コードギアス Gの軌跡(笑)   作:木下 瀬那

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やぁ!バレンタインの感想とアンケートの返答ありがとう!!

意外とギャグを望む声もあってビックリだった。

さてさて、バレンタインチョコ貰えて嬉しかった夢を見たので投稿です。
いいもん……私にはフラッグファイターという友がいるのだから!!待っていろガンダム(本編)!!早く行きたい!!


初めましてだな!取引!

「と、言うわけなんだが何がいいだろうか?」

 

「いや何が。と、言うわけなんだ。なんだ?説明ぐらいしろ坊主」

 

「ぼーず!」

 

 私は藤堂さんを必死に説得したあと、それならば私より枢木ゲンブ首相の方が適任だろう。と後押しされたので、またあの山奥の別荘に来ていた。ゲンブの言葉を真似て、手を上げる可愛い赤子は枢木スザク。今年で3歳になるコードギアスの主人公ルルーシュの親友にいずれなる予定の男の子だ。いやぁ、それにしても何処と無く少年の面影を感じるような気が…………いや、まだ少年…刹那には程遠いか。何がとは言わないがな。……言わないがな!!

 

ま、まあ戯れはここまでにして、話をしなければな!

 

「実はな、かくかくしかじかで」

 

「なるほど、うまうままるまるなんだな……」

 

お、なんだちゃんと伝わってるじゃないか!

 

「なるほどなるほど…………ってわかるか!!真面目に話さんなら帰れ!!」

 

ほほう!ノリツッコミとは珍しい!!

 

「いやぁ、なんだかんだ言って、私との会話を楽しんでくれてるようで何より!」

 

「え、楽しんでるように見えるのか?」

 

「とうちゃま、たのちそう!」

 

うむうむ、スザク君ですらわかっているのだ。私にだってわかって当然だな(何故そうなる)

 

「まぁ、ふざけるのはここまでにして」

 

「最初からふざけないでくれ……」

 

「今回は相談したいことがあって来た。相談に乗ってくれるなら私の()()()()()をくれてやろう」

 

「…………ほう。そのとっておき次第だが?」

 

「あう?」

 

 私のとっておきに反応して、目を鋭く細めるゲンブ。その頬を引っ張るスザク君。…………うーん、枢木シュールだ。

 

「見返りは、現在の私が知る限りの情報を1つ教えよう。ブリタニアで行われている研究について。皇帝が探しているもの。どんなものでも構わん。相談の結果次第では1つと言わず、2つでも3つでもくれてやろう」

 

 まあ、正しくは私が持つ情報で()()()()()()()()()()()ものに限られるがな。本来ならば知り得ないことまではさすがに教えるわけにはいかぬ。神根島しかり、ギアスしかり。だが、それ以外ならば差し出すつもりでゲンブの目を真っ直ぐ見つめる。

 

「……それほどの相談か。良いだろう。私にできることわかることの全てで、その相談に応じよう。何に悩んでいる」

 

 少しの間はあったものの、引き受けてくれるようで安心した。藤堂さんは少し勘違いの傾向が見えてきた上、やはり既婚者でもない人間に聞くのも違うだろう。ゲンブが駄目なら次はもう、桐原翁しか思い付かなかったため助かる。あのぬらりひょんモドキとは、叶うならあまり話したくはない。いっつも会う度にじーっと見つめてくるから不気味なのだ。

 

ま、とりあえずは用件を伝えねばな。

 

「感謝するゲンブ殿!実は私の側に去年までメイドさんがいたのを憶えているか?」

 

「いや、憶えているに決まっておろう。あいつ何度も私に日本料理を習いに来ていたからな。坊主が美味しそうに食べてるから、私が作ってあげれるようになりたいとか言ってな」

 

 なんと!そんなところまで気を回してくれていたのかメイドさん!!これは是が非でも満足のいく贈り物をせねばならんな!!!

