感想貰えたことが嬉しくて投稿です。
更新する時間、固定したほうがいいのかなぁ……?
私は我慢弱く、落ち着きのない男なのさ!
私は今、この世界に生まれてから初めての危機に陥っている。V.V.の件もまぁ危機と言えば危機だったのだろうが、あれ以降仄めかすような発言も無いため、とりあえずは大丈夫だろう。
毎日のように行っている筋トレの最中に来客が訪れたのがすべての始まりだった。
私の部屋に訪れたその人物は、赤みがかったピンク色の長い髪に、皇族特有の豪奢な服。どことなく気の強さを感じさせる瞳。あえて言おう、コーネリア皇女殿下であると。
…………うん。何で来たの?
コーネリア・リ・ブリタニア。後にその高度な指揮能力とKMF操縦技術を持って頭角を表し、『ブリタニアの魔女』の異名を持つこととなる女傑。ブリタニアの第2皇女である。
原作1期において、ルルーシュの前に何度も立ちはだかることとなる強敵だ。
その高潔な人間性によって、優秀な部下を何人も持ち、心の弱い者を「脆弱者」と呼び嫌う、さながら戦国武将のような人物だ。
…………そんな彼女が何故私のもとに訪れたのか
「失礼する。お前が私の弟、グラハム・エル・ブリタニアだな。少し面を貸せ。聞きたいことがある」
「ふ。初めましてだな、姉上」
開口一番この台詞と共に、私の部屋に無言で居座っているのである。
恒例のグラハムさん台詞は挟むことができたが…………(グッド)
かれこれ一時間は経つだろうか……私が筋トレの最中だと理解すると、それが終わるまでは待つと部屋にあるベッドに腰掛けこちらをじっと見つめているのだ。
…………うん。何でそんなに無言で見つめてるの?
私は自慢ではないが、前世において(この世界では尚のこと)女性経験など皆無なのだ。
そして、こんなシチュエーションなど勿論経験したことがない。いくら血の繋がった姉弟とはいえ、私はどうしたらいいかわからないほどの緊張を今憶えている。将来主人公と敵対することを知ってるが故の緊張なのだろうか…………
グラハムさんならば、こんな時どうするッ!!思い出すんだ、グラハムさんが作中で行った女性との接し方を!!台詞を!!!
『免許があると言った』
『ガンダムを越えようと愚行を繰り返した男だ』
………………………………うん。ないな
普通にグラハムさんを引用するだけでは、女性とまともに会話する糸口が見つからん…………
しかし、グラハムさんはあれでも高潔な軍人気質であり、紳士的な立ち振舞いを…………
『失礼!』(双眼鏡をぶんどる)
『な、何を!?』
『失礼だと言った』(まるでジャアニズム)
…………………………………………うん。マジどうしよ
「…………ふむ、グラハムよ。いつもそのようにして過ごしているのか?」
そうこうして、悩んでいるとコーネリアから声をかけてきた。
「フン!ああ、私は毎日筋トレはフン!欠かさないようにしている」
そうだ、私は4歳児の時点から毎日筋トレを欠かしていない。
V.V.が訪れる日も(相変わらず)、シュナイゼルが菓子を持ってきてくれた日も(旨かった)、メイドが服を買ってきてくれた日も(何故サイズが把握されているのか)、シャルルが野球に誘いに来た日も(何故来た)、その時の対応は欠かさず、しかし筋トレそのものも決して欠かさずにいる。
私の目標、グラハムさんムーブの第一歩。『10Gすら耐えうる体を手に入れる』ために。
まぁ、その目標をコーネリアに伝えたところで私の想いまでは伝わるまい。
「何故、体を鍛えるのだ」
故に、理由を聞かれればこう答えよう
「愚問だな。フン!私はまだ成長の途中だ。フン!生きていればこの先様々な壁にぶつかるだろう。フン!それが物理的な壁か精神的な壁かはわからないが……フン!いざその時が来たとして、フン!私は後悔したくないのだ。私の目標の為にも……フン!……故に時が許す限り私は自身のできることをフン!やり続けるのだ」
「それが、筋トレであると?」
「フン!……そうだ」
「…………そうか」
私の答えに何を思ったのか、またコーネリアは黙り混み私の筋トレを眺め始める。また、一時間程こちらを見る気かと思っていたが次に口が開かれたのは直ぐだった。
「……グラハム、お前は皇帝についてどう思う」
開かれた口から出た言葉は、どことなく緊張の色を帯びているように感じる。
