00のユニオン軍のBGM……格好いいよね……あれ流れてフラッグ登場するシーンはほんと心が踊るぞ!ガンダム!!
さてさて、幕間を挟んで本編です。
アンケートは一旦締め切ります。グラハムとメイドさんの人気がずば抜けてヤバい……え、みんなどこがそんなに気に入ってくれたの……すっごく嬉しいけど
追記・お気に入り700行きました。感想と評価も合わせてほんとありがとうございます(*T^T)
しばらくメイドさんの膝枕を堪能……いや、なすがままになっていると、足音が近付いてくるのが聞こえてきた。
「……まだ、グラハム君の意識は戻らないか?君だけでも先に食事……を……」
その音の方向に顔を向けると、そこには何かの料理が乗った御盆を手に持つ、甚平のような和服に身を包んだ藤堂鏡志朗が口を開けて立っていた。……そいえばメイドさんがいってたな、ここ藤堂さんの家だって。フラッグ数えてたからちゃんと聞いてなかったな。にしても、何故藤堂さんの家に私は運ばれているのだろうか?
「あ、おはようございます藤堂殿。私が気を失っている間に運んでいた」
「よくぞ!よくぞお目覚めになられた!グラハム君!!」
私がお礼を言い切る前に、藤堂さんがその顔をクシャッと歪めながら膝を曲げ私の顔を見つめてくる。……いや、うん。原作よりまだ眼孔の鋭さは劣るけど恐いのだが。そんなに心配してくれてたのか……いやまぁ、他国の要人が勝手に自分の武器をとって、死にかけたのだから当たり前か。
「こ、この度は大変失礼を……武人の魂とも言える刀を勝手に使ったばかりか、皆に迷惑をかけてしまった……本当に申し訳ない」
メイドさんが私の両肩に手を添えて押さえているため、体を起こしての謝罪はできないが。誠心誠意込めて謝罪の言葉を口にする。
「ふ、そう言われては私も似たようなものだ。まだ10歳の子供に緊張していたとはいえ刀を抜かれ、あまつさえ守るべき君を止められなかった。……謝罪すべきなのは私のほうだ。本当にすまなかった」
しかし、私の言葉に藤堂さんはむしろ守る力が足りなかったこちらが悪い、と私に向かって深々と頭を下げてきた。
……いや、やめて欲しい。あれは私の我が儘…もといちょっと情けない心が暴走した結果なのだ。無論暴走したおかげで私自身なんかスッキリした感はあるが、迷惑をかけたのは間違いなく私の方だ。何より原作でと藤堂さんが頭を下げたのってゲンブとか日本の偉い人を除けば、志の高い四聖剣の仲間にだけだったじゃないか。私はそんな志の高い人間ではないのだ、藤堂さんの貴重な頭下げる機会を私なんぞに使ってはいかん!自分で言うのも何だが私はただグラハムさんとフラッグ及びその派生機が大好きなだけのアニメオタクなんだ!!最後まで日本の為に戦い抜く武人が頭を下げる価値は無いんだ!!!
「どうか、頭をお上げください藤堂殿。やはり私が悪いのですよ。あれは私の単なる自己満足……いえ、ただの子供の我が儘のようなものなのですから」
「……だが君はその我が儘が無ければ死んでいたのだろう?」
「いえ、むしろ我が儘で動かなければ命を危険にさらすことも……」
私がそう否定しようとすると、藤堂さんは私の胸に手を当ててきた。
「君は、その己の命よりもその
「ッ!!」
そして、私に手を当てながら藤堂さんの口から出た言葉は、まるで何かを押し殺すように苦しそうな声だった。
……何故、私が。いや、私の魂が恐怖に負けることを恐れたと、わかっているのだ?私が藤堂さんの言葉に驚いて目をパチクリさせていると、藤堂さんは自身の腰に挿していた刀を抜き、その刀身を私に見せてくる。
「あの時、君は弱い自分を許せずに怯えていたように私には見えた。何も守れない自身の力の無さを嘆くかのように。その弱さを認めず強くあろうとする心は、君が私に「有る」と言ってくれた武人の心のようなものだ」
言葉を続けながら藤堂さんが刀の刀身を指でなぞっていく。不思議とその指先に目が吸い寄せられていく。
「確かに……行動だけを客観的に見れば、グラハム君にも否はある。国の名を背負う皇子という立場からすれば、決して行ってはいけない行動だろう」
なぞる指が刀の切っ先でピタッと止まる。強く指を当てているのか1滴だけ血が流れた。
「しかし、あの時君は……国の要人としてではなく、1人の男として守るべきものを守らんと立ち上がった。私はそんな君を守るべき大人だというのに……君に武人と呼ばれた男なのに守れなかったのだ!」
藤堂の顎からも透明な滴が1滴。畳の上に落ちるのが見えた。
「私は君の護衛だ!故に君の心も守れなくては意味がない!日本の軍人として!何より認められた武人として!私の魂が君を守れなくなるところだったことを悔いているのだ!」
私が刀から視線を外して見た藤堂さんの顔は、哀しみに溢れ涙を流し……しかし、決意に溢れた武人の顔をしていた。
「故に謝るのは私のほうだ、グラハム君。だが、君の謝罪と私の謝罪に今誓おう。君が日本にいる間、必ず君を守る。命は当然。そしてその心も」
……なんと気高き男か藤堂鏡志朗。私の行動も含め自身の否と受け取り……それ上で今度こそ守り抜くと言ってくれた。……私自身の行動で迷惑をかけたというのにだ。これが原作において旧日本軍最後の武人と呼ばれた「奇跡の藤堂」か。この人ならば……私の求める武士道を学べる気がする。いや、この武人からこそ私の求める武士道が見つかる!
