ロングのリリィから濃密なマギを感じた。

 すると、黒髪ロングのリリィの髪の色が突然白髪に変わった。

 

「ルナティックトランサー....」

 リリィの髪の色が変わったのは、私の使えるレアスキルの一つ“ルナティックトランサー”を

 使ったからと私はわかった。

 

「(完全に暴走してる....というか暴走してるのはヒュージもか....)」

 私は周りにいるリリィ達に危険が及ぶと思い、持っていたCHARMを銃の形に変形させ、

 “天の秤目”を発動させて暴走するヒュージの触手をマギで形成した弾丸と背中にある翼から

 放たれるレーザーで撃ち抜いた。

 

「(とりあえずバレてはないか....というかあのピンク髪のリリィは何をして....)」

 私が触手を撃ち抜いている間に、白髪になったリリィに向かってピンク髪のリリィが

 突っ込んでいた。そして、二人のリリィのCHARMがぶつかると、CHARMの間に

 マギスフィアが形成された。それと同時に、“ルナティックトランサー”を発動していた

 リリィの髪の色が戻り、“ルナティックトランサー”の発動が解除されていた。

 

「(あの子、“ルナティックトランサー”を解除した....?)」

 そう思っていると、二人はお互いのCHARMを重ねてマギスフィアをヒュージに叩きつけた。

 その一撃で、ヒュージは大爆発を起こした。その大爆発の爆風は、上空にいる私にまで

 届いてきた。

 

「(っ!? どんな威力してんのよ....!)」

 私は咄嗟に翼を動かして吹いてきた爆風から身を守った。そして爆心地から煙が晴れると

 そこには抱き合った二人のリリィがいた。

 

「(あんな凄い一撃放っといて穏やかな表情を浮かべてるわね....)」

 その様子を眺めていると、大爆発を起こしたヒュージの触手が小さく動いた。

 

「っ!」

 そして、その触手は近くにいた黒髪と亜麻色の髪のリリィに襲いかかろうとしていた。

 

「(狙撃は、ダメね....射線にリリィが多いから下手すりゃ落とされる。だったら....!)」

 私は髪の毛を触手に変えて空中を蹴り、触手が襲いかかろうとしたリリィ達の近くに着くと、

 二人のリリィ達の前に触手で壁を作った。そして、空中で一回転し持っていたCHARMで壁に

 ぶつかった触手を斬り伏せた。そのまま触手を地面から引き抜いて私は一気に上空まで飛んだ。

 

「(騒がしくなってる....今のうちに逃げよ....)」

 私は下で騒がしくなったリリィ達を見て、急いでこの場から離れていった。

 

 

 

 

 

 

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