「ふぅ……どう、とは?」
流石に真面目な話なのだと感じ、筋トレを中断してコーネリアの目を見つめ言葉を返す。
「……皇帝という役割についてだ」
「随分と抽象的な事を姉上はお聞きになる」
「お前は、オデュッセウス兄上のようにのんびりしているわけでも、シュナイゼル兄上のようにどことなく冷静に物事を見ているようには見えない。お前の中では何か明確な答えがあるのではないか?」
……つまり、私を探りに来たのか?……いや、それは無いな。コーネリアは原作においてルルーシュを苦しめるほどのスペックを誇る人間だが、その精神は高潔だ。こんな搦め手を使ってまで私の何かを探ることはすまい。
となると目的は…………
「それは皇位継承権を持つものの資質を、私に問われているのだろうか」
「…………そう、とってもらっても構わん。私は答えが知りたいだけだ」
否定はしないが、答えは求めるか……まだこの年のコーネリアは大人として完成はしていないのだな。自分の意見を通すために意思の強さのみで向かってくるとは……実に幼い人間らしい。ならば、私もその意思の強さに答えねばなるまい。
「私にとって皇帝という役割は、国の象徴を背負う立場だと思う」
「国の象徴ではなく、それを背負う立場だと?」
「国の象徴は何も皇帝だけではない、国の旗であり、国の特産であり、国の誇り、引いては国民そのものが国の象徴として捉えることができると、私は考える。ならばこそ、皇帝はそれを一身に背負い、それを諸外国に示すための立場だと考える」
「皇帝という役割は代わりがいるとでも言うつもりか?」
「ふ……そう、とってもらって構わんよ、姉上」
これが私の今出せる私自身の意思による答えだ。彼女がこのブリタニアの皇帝という立場に何を見ているかはわからないが、こんな考えをする人間は他にいまい(いやいるだろう)。それ故に、何を悩んでいるかは知らんが、1つの選択肢としての提示が遠回しとはいえ、出来たのではなかろうか。
いや、まぁ冷静に考えるとそんなこと考えるような年ではお互い無いんだがね?てか、そんなことしなくても高潔な人間になるんだから私がああだこうだ言わなくても、シャルル皇帝の異常な部分は何となくわかっていくだろう(たぶん)。まぁ、だからもう面倒だからぶっちゃけるが……
「何はともあれ、私は皇帝という役割に興味はない。無論皇族であることにも。故に姉上、安心めされよ。私は身内と皇位継承争いをする気など微塵もない。というか、皇族という
「そうか……やはり身内で争うのは…………いや、グラハムお前それは言い過ぎでは?」
やはり、コーネリアは皇位継承争いによる身内争いを危惧して、その可能性があるのか確認しに来たのだな……
言い過ぎかもしれんが、それでも私の意思は伝えた。コーネリアならばV.V.やシャルルにこの話をもらすことはあるまい(謎の安心感)。高潔だし(今はまだだろうたぶん)。
そして、私は困惑しながらも、どこか安心した顔を見せているコーネリアを前に筋トレを再開した……
「…………まだ続けるのか?」
「フン!……無論だ!」
余談だがその後、コーネリアが部屋を出るまで、また一時間を必要としたのは何故だったのだろうか。帰る前に笑われた気もする……解せぬ
またもや、奇行を行っているグラハムさん……
普通筋トレしながら会話しないわな……しないよな?
そんなこんなでコーネリアさんとの「初めましてだな!」である。彼女の目にグラハムさんはどう写ったのやら(苦笑)
というかうちのシャルルが若干パパをしているんだが……何故?(何故?)
お気に入り数100突破で何か書こっかなぁ?
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うむ、原作前の日常とか読みたい
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フラッグファイターとしての活躍を期待する
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番外編?!聞いていないぞ!シャルル!
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それより本編を頼む。私は我慢弱い