ヒロアカ ネタ帳   作:ひよっこ召喚士

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ネタ2個め。オリキャラでそれなりにチート。


増殖者のヒーローアカデミア

 ふわふわとした意識の中で、幼い声だけが響いている。誰の声かはすぐには分からなかった。

 

『押し付けだとしても、恩を返したい。ヒーローってそういう物だと思えたから』

 

『……推薦と口添えだけだ。後は全部自分でやれ』

 

 その厳しいようで暖かい言葉を声を聞くと、幼い声はありがとうございますと頭を下げた。遠くで電子音が聞こえ、ふわふわとした空気が消え去っていく。

 

ピピピピピピピピピ、カチッ

 

「……懐かしい夢だったな。見たのは僕だけか、それとも()()か」

 

 布団から出て特製の仕事着に着替える。見た目に派手さは無いがヒーローのコスチュームと基本的には同じ代物だ。

 

 まだ、時間に余裕があるのでパソコンで会社の専用のページを開いて現在の進行状況を確認する。概ね変わった所はなく問題は無さそうだ。確認を終えて寝室スペースから出ると自分を待っている者がいた。

 

「おはようございます。蔓延(はびこ)社長。今日は試験の日ですが体調の方は如何ですか?」

 

「問題ないかな。まあ、あったとしても無事な自分が行くだけだよ」

 

 挨拶してくれたのは言葉通りの意味でワンマン経営の傾向が強いウチで数少ない社員であり、僕の秘書をしてくれている事解(ことさか)一見(ひとみ)さんだ。個性の関係で送られてくるデータを纏めたり、統計を取る等、全体を把握するのに長けているので本当に助かっている。それ以前にスケジュールなども()()()全て管理してくれている本当に凄い人だ。

 

「何か変わった事あった?」

「業務上の伝達事項はございませんが、各企業様や関係者様方から頑張ってくれ、期待しているなどの言葉が届いてます。量が量でしたので現在()()()()()で確認、返信を行っています」

「なるほど、ありがとね一見(ひとみ)さん」

 

 何でも自分で片付けがちな自分だが彼女には本当にお世話に成りっぱなしである。『把握』の個性もそうだが、把握した事を活かす彼女の技量、気づかいなどが適切で、絶対に手放せない人員の一人である。

 

「入試まで余裕がありますが、お食事は如何されますか?」

九十九(つくも)さんの料理のストックでオススメある?」

「パスタが良い出来だと聞いてます」

「じゃ、それ食べてから行こうかな」

 

 専属の料理人が作ったパスタを食べると、既に着替えは済んでいるので入試に必要な物を持って会社を出る。学生らしく歩いて行く事も考えたが、少しばかし有名人なので車で試験会場の近くまで送迎してもらう。試験会場から少し離れた位置に止めてもらい、会場までは歩いて行く。

 

「雄英高校、楽しみだな」

 

 ヒーロー偏差値79、入試倍率300倍と言われる桁外れの難関を突破した者にのみ開かれる栄光の第一歩。雄英高校ヒーロー科、NO.1ヒーローであるオールマイトも個々の卒業生であり、多数のスーパーヒーローを排出した実績とネームバリューで、ヒーローを目指す日本全国の中学生の憧れの的となっている名門中の名門。

 

「積み重ねてきたものを見せ付けるまでだ」

 

 特別やることも無いので試験会場に入って早々に席に着く。実技試験の前に筆記試験を行う様だが、そちらに関しては何の問題も無いだろう。時間が来るまで仕事でも片付けようかと思ったが、周囲に人が多いし、あまり仕事関係の物を広げない方が良いと判断してじっと座っていた。

 

 ほどなくして開始時間になり、筆記試験が始まった。配られた問題用紙を捲り目を通していくが、難関校と言うだけの事はありそれなりに難しい問題で構成されていたが、分からない問題は無かったのでかなり時間が余ってしまった。

 

『さあ皆、実技試験の時間だ! 盛り上がれ-!! エヴィバディセイヘイ!』

 

 サングラスに逆立った金髪が特徴的なボイスヒーロー、プレゼント・マイクが説明を行うのか受験者の注目を集めるために全体に声を届けている。

 

『こいつはシヴィー!! それじゃあさっそく演習内容を説明していくぜ!! アーユーレディー!! イエー!!』

 

 思っていた反応が返って来なかったからかついには自分で返答までも担当し始めた。ラジオDJを務めておりエンターテイナーとしての色が強く、正直少し煩く感じるが説明はしっかり聞いておく必要があるので耳を傾ける。説明を終えると最後にと付け加えてから学校の校訓と受験生への言葉を送り始めた。

 

『それでは諸君、かのフランスの英雄ナポレオンボナパルトは言った!『真の英雄とは人生の不幸を乗り越えていくもの!』

更に向こうへ(プルスウルトラ)!それでは皆、良い受難を!』

 