 

「そのメイドさんなんだが、妊娠しているのがわかってな!」

 

「…………ん?妊娠?」

 

「お祝いに何を贈ればいいか、どうしたら喜ばせられるか考え付かなくてな」

 

「ほぉ?」

 

 む、何だこの藤堂さんのときのような違和感は。ちょっニコニコしてるが……いや、でもゲンブだぞ?流石にこの大の大人が勘違いすることはなかろう?

 

「坊主。何を贈ったら良いのかは、当の本人に聞くのが一番いいのはわかってるか?」

 

「理解しているが、それを直接聞くのは流石に駄目ではないか?」

 

「妊娠まで行ってて、聞かないのかお前?」

 

 いや、妊娠したら聞いて良いのか?そういうものなのか?……やっぱ何かおかしくない?違和感強くなってきたぞ

 

「何故、妊娠まで行ったら聞けるのだ?」

 

「いや、そういう関係になってるなら聞いても問題無いというか、むしろ聞かなきゃいけないだろ普通?」

 

「あう?」

 

………………おい、まさかな?

 

「……普通なのか?」

 

「いや、じゃあ何で坊主はあの奉公人を妊娠させた!?」

 

 

 

 ほら来たぁぁぁぁあ!!やっぱ勘違いしてやがるぅ!!

え?マジで?この世界の日本人って勘違いしやすいのか!?それとも私の言い方が何か変なのか!?どうしてお前ら私が妊娠させた(てい)で話進めていくのかなぁ!?

 

「もしや……好いているわけじゃないのか?もしかして、あれか!ちまたで言う遊びってやつか!それなのにお前、祝いの品なんて贈ろうとしてんのか!?流石にそれは」

 

「あのなぁ……藤堂さんといい」

 

「責任はちゃんと取れるのか!?いいか、まだ小さいからわからんかもしれんが、こういうのはとても神経質な…あぁデリケートな問題でな」

 

「ちょっと待ってくれないか……いい加減堪忍袋の緒が切れる……」

 

「いや、待つもなにも大事な話なんだぞ?こういうのはもっとしっかりと」

 

 

 

「いいから、聞け!!!」

 

 

 

「きゃう!?」

 

 

 

 私は気付くと、思わずゲンブの胸ぐらを掴んでしまっていた。その行動に驚いたのか、スザク君がゲンブの腕の中で驚いているのが見えるが今はちょっと置いておく(え)。

 

「まず最初に言っておくが、私の子ではない。いいか?私の子ではない。メイドさんとそういう関係になったこともない。いいな?」

 

「え、それじゃいつ妊し」

 

「い い な ?」

 

「う、うむ」

 

 おいこら、お前が怯えるからスザク君も泣きそうじゃないか。何を考えている(いや、お前が)

 

「相手はブリタニアの軍人だ。それに元々彼女は結婚していたらしい。いいか?私はただ、育ての親と言っても差し支えない彼女に日頃の礼も込めて、贈り物をしたいだけだ。いいな?」

 

 ここまで言えばちゃんと理解してくれたのか、無言で首を縦にブンブン振るゲンブ。うん、それが面白く思えたのかスザク君もブンブン振りながら手を叩いている。昔あったお猿のおもちゃかお前は、可愛いなおい

 

「ん、まて坊主」

 

「何だ?まだ何か?」

 

 思わず言葉が強くなってる気がするが、もういいや。ここまできたらこの態度で突っ切ってやる。

 

「その程度の相談事に国の重大な情報を賭けるか普通?それがあったから坊主自身のことだろうと、想像をつけていたんだが」

 

何だそんなことか。前にも考えていたことだが、そもそもこの日本に多少の情報はばら蒔いていくつもりだった。それが理由の1つではあるが……

 

「自身の恩人の為に何かをするならば、自分ができること。差し出せることの全てを持って当たるべきと思ったまで」

 

「え、じゃあ何か?国と同じ価値があるってか?」

 

 私はその言葉に深く頷き、先程まで掴んでいた手を離す。まぁ、流石に国と同じは言い過ぎな気もするが……気持ち的にはそれぐらいあるし構うまい。

 

「そうか……坊主は国を人と見るか……ふっ。見る目が違うな」

 

 おい、何いい話みたいに笑ってやがる。つか何でそういうのに行き着くの!?そもそもこっちはただお礼の品に何が良いのか教えてほしいだけだってのに!

