楽勝とは言わないが、あれくらいなら筆記は受かってると思う。まあそこそこ勉強も出来てるつもりだが、それ以上に覚える事は得意だから。計算とかも万が一には
もうすぐ、実技試験と言うから念のため体を柔らかくほぐす。地味な個性でやれることが限られているし、限られた中で何をするにしても僕の場合は体が基本となる。最後の調整はしっかりしておくに限る。
『スタート』
突然の合図に不意を突かれてしまったが、他の受験者より早く進むことが出来た。説明に合った仮想敵を目の前にして少しばかり観察する。攻撃を避ける分には問題が無い。では攻撃はどうかとパッと見て構造上脆くなりがちな間接に向けて蹴りを放つと思ってたよりすぐに壊れた。
これなら点を稼ぐ分には個性の無い人でもやりようがあるレベルだ。まあ、僕の場合は体のつくりは無個性の人と一緒だし、個性も攻撃に直接使える様な物ではないのだが、習って来た武術だけで仮想敵を壊して回った。
体を
『
しかし囲まれたり、追いつめられる事が無い訳では無いので、少し無理やりな個性の応用を利かせようと、仮想敵に触れて仮想敵に『模倣』させる。
「お前は野球選手のボールだ。ほれっ、飛んでいけ!!」
許可があれば他人にも出来るが、基本的に自分以外に個性を使う場合は専ら物に対してとなる。今やったのは『剛速球』の動きを『仮想敵』にやってもらったのだ。結果的に『仮想敵』が他の仮想敵目掛けて160キロでぶつかって行ったわけで。複数の仮想敵にぶつかってようやく止まったようだ。
周辺はすっかりかたづいていたようだが、チラホラと怪我をしている受験者を見かける。終わったら回復してもらえるとは思うが、一部継続が難しそうなやつもいる。僕は見かけた人物に近づき声をかける。
「見せて、応急手当なら出来る」
「あっ、いや、良いよ。全然倒せてないからどうせ落ちるだろうから」
「良いから良いから」
傷の手当てなどが良い例だが、技能的な動きも状況判断が出来ればそのまま覚えている動きを行うだけでいいのだ。
「よし、とは言っても身体を動かしても痛まなくなっただけだから無茶はしないでね」
「あ、ありがとう」
他にも小さい怪我から大きい怪我まで、痛みが酷そうな物と応急手当てしないと体に障る人だけ声をかけて回った。そうこうしていると巨大な仮想敵が現れた。いきなりの出来事に驚いた。
「あれは、0ポイントの奴か?大きさ記載して無かったなぁそう言えばっとぉ!?」
0ポイントを見つめて観察していると、その0ポイントから逃げるために走っている人物とぶつかりそうになり慌てて避ける。他のビルに隠れて
「ちょっと良い?」
「なに!?あんたも逃げないと危ないよ」
「いや、さっき手をでっかくしてたよね。僕をアレに向かって投げてくれない?後は自分で何とかするから」
「はあ!?あんた正気?何とかするって……あんたの個性であれ倒せるってわけ?」
僕が黙って頷くと仕方ないねぇと言った後で手を巨大化させて僕の事を掴んでくれた。
「怪我しても恨まないでよ。おりゃぁ!!」
空中で姿勢を正して、0ポイントへの当たり方を少し調整する。その場の状況、条件を詳しく『模倣』することで、必要なエネルギーを減らす事ができる。自分自身も一番有名なヒーローのポーズを真似て振りかぶる。後はこいつに『やられて吹っ飛ばされる』と言う役を『模倣』してもらうだけだ。
「『模倣再現劇場』スマッシュ!!」
強烈な衝撃と共に仮想敵がは壊れながら吹っ飛ばされた。傍から見たら僕が力で壊したみたいだけど状況を『模倣』して、触れた瞬間に仮想敵が『壊れるさま』を模倣した……つまり自壊しただけなのだ。だが、インパクトはあった事だろう。
「さて、『模倣』ロープアクション」
投げたロープはしっかりと引っ掛かってくれて地面に落下する前に僕の身体は止まってくれた。試験は終了したし、結果を待つとしよう。
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主人公
名前:
動作 例
性格:真面目で気さく
特徴:何でもそつなくこなす
個性:『
発動型個性。
見た動きを模倣するもしくは模倣させる。
模倣には対象に応じたエネルギーを使う。
出来る動きか出来ない動きかで必要なエネルギー量が違う。
武術はもちろん、様々な技術を見て体に覚えこませている。
身体に多少の負荷が掛かるが本来できない動きを行うことが出来る。
ヒーローに憧れ、ヒーローに成るために雄英高校に入学。
素早い動きで的確にロボを倒し、応急措置や避難の誘導など
レスキュー面においても好成績を残した。
敵ポイント+レスキューポイントで首席。
敵ポイントだけなら爆豪に負けている。
物間の個性の様に個性を真似るネタは多かったので
個性以外を真似る個性を考えてみた。
まあ、載せてない裏設定の予定がこれにはあるんですが。
そこは、今後余裕が出来て独立させられたらという事で。