「やはり、私の目に狂いはなかった……。勝手をした身でこんなことを言えた義理ではないが。ありがとうございます……貴方のその武人の心に敬意と感謝を」
うむ、グラハムさんには及ばずともなんと気高き男よ!
気づくと私は藤堂さんの手を固く握り締めていた。
この日私は自身の魂を守りぬき、新たな指標を見つけたのだった
「これからよろしくお願いいたします!藤堂殿!」
「ああ!承知!」
終始無言で微笑んでいたメイドさんに膝枕されていたことを思い出し、一瞬で赤面したのは締まらなかったがな……
そうして、その日は藤堂さんの用意してくれた日本食をいただき。後日改めて枢木ゲンブ首相と会食をすることを電話で約束し眠りについた。
次の日は到着したことを伝えるため、メイドさんにシュナイゼルが持たせてくれていた皇族用の国際電話を使って兄上に電話をかけた。
『やぁ、グラハム。どうやら到着そうそう大変な目にあったようだね』
電話がかかって最初に出た言葉は、心配している口調ではなく楽しそうな口調だった。
「ええ、まさか到着そうそう日本人に襲われるとは思いもしていませんでしたよ」
しかし、それを指摘することも嫌がることもせず、私自身も少し軽い世間話をするように返す。
『でも、流石だよグラハム。襲撃者を1人、切り捨てたって聞いたよ?コーネリアが聞いたら喜ぶ……前に取り乱しそうだね……』
その言葉に思わず、自身の持つ拳銃付きのエストックを振り回しながら迫り来る姉上を想像してしまった。やめてくれ姉上。私が想像してしまったとはいえ、その怒りに満ちた顔はギアスファンの私にいろんな意味で効く
『それにしても、まさかこんなに早く
「ほんとに驚きですよ。まさかとは思っていましたが、日本内部にまで既に手を回しているとは」
そのシュナイゼルの言葉に私は同意を返す。
どうやら予めシュナイゼルと話し合っていた、予測可能な面倒な事態が日本内で起こっているようだ。
元々私の日本行きは誰にも喋ってはおらず、急遽誕生日にて異例の皇帝権限によって決まったことだった。普通に考えれば私がピンポイントで狙われることはないはず。しかし、それに否と答えたのはシュナイゼルだった。
『父上が日本行きの準備を整えるために声をかけたブリタニア軍人、貴族の中に。いまだ父上の命を狙うものがいるかもしれない……まさかとは思ってたけど事実とはね』
初めにその可能性を聞かされた時は、まさかあの『血の紋章事件』の後にそんな事を企むブリタニア人がいるのか?と思ったが……直ぐにルルーシュのことを思い出し「む、有り得るな」と答えてしまったものだ。どこでシュナイゼルがその情報を仕入れた(もしくは予想した)かはわからないが、現実問題襲撃はあった。
『狙いとしては、皇帝が恩情をかけた子供を人質にでもとって……もしくは殺して国同士の戦争を引き起こし。国内の混乱に乗じての皇帝暗殺……といったところかな?なんとも低レベルなシナリオを思い付くものだよ』
そう、今回の襲撃は私が狙われた可能性が極めて高いのだ。無論日本人が襲ってきた以上、狙いが同じ日本人の枢木ゲンブの可能性もある。だが、私が最後に切った男が持っていた拳銃が引っ掛かるのだ。
『間違いないんだよね?その拳銃がブリタニアの軍部の要人にしか支給されていない、既存の探知機に引っ掛からないニードルガンだったってことは』
「はい、出国前に兄上に見せてもらった銃と同じでした」
そう、それが問題なのだ。その拳銃をいったい襲撃者がどこから手に入れたのか……
『ま、それが確かなら容疑者は大分絞れるよ。こっちは任せてくれ。必ず見つけ出して制裁を与えるよ。君の
「ふ、頼りにしている」
『その期待に答えれるよう、がんばるよ。またねグラハム』
そこで会話を終えて電話を切る。
日本初日から何とも大変な目にあったが、まだまだこれからだと気を引き締めて、藤堂さんが用意してくれるという朝飯を食べに、客人用の寝室から居間に向かう。
藤堂さんの言うとおり、昨日は何とかなったが、これからだ。これから私の輝かしい日本での生活が待っているのだ。全ては私の憧れるグラハムさんロードの為に!!
「グラハム君、今日は精がつくようにステーキを用意したんだが食べれそうかな?」
「ステーキ!!!是非ともいただかせてもらおう!!!」
藤堂さんやメイドさんに笑われようとも、私の日本での生活は始まったばかりなのだ……だから、好きなものが出て喜んでも問題あるまい?
ギアス原作でもルルーシュがセラミックでできた銃を用意していたので、恐らくブリタニア側では割りと少ないながらも既にあったのでは?と思った結果です。これぞタグの独自解釈なり!!
さてさて、次からは日本での交流です。もうね陰謀とかいいのよ。早くハムハムさせて!!