コードギアス Gの軌跡(笑)   作:木下 瀬那

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待たせたな!フラッグファイター、ソルブレイヴスの諸君!!


昨日は更新できなかった……眠かった……

というわけで、投稿です(どういうわけ)


アンケートみんなありがとうー、このまま書きつつどっかでフラッグファイターの活躍をちょちょっと書く形になるのかなぁ?


初めましてだな!従者!

「ならば私、グラハム・エル・ブリタニアは、日本への長期訪問を望む!」

 

 

 言った!言ってみせたぞ!!この内心「あれ?何か普通に機嫌良いんだけど、これまた知らないうちにやらかした?」ってビクビクしてたが、言ってみせたぞ!

 

そう、私グラハム・エル・ブリタニアは皇帝が願いを叶えてくれるというので、日本に行くことを望むと既に決めていたのだ。理由としては原作知識のことを含めて今のうちにおこなっておきたいことがあるのと、今後のグラハムさんムーブ……もとい栄光のグラハムロードの為の計画の1つでもある。後はシャルルが承知してくれれば、万事思い通りなのだが……

 

「…………ほう、日本。日本と言ったか?グラハム。お前はワシに日本を望むのではなく、日本に遊びに行きたいと?そう申したのか?」

 

まるで望めば国を取ってくるとでも言わんばかりの発言に私は目を丸めるが、こう返す

 

「遊び?いえ違います父上。私は私の求めるもののため、私が己の全てを持って手に入れたいもののために、日本へ渡りたく思います」

 

 ああ、その通りだ。あれらを手に入れるためには文字通り私自身の全てを賭けて向かう必要がある。

シャルルは原作でルルーシュが「何故母さんを見殺しにした!」と、シャルルに謁見を求め詰め寄った時に言っていたのだ。己が命を賭けて獲得したものが無い者は、死んでいるのと同じことだと(ちょっと暴論)。

ならばその思想を利用させてもらう。こう言えば、内心はどうであれ弱肉強食を是とする以上、認めざるを得ないはずだが…………

 

「…………ふむ。1つワシの問いに答えよグラハム」

 

「は!私にわかることであれば」

 

ああ、わかることであれば何でも聞くが良い。フラッグのことか?それともグラハムさんのことか?その2項目に関してならば3日3晩語り通しても尽きぬほどの愛を持っているぞ!

 

「……お前は、訪問と言ったが、他にも人を連れいてくつもりか?」

 

なんだそんなことか、無論

 

「1人で行きたいと考えております。これは私の我が儘。元より父上からの温情による独断。ならば、ここから先は私1人の道でしょう」

 

私の言葉にシャルルはにやりと笑い

 

「その先は、お前にとって地獄となるやもしれんぞ?」

 

興味深そうに私の先の道を告げる。

ふ、望むところだと言わせてもらおう……

そうだこれが私の望む道……修羅の道よ(違う)

私はシャルルの言葉に、願いが叶うことを確信し

 

「無論。承知の上です。父上」

 

ブリタニア式の敬礼を、取って答えた。

 

「ならば、よい。出立の用意が整い次第お前を日本へ送る。それまでは今までどおり過ごすがよい」

 

シャルルのその言葉で、話は終わりのようで食事が運ばれてきた。……今まで食べたことのない料理ばかりで目が輝くではないか!己シャルル!これも貴様の策略か!(何故そうなる)

 

「では堅苦しいのはこれまでよ。グラハム!今日はお前の生誕を祝う宴だ!存分に楽しむがよい!」

 

そういえば誕生日の祝いで願いを叶えてくれるんだったな……。緊張で忘れていた。ならば疑う余地無し!存分に食わせてもらおう!

 

 

 

 

 

 

……いや、やっぱおかしいだろ?シャルルってこんなに子供に向けてニコニコ笑う人だっけ?

 

 

 

 

 

 パーティは私とシャルル、コーネリアとシュナイゼルといった面識の有るものが招待されていたが、見慣れぬ者も数名いる。

 

「姫様、そう手が震えていてはケーキを落とされますぞ……」

 

そうコーネリアを気遣う者の名は、アンドレアス・ダールトン。まだ1度も話をしたことは無いがアニメと同じ声に特徴的な顔の傷、それらから彼であろうと思う。

しかし、若いな……あれでいずれ集めた孤児を自分の息子たちとし、その優秀な子らで結成した精鋭部隊グラストンナイツが出来上がるのか……このままブリタニア側にいるのであれば心強いな。

 

「お……あの、殿下。ジュースが溢れていますよ?どうなされました?」

 

そう言いながらシュナイゼルの足元をハンカチで拭く、まるで女性のような美少年はカノン・マルディーニ。シュナイゼルが現在通っている貴族学校で不良のトップだったらしいが(信じられぬ)、何か……その……兄上の話では監督生として鞭で矯正しようとしたら懐かれたらしい(信じられぬ)。……え、アニメでも疑惑あったけどそういう関係なの!?

まぁ、鞭を振るったのはどうせ、「合理的に完璧な平和」を求めたからなんだろうけど……実際そう聞いてみたら笑ってたし。

 

 それにしても、コーネリアとシュナイゼルの動揺ップリが面白いな!確かに事前に相談などしなかったし、ドッキリのような感じになったがここまで動揺するか!想像以上に私との親愛が高くて嬉しく思うぞ。これならば、例の計画の為に私の頼みを聞いてもらえそうだ。

 

そう内心でほくそ笑んでいるとシュナイゼルがカノンを連れてこちらに歩いてきた。

 

「……グラハム、10歳の誕生日おめでとう。いや実に目出度いね。君とはよく一緒に遊ぶからあまり自覚は無かったけれど、随分と逞しくなったように見えるよ」

 

「ふ、兄上こそ。昔は背丈も同じぐらいだったのに今はこの20cmの差が随分と大きく感じます」

 

「ふふ、君もいずれ私を越すかもしれないよ?」

 

「その時が来るのが楽しみです」

 

まぁ、シュナイゼルは原作では201cmっていう超高身長だが、グラハムさんは180cmだからな、悔しいが追い越す未来はないな……いやぁ!悔しいが仕方ないな!180cmで止まったら仕方ない!!!