 ヒーローを目指している者達の気を引き締めさせるような言葉に私も感じる所はあった。ヒーローに成ると、自分で決めて此処に立っているのだから、どんな困難があろうとも関係が無い。

 

 それぞれ受験者で試験会場が違うようで自分が指定された会場まで向かう。同じ会場で受ける人同士、険悪感は無いがライバルとして意識してしまっている人が多いようで空気は少し堅い。

 

『スタート』

 

少ししてから会場全体に響き渡る形でプレゼント・マイクの声が届いた。それは試験の開始を知らせるものであったが、殆どの者が対応できず固まっている。それだけの隙があれば自分の準備は完了する。

 

『どうしたどうした!?』

『実践にカウントダウンなんてないぜ!もう何人かは走り出してんぞ!そいつらに続け!!』

 

 一人が二人、二人が四人、四人が八人、八人が十六人、十六人が三十二人、三十二人が六十四人、六十四人が百二十八人、百二十八人が二百五十六人、二百五十六人が五百十二人。五百十二人が千二十四人……無駄なエネルギーの消耗を抑えるためにとりあえず自身を倍々に増やして会場を埋めていく。

 

「あいつどんどん増えてる?」

「見たことある顔だと思ったら『インクリース』の社長だ!!」

「あの万能派遣会社って昔騒がれてた奴……嘘でしょ?!」

「あの会社今は派遣以外も色々やってるはずだけど、そんなことよりあの人はヤバいって」

「このままだとロボ全部持ってかれる!!」

 

(邪魔にならない程度に『増殖』完了。バグ個体は2人、流石に個性持ちはいないか、考える時間はないからとりあえず記録、各方面通りごとに人員を配置、ロボを発見次第その場の人員が増殖して排除、他の受験者で手助けが必要な場合は適宜処置を)

 

「増殖」発動型の個性で文字通り自分自身を増殖させる。自分自身を増やすことが出来る個性。自分同士での意思、記憶、経験などは共有することが出来る。増えるだけで、他は普通の人間と変わらない。だがそれが弱いという事にはならない。

 

 増殖した個体の経験も全て共有されるため、増殖した個体が学んだ技術は全ての個体が持っている。ある個体が体を鍛える、ある個体は武術を習う、在る個体は戦術を学ぶ、それらは全ての個体に収束する。

 

(ロボ撃破、意外と脆い、動きが単調で読みやすい) 

 

 ロボの性能が高い場合は増殖して数の利を使って押しつぶそうと考えていたが、だがこれなら一人で一体余裕で倒せる。見張り、発見、増殖、破壊の流れで次々とロボを倒していった。しかし、他の受験者の事も考え、見張りは置いておくが倒さないエリアをまばらに作った。

 

 だがそれでも全体的に広がって効率的に狩りを続けている自分のポイントは凄まじいものになっている。順調だと感じていると凄い音と共に巨大なロボットが起動した。

 

(あれが、0ポイントのお邪魔ヴィランロボか)

 

「やばいって、あれは」

「あんなのに勝てるか、逃げろ」

「でかすぎだろ」

 

 近くにいた者達は巨大ロボを見るや一目散に逃げて行った。勝てない相手に無理に戦わず情報を持ち帰る等も重要な事だ。それを真っ向から否定するつもりは無いが、『ヒーロー』らしくないだろう。

 

()()()()()()隊列を組んでロボに特攻だ)

 

 作戦を決めると延々と増殖をしながら巨大ヴィランに纏わりつく様に下にいる自分を足場にしてロボの表面を覆う様にロボの足を止めていく、でかいだけあって他のヴィランロボと比べると丈夫なようで完璧に壊せるだけの攻撃は出来そうにないが、時間稼ぎには十分だ。

 

(個性個体生成完了。一発頼んだ)

 

「アレを倒せそうなやつはいくつかあるけど、やっぱり直接喰らわせてやりたいよな」

 

 生み出した新たな個体は容姿からしてオリジナルと差があり、体格、顔、声、色々と違う点を上げることが出来るが、何よりの違いと言えばこの身体の個性は『増殖』では無い。その個体の両の腕は硬質的で金属の様な輝きを放っている。手前にいる個体が腕を出し、そこに個性個体が飛び乗ると勢いよく飛び上がる。それだけでは足りないので空中でその腕を変化させる。

 

『ウェポン・アームズ・バズーカ』

 

 その腕はバズーカ砲となり、物凄い爆音を響かせると反動で0ポイントロボの頭上まで飛んでいく。そうすると更に腕を変化させるそれは巨大なハンマーの様だった。

 

『クラッシュ』

 

