お気に入りの延びが凄い……嬉しい
この延び!刮目させてもらおう、フラッグファイター!(何様)
さて、話は進むよ……ちょこっとだけ
人生とは選択の連続であると、誰かが言っていた。人の数だけ選択肢があり、その選択肢の数だけ未来がある。
前世で私は35歳までは生きていたことを憶えている。私の前世での選択の結果が、今の私を形作っているのだ。
「……そうだ、もう少し力を込めるんだ……ああ!いや込めすぎだ!もっとそっとだな……」
前世の記憶がある転生者としてのアドバンテージの1つは、その選択の結果がある程度わかっていることにあるだろう。
人を殴れば相手は傷付く。
物は壊せば元に戻らない。
人は死んだら生き返らない。
そんな生きているとおのずと解る様々なことを理解していることは、明確な強みになる。
「コーネリア……そんな教え方じゃ彼もわからないのではないかな?もっと理論的に教えてあげたらどうだい?例えば、持つときに腕全体に力を込めるんじゃなくてね?握る手だけに集中して……」
その強みで死ぬ可能性を無くしていったり、逆に目的の為の道を選んでいったりするのが昨今で見られる、いわゆる「異世界転生もの」というものなのだろう。私のこの前世の自分と違う姿で(おそらく)コードギアスの世界に生まれたこともその「異世界転生もの」と言える。実際、喋れるようになってからは相手の性格、反応をある程度予想した上で話し、その予想通りの道筋を歩いていけている。つまり「グラハムさん」の道だ。
「兄上!あまりそう理詰めで教えなくとも……難しく考えてしまって体が動かなければ意味がありません!いざというときに動けるように、体に覚え込ませていく為にもですね……」
「グラハムさん」のように振る舞うよう努め、自分の死亡フラグはなるべく回避し、ちょっと変わったことを言うが良くも悪くも普通の人間に
「いや、コーネリア。今のうちに理論的に憶えていれば、これから僕たちがいない時の練習を効率的にできると思うんだが……」
「それはそれ!できるようになってからでも遅くは……」
前置きが長過ぎたな…………うん、簡潔に言うとだね。
「コーネリア……」
「兄上!」
「「グラハム、君(お前)はどっちの教え方がいい?(!)」」
コーネリアとシュナイゼルが私の取り合いをしているんだ、ハハ!想像つかないだろ?
……うん、どうしてこうなった?
コーネリアが初めて私の部屋を訪れてから、シュナイゼルの時のようにまたすぐに訪ねて来たのはまあ、予想できなかったわけではない。「グラハムさん」の魅力に引かれたのかもしれないからな。うむ。しれっと素振り中にフラッグとか言っていたのが効いたのだろう(笑いを堪えていただけ)。コーネリアは原作でも強者の部類だからな、可能なら敵対はしたくないし、何より彼女にもいずれフラッグの良さを理解してほしいと思ったため、サブリミナル効果とやらを試してみたのだが…………効きすぎたか(いろいろ間違ってる)
あれからコーネリアもまた、1週間に1度部屋を訪れるようになった。
最初は他愛もない、その日何があった、私はこんなことを知っている、お前は普段何してる?といった話ばかりだった。
ふむふむ、私のグラハムさんぶりに何か思うところでもあったのだろう(違う)。私と仲良くなり人間性を計ろうとしているのだ(だから違う)。ならば拒みはすまい!存分にかかって来るがいい!(割愛)
と、楽観してた時期が私にもありました…………。
コーネリアが様々な話をして数日たったある日、いきなり
「お前には足りないものが多すぎる!私自らお前を鍛えてやろう!」
なんて言いながらお土産片手に部屋にやってきたのだ。
お土産自体はありがたい、私付きのメイドさんもコーネリアが持ってくるお土産はとても嬉しいらしく、いつも私にあれを貰いましただのこれを貰いましただの涙混じりに話してくる。……良かったですね殿下、の一言は意味がわからないが喜んでいるならいいのだ(気付け)。
それからは来る度に、
やれ素振りの時の力が余分だの、
やれもっと良い鍛え方があるだの、
やれたまには外に出てみろだの、
とにかく口うるさく構ってくるのだ。まったく鬱陶しいと思わない自分が不思議だ。
彼女はKMFを自身で駆って戦場に立つ、数少ない皇族故体も鍛えてるだろうとは思ったが……ちょっと懲りすぎてはないだろうか?もっと休んでもバチは当たらないと思う。ん?私?グラハムさんのようになるためなら休みなどいらん。当たり前だ(手のひらドリル)。
そんな感じで(どんな感じだ)コーネリアのレッスンが始まってまたまた数日経ったある日、
「コーネリア……それじゃ、グラハムも疲れてしまうよ。さ、今日はゆっくりしようじゃないか」
シュナイゼルがハムハムチョコレート片手に乱入してきたのだ。
いや、会いに来てくれるのはいいんだ。最近大分シュナイゼルの空気というか、雰囲気に慣れて会話を本気で楽しむ余裕が出てきたし。でも、コーネリアとシュナイゼルが一緒に私の部屋に来たことなど無かったから、今の2人の関係がまったくわからず、私は何も言えずにいた……そうして呆然としているうちに今にいたるのだ……
「理論も大事ですが、兄上は少し甘やかしが過ぎます!」
甘やかし?いや、結構精神の削れる話とかするよ兄上?