 

「で!結局こういうときは何を贈るのが一番いいのだ?」

 

もう、無視だ。とりあえず私の用件とっとと済ませて、スザク君と遊びたい。去年からゲンブの別荘に行った時には、スザク君の遊び相手を必ずするようにしており、手製のフラッグ人形を使って、ちょっとずつ洗……興味を持ってくれたら嬉しいなぁっと思いながら接しているのだが。……赤ちゃんって結構可愛いものだ。これがあの乱暴乱雑なのに天然で年上キラーにして人生螺曲がりまくりの好青年になるんだから、時の流れは残酷だ。

 

「いいか、まずな坊主。基本的には妊娠中の女性に贈り物をするのは御法度だ。贈るなら出産祝いとしたほうがいい」

 

 口を開いたゲンブが最初にそう忠告をくれた。

確かに私の前世でも、昔はそういう風習があったと聞く。何でも出産前にも妊婦にプレッシャーを与えかねないとかなんとか言っていた。でもそうか、こちらの世界でもそう思われているなら、渡すとしても出産後になるか。

 

「出産後に贈るものは、まぁ赤ちゃんの服だったり、靴下だったり無難なものが喜ばれたりするな」

 

無難なものかぁ…………うーむ。

 

「私にとって無難なものとなるとフラッグか……」

 

「いや、坊主にとっての無難なものって意味じゃなくてだな?てか、何だフラッグって」

 

「ああ、気にしないでくれたまえ」

 

 やっぱり、私的にはもうこの手製のフラッグ人形が一番ベストなのではと思えてきた。人形とはいっても全て表面は肌触りの良いシルク生地で出来ていて、子供が口に入れたりしそうな部分はしっかり補強もしており、何より内部に流体サクラダイトと呼ばれる高エネルギー物質の欠片を厳重にモーターと接続させて潜ませていて変形も可能な上、所持者が危険に晒されると周囲の危険人物に突貫して爆発するという何があっても大丈夫!という優れものだ。…………まぁ、2体作るのに3年もかけてしまったがな(何やってんの)。

 

「うむ、そうなると赤ちゃん用の服と、子供が安全に遊べるぬいぐるみ(フラッグ人形)を贈るかな」

 

「え、あそうか。それに決めたんだな?案外早く決まってよかったな……ハハハ」

 

 ゲンブが何か疲れたように笑っているが、疲れたのはこっちだというに。まぁ、疲れながらも互いにスザク君をあやす手は決して止めていないのだが。

 

「存外、そういう物で良かったのだな。もっと仰々しい物がいいのかと思っていた。助かったぞゲンブ殿」

 

「何、この程度で情報を貰えると考えると、安いものだ。それに、知ったからには私のほうからも祝いの品を用意しておこう。さすがに首相から奉公人へとはできんから、坊主経由で渡してくれ」

 

「ああ、重ねて礼を言うぞゲンブ殿」

 

 さて、ここまでしてもらったからには礼の情報も良いのをあげねばな。

 

「さて、返礼の情報だが……何が知りたい?」

 

私の言葉にゲンブは1分ばかり思案したあと、こう問うて来た。

 

「坊主……ブリタニアは日本をどう見てる?わかるか?」

 

 割りとベストな質問が来た。答えは簡単だ。この一言でこと足りる。そして、きちんと理解してくれれば多少は対策をとってくれると期待して

 

「悲しいことだが、「(かて)」として見ているだろう」

 

私はそう答えた。その答えにゲンブは真剣な表情で額に皺を寄せてただ一言「やはりな……」とだけ応え。この日はここで解散となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、私はこの日を最後に、ゲンブの別荘に行くことは無くなった

 

 

 

 

 

 

 

 

 




さてさて、いよいよいよいよです
そろそろ日本での最後の動きに……なる……はず……
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