 

「さて、僕からもプレゼントを上げよう。父上のものと比べるとやはり些細な物だが、受け取ってくれると嬉しい」

 

「ふ、兄上からいただけるものにケチなどつけられるハズもありません。謹んで頂戴いたします」

 

「ありがとう。さ、カノンあれを」

 

そう兄上が言うと、カノンがその手にもつ袋を渡してくる。さて、去年は今来ているスーツをいただいたが今年は何をくれるのか……今のスーツなんて00でグラハムさんが劇中何度も着用していた、恐らくグラハムさん愛用のスーツと同じ色の子供サイズ版なのだ……私がそれを受け取った瞬間に涙を流したのは言うまでもあるまい

 

「ありがとうございます。中身を見てみても?」

 

「ああ、開けてくれたまえ」

 

許可が出たので目の前で開けてみると……

 

「こ、これはッ!!」

 

そこに在ったのは1冊の本。今私が最も欲していた本がそこにはあった。

五輪書(ごりんのしょ)』日本のかの大剣豪が自ら記したという兵法書である。

00製作陣のスタッフによる設定の話で、グラハムさんはfirst seasonで刹那という少年に敗北し、歪みを指摘されたことでそれを正そうと武士道を学ぶのだが、その学びの書の1つがこの五輪書だと言っていたのだ!

素晴らしい!素晴らしい対応だシュナイゼル!

 

「やはり、君が欲しがっていたものなんだね。良かったよ、君のメイドに君が欲しがりそうな物を尋ねたら、最近日本の剣豪が書いた本を探していたと聞いてね。もしこれならいいと思って、日本に住んでるブリタニア人に頼んでみたんだ。喜んでくれて良かったよ」

 

なるほど、私がメイドさんに頼みながら日本のことを調べていたのが切っ掛けになったのだな。それにしても、私のことをそこまで気にかけてくれるとは……少し恐ろしいぞシュナイゼル。勘繰ってしまいそうになる。

 

「ああ、これまでのプレゼントと同じで私のことを理解したとても嬉しいプレゼントだ!感謝するぞ兄上!!」

 

しかし、それはそれ、これはこれ。礼を欠いてはグラハムさんに失礼だ(いや相手)。しっかり礼を示し、袋を落とさぬよう抱える。

その行動に兄上は微笑み、そして私の横を通りすぎて行った。

 

「……さて、グラハム。何か頼みたいなら早めにね」

 

そう意味深な言葉をすれ違い様にかけながら……。

 

 

 

 

 

…………やっぱり恐いですシュナイゼル

てか、V.V.もだけどこの2人の頭ん中どうなってんの……

 

 

 

 

 

「グラハム!!日本に行きたいというのは本気か!?」

 

 ちょっと恐怖で放心していると、いつのまにか近づいていたコーネリアに肩を掴まれていた。

 

「本気も本気。私はあの国に興味を持ちました。やりたいのとやるべきことがあそこにあると信じています」

 

そう言い切ると、さすがの姉上も驚いた顔をして目を見開く。

うーむ、この顔原作でルルーシュを追い詰めた時の顔に似ていてカッコいいやら恐いやら美しいやら、感想に困るのでファンとしてはもっとしてほしいな(え?)

 

「…………お前の気持ちはわかった。しかし、本気で1人で行くつもりか?供をだれも付けずに」

 

「ええ、私は1人で行かねばならんのです」

 

そうしないといろいろ動きづらいからな。寂しさも無論あるが、私の栄光のグラハムさんロードの為だ

 

「…………ダールトンを連れていかぬか?」

 

「姫様!?」

 

いや、それはダメだろう。皇帝の前で言っちゃってるし何より、ダールトン自身が可哀そうだ。

 

「ふ、心配御無用。ここ5年で大分鍛えております故。その成果は姉上が1番ご存知でしょう?」

 

「しかし……」

 

ふむ、もしや「血の紋章事件」で皇族が死んだりもしているから、不安でいっぱいなのかも知れないな。しかし、これからもっと悲惨な原作事件が続くのだ。耐えてほしい、姉上!!

 

「…………いや、もう何も言うまい。……男が覚悟を決めたのならやり遂げろよ、グラハム」

 

「無論、このグラハム・エル・ブリタニアに二言はない!」

 

そうだ、姉上はこれからなのだから。前を向いてほしい……ふ、人のことは言えんな。私のほうこそ情が湧いている。

 

コーネリアは私の誓いを聞き、それに微笑みを返しパーティの食事を取りに戻っていった。去り際にダールトンが親指を立ててニッコリ笑ってくれたので、私も同じように返す。

 

 

 

さぁ、いろいろとこれからやらねばならんが、今は私の祭りだ。今だけは思う存分誕生日を家族と楽しませてもらおう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………やはり、ギルフォードだけでも」

 

「姫様!?!」

 

 

 

 

 

 

 




もうね、感想が嬉しすぎて涙でそう……

……お気に入りもう200行きそうでビックリなんだが


感想の返信、ぼちぼち返しますので……

お気に入り数100突破で何か書こっかなぁ?

  • うむ、原作前の日常とか読みたい
  • フラッグファイターとしての活躍を期待する
  • 番外編?!聞いていないぞ!シャルル!
  • それより本編を頼む。私は我慢弱い

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