最近で一番削れたのは今何がしたいって質問だったよ。フラッグ作りたいとか言えないじゃん。滅茶苦茶困ったよ。てきとーに「ふ、私は我慢弱い人間なのだよ」って言ってずぅっと黙ってたら何か納得して帰ってくれたけど。やっぱり困ったときはグラハムさんだな(尚コーネリア時)
「コーネリア、厳しく当たれば良いというものでもないと思うんだ僕は。グラハムのペースを守ってあげれるように手を貸すなら僕も良いと思うよ?……ふふ、それに君の方がグラハムに甘いように見えるけどね?」
コーネリアが甘い?いや、結構厳しいよ姉上?
最近で一番厳しかったのはテーブルマナーを教えられた時だったよ。やれ使う順番が違う、外側から使え、音を立てるな、そんなにがっつくな、まだあるから、等々ずぅっと私の側で指導してくるのだ。思わず「興が乗らん!!」っとプイッとそっぽを向いてボイコットしようとしたら、随分と落ち込んでしまった。今度一緒に庭を散歩する約束で何とか機嫌を戻してくれたが…………やはりグラハムさんの台詞は女性と相性が悪いのだろうか?(?)
…………まぁ、これで兄妹喧嘩にまで発展することは無いだろうが、今後の関係を良好に保つためにもそろそろちゃんと話すしかないか、と思い口を開ける。
「兄上、姉上。2人の気持ちを嬉しく思う。2人の言うとおり私の改善すべき点はまだまだあるのだろう。しかし、私もそこまで万能ではないよ。どうしても兄上の言うとおり時間をもうけて1人で続ける必要があるものは理論的にできることが理想だ。しかし姉上の言うことも理解できる。体で憶えてこそ反復練習にも実りがあると言うもの。……しかし理解は出来ていても2人の好意を無下にもできん。……兄上にも姉上にも私などのことで言い争って欲しくはない。ここは両方の案を試したい」
「両方の案?私と兄上2人の意見は平行線だ。どうするつもりだ?」
「やはりここは2人とも別々に私に教えてくれればいいと思うのだが」
……いや、自分で言ってて割りと図々しい自覚はあるが、これが一番だと思う。
私は学びたい(グラハム)。姉上は鍛えたい(何故)。そして兄上は理解させたい(何故)。言葉にすると何も問題はないように見えるのだから。
「……それもそうだね。思わず口を出してしまったけど、そもそも僕たちは一緒にグラハムを鍛えようと話していたわけじゃないし。……いやはや、こんなに感情的になったのは久々だよ」
私の言葉に納得の意を示してくれるシュナイゼル。
先に納得してくれるのはありがたいけどそもそもの話のはじまりはお前だぞ?
「…………私も少々感情的になりすぎたようだ。グラハム、お前の気持ちも考えずすまなかったな。今後はちゃんと時間を決めて話し合ってからやろう」
コーネリアもわかってくれたようでなによりだ。
いやまぁ、そもそも気持ちを考えるという点で言うと私は1度も鍛えてほしいとは口にしていないのだがな?(日頃の行動)
2人ともうんうん、と納得しササっと日付だけ話し合うととっとと部屋を出ていってしまった。
月曜日にシュナイゼル。木曜日にコーネリアが勉強と鍛練を手伝ってくれることが(勝手に)決まった。
まぁ、これも精々活用させてもらおう。ここまでトントン拍子に環境が整うのは予想外。しかし、先程も前半部分だけ引用したが。
「私もそこまで万能ではないよ。因縁めいたものを感じてはいるがね」
これも皇族に生まれた因縁と思えば良いものだ。
そうして、今日もまたコーネリアによってちょっと変わっていく筋トレを始めるのだった。
「フン!……フン!……フラッグ!……乗りたい!……フン!」
尚、どこから話を聞き付けたか知らないが、いつのまにか土曜日にはV.V.が勉強と鍛練を手伝う話になっていた…………
どうしてこうなった!?
仕事があって次の日も仕事の時はだいたいこんな時間の投稿になりそう…………
今さらだけどアンケート機能とかあったのね……(ボソ)
お気に入り数100突破で何か書こっかなぁ?
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うむ、原作前の日常とか読みたい
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フラッグファイターとしての活躍を期待する
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番外編?!聞いていないぞ!シャルル!
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それより本編を頼む。私は我慢弱い