ヒロアカ ネタ帳   作:ひよっこ召喚士

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ネタ10個目。遂に2桁。
作品として形に出せる機会が果たしてくるのだろうか。


消失者のヒーローアカデミア

 どこかぼんやりとした意識の中、体中が痛みを訴えている。この感覚は負傷しているのもあるが、長く動かしてない所為で体が固まってるんだろう。全く覚えちゃいないがなんとなく分かった。

 

 目をゆっくりと開くと自分的には見覚えの無い天井が視界に映る。視界の端で看護師が慌てて走って行くのが見えた。起きたことの報告だろうが、そんなことよりもやる事がある。とりあえず昨日を思い出そうとしてみるが何かが違う、一昨日、3日、4日、5日、6日、1週間、2週間、3週間、一ヶ月……違和感が無くなる事は無い。

 

(こりゃ、だいぶ消えたか。てか、今の俺はいくつだ?)

 

 無理やり体を起こして自身の身体を見つめる。この感じだと身体だけなら高校時代まで戻っているだろう。なんとなくだが()()()()も消費されたと感じた。この()()()()()が消える前に追体験とリハビリをしてしまいたいと考えていると、()()()()()()()()()()()が現れた。

 

「HAHAHAHA、目覚めてくれて何よりです『ライフベット』。私の事は、まあ、その、たぶん覚えてない様ですね」

「その見た目だと俺を覚えてるかも怪しいですね」

「ま、とりあえず回復できるだけしておこうかね。チユー」

 

 来たのはド派手な見た目のヒーローと薄っすらとだが覚えている後輩の相澤と怪我した際に世話になってるリカバリーガールだ。まあ、後者の二人は記憶より老け込んでいるが、やっぱり違和感の時に感じた数十年はあって居そうだ。

 

「そうだ。まずはこれを渡さないと、貴女の指示通り鍵を開けずにそのまま金庫を持ってきました!!」

「助かります。とりあえず、ざっと振り返りますね」

 

 金庫を開けて取り出したのは、特殊なゴーグルとタブレット、これらは特殊な記録媒体となっており、俺が忘れた記憶を追体験するためのアイテムだ。これは俺が起きてる間のみ情報を記録してくれる。金庫が何らかの手段で奪われていない限り安全な自分の保護手段だ。

 

 まあ、大幅に改竄されていれば目覚めてすぐならおかしいと気付けるのでそこまで心配はいらないが、今回は前例がないぐらい長いはずなので覚悟は必要だろう。おれはゴーグルをかけて、タブレットを開いた。そしてゴーグルは半透過状態で俺が見て、聞いた物を次々と映し始める。タブレットには自身の感じたことや自分の行動、その意味などが現れては消えていく。覚えては消えてを幼少期から何度も何度も繰り返してきた俺の処理能力は下手なコンピューターよりも高い。それでも今度ばかりは5時間ほどかかった。

 

「待たせて悪いな。相澤…じゃなくて今はイレイザーヘッドだったな。それとリカバリーガールも改めて回復ありがとうございます。それときちんと覚え直しましたよオールマイト」

「HAHAHAHAHA、直接かかわり始めたのは私が一番遅いとはいえ、完全に忘れられるとこうもへこむものなんだですね」

「まあ、俺はお前の修行に加わってないし、出会ってから一度も消えてなかったからな。二人も以前に一度忘れているんだよ。ってそんなことよりもあいつはどうなった?そして俺はどれだけ眠ってた?」

「あいつはたぶん死んだと思います。そしてあれから4年と半年は経ってます」

「ああ、道理で体がバキバキなわけだ。消え去る前に記憶として定着できてるから良しとしよう。身体よりこっち()が大事だからな」

 

 とりあえずリハビリをしながら体を鍛え直して、カンを早く取り戻さないといけない。病み上がりで年単位で眠っていて無茶だと思うかもしれないが、今やら無ければ不可能になってしまうのだから見逃されるのだ。

 

「すみません少しいいですか?俺は今、根津校長から伝言を頼まれているんです」

「彼からか?とりあえず聞かせてくれ」

「はい、リハビリと引継ぎを終えたら特殊教員として雄英高校に雇われて、生徒に紛れ込んでくれないかと伝えるよう言われました」

「今になってまた学生って結構無茶言うな。それで理由は?」

「昔の教育と今の教育を比べて欲しい事と同じ生徒の立場からヒーローとしてやって行けるか見て欲しいのと『経験』を貯めるのに良い場に成るんじゃないかと」

 

 それを言われると確かに納得は良く、この状態でヒーロー活動を再開させたところで何もかも忘れて赤ん坊になってもおかしくない。純粋で濃密な人との関わりが多い学校は確かに場としては適してる。

 

「まあ、良いか。了承すると伝えておいてくれ。リハビリと引継ぎを考えると2,3年後に成ると思うがそこは調整しといてくれ」

「了解しました。それも含めて伝えておきます。」

「言っても聞かないだろうが、無茶するんじゃないよ」

「HAHAHAHAHA、それでは失礼しますね」

 

 一人になった病室、既に怪我は治っている。俺は無理やり個性を使うことなく体を動かす、酷使される身体が悲鳴を上げるが一切関係なしに自分なりのリハビリを続けていった。

 

 そして怪我が無い事と無理やりなリハビリのかいもあって、1週間経たずに俺は退院した。とは言っても戦えるレベルでは全然ないので仕事は出来ない。しかし貯金はそれなり、と言うか結構あるので生活には困らない。

 

 仕事に関しては眠っている間は同じアングラ系ヒーローや一部は国の方で引き受けてくれていたので、後は正式にこちらから頼んで引き継いでもらうだけで済んだ。そのおかげでほぼ2年間を丸々リハビリ兼修行に費やすことが出来た。

 

「それで、弟子を取ってその弟子が今年入学すると」

『そう言う事なんです。どうか見守っていただけないでしょうかライフベット』

「今はヒーロー業は休業中だし、お前も教師としてうろつくんだから、今のうちに名前を呼び捨てして慣れとけ、ついでに敬語もな。お前はどこかそそっかしい」

『わ、分かりました。(しょう)さん、じゃなくて消少年って呼びにくいな。消君でどうだろうか?』

「良いと思いますよ。こちらも慣れといた方が良いので今後はこれで話しますよ。そしてさっきの件ですがお断りさせていただきます。教師が一人を優遇するわけにはいかないでしょう。校長やリカバリーガールは知ってるんでしょうけど、貴方を教師として雇い入れているだけでもかなりの待遇だと思いますよ」

『そ、それはそうだが』

「それで話は終わりですね。何かあればいつでもご連絡ください。では失礼します」

『あ、ちょっ、まっ!?』

 

 電話の電源を落として眠りにつく、明日が投降初日だと言うのにこんな遅くに電話を掛けてくるあたり、あいつは何かダメだ。俺は特待生枠で、諸事情により別日に試験を受けたことになっている。

 

 入るクラスは相澤が担任をする予定のA組だ。因みに俺が特殊教師である事は校長、リカバリーガール、相澤、オールマイトの4名だけである。さてさてどうなるのか、どんな奴が居るのか

 

「楽しみだな」

 

 

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主人公

名前:人生(ひとなり) (かける)

性別:男

年齢:かなり

個性:『経験消費』

発動型個性

自らの経験を消費することで強大な力が出せる

経験とは主に記憶や積み重ねた年齢である

それにより個性を使えば記憶をなくし、若返る

 

その対策として自分の行動と感情の全てを記録する

その他に技術を反射レベルで体に馴染ませている

 

年齢で言えばオールマイトの先生レベルの年寄りだが若返りと記憶の消失で学校もバラバラに通ったりと結構複雑な人生を歩んでいる。特殊で強力な個性ゆえにずっとアンダーグラウンドヒーローとして活動、その際に相澤の面倒を一時期見ている。

 

オールフォーワンとの戦いに参加しており、オールフォーワンの個性を防ぎ続け、オールマイトの攻撃を繋げるために奮戦し、肉体は高校時代まで記憶もほぼ吹っ飛んだ。

 

 

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