 ロボの上から重力を味方に腕を垂直に振り落とした。ズガンと言う音と共にロボの頭は体に沈み込み、その体も衝撃を逃がしきれずぐしゃっと崩れて崩壊していく。

 

『終~~~了~~~~!!!』

 

0ポイント仮想敵ヴィランを破壊したところで、それを狙ったかのようにプレゼントマイクの試験終了を知らせる声が響き渡った。

 

「うん、他にもいい方法はあったけど、自分でぶっ飛ばすのがストレスの発散に良さそうだ」

 

 まだ結果がどうなるかは分からないが、自分なりのやり方を見せ付けられたので満足して会場を後にした。

 

 

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設定

 

 

名前 蔓延(はびこ) 広大(こうだい)

性別 男

特徴 中世的な顔立ち

性格 律儀

個性「増殖」

 

発動型個性で発動後に解除は出来ない

文字通り自分を増やすことが出来る

自分同士での意思記憶は共有

増殖した個体も基本「増殖」を持っている

増殖時にミスが発生する事もある

ミスが発生すると変異した個体が生まれる

変異した個体を記録することが出来る

記録した個体を意図的に生み出す事も出来る

体格が違う者や性別が違う者などが基本

かなり珍しいが新しい個性を持つこともある

逆に増殖を持たない無個性も稀に生まれる

個性を持って生まれた個体は基本的に増殖できない

『個性持ち>変異体>通常体>変異体(無個性)』

意図して作る場合は上の順でエネルギーを消費する

意図せず作る場合は通常体1体と同じ

この個性は全て繋がっているので奪う事は出来ない

 

 

記録個性1『武器(ウェポン)(アーム)

記録個性2『???』

記録個性3『???』

記録個性4『???』

記録個性5『???』

記録個性6『???』

記録個性7『???』

 

赤ん坊の頃に親を失い孤児院にて育つ。

孤児院を助けるために知り合いのヒーローを頼り

個性の使用許可を取って働き始める

働いて稼いだお金をそのまま入れるのではなく

個性で増殖し、勉強する個体、働く個体などを

作って色々な仕事を経験していく

取得資格の数はかなり多くなり

仕事の経験も多いので大抵の職場では即戦力

働く際の決まりを明確に定めて

自分一人だけの会社を設立、派遣業を始める

 

 

 

 

事業名「インクリース」→会社名「インクリース」

業界分類       →複合サービス事業 Q

個人事業       →株式会社

 

 

具体的なルールは業務中に知った事は外部に漏らさない

疑いがある場合は関係する個体を集めて説明を行う

それでも双方の納得がいかない場合は契約の解除

派遣した個体は事前に申請が無い場合は増殖しない

ただし、緊急事の場合は除く

 

 

働いている個体の職場と人数は全て公表する

所持している資格や職歴も随時書き込まれる

派遣する個体は基本「増殖」持ちの個体となる

性別や体格の変更は職場によっては条件に組み込まれているが

基本的には追加料金が発生するオプション枠である

 

 

認知され段々と実績が認められていくと

多くの会社や事務所で雇われるようになる

一部の個体は役者や俳優などにも使われるなど

芸能関係でもいくらか関わりを持っている

一番初めはスタント系の仕事をしたのが始まり

会社同士の繋がりを作る事もあり

多くの企業から注目されている

途中から個人事業から法人化する

資本金を自分で用意する発起設立

 

 

中学2年の終わり位から派遣業以外にも手を出し始める

サービス業の他に商社・小売・ソフトウェア・メーカー・マスコミ

などなど様々な面で事業開拓をしていく

派遣業で知り合った企業の方々の協力もあり

中学卒業するころには知らない人がいないほどの会社に成長

 

 

雄英高校にはヒーロー科、普通科、サポート科、経営科の全てに通う

雄英高校以外の複数の学校にも進学しており様々な免許・資格・検定の取得を目指す

受験資格無しの資格・免許・検定は全て取得済み

 

 

普通科では始めは煙たがられる事も多かったが

裏表のない性格でヒーロー科を目指す生徒とも仲良くなる

個人的にヒーロー志望の生徒へ手伝いを行う事もある

ヒーロー科に興味ない人でも勉強面で頼られる事が多い

 

サポート科では「増殖」での作業の効率化

人数の確保、試運転など様々な面で役立っている

面白い技術は取り入れ、場合によっては会社に誘う

 

経営科では既に会社を設立して大成しているので

多くの人に質問や助言を求められている

取り分け優秀で気の合う人物は会社に誘っている

 

メインのヒーロー科ではそれなりに有名人なので

色々と話を聞かれたりすることが多い

仕事関係で顔見知りの人物も数人いる

入試の際にはとにかく増殖して

エリアごとに的確にロボを撃退

苦戦している人のサポートや

怪我人の応急手当なども行い

首席での合格を果たした

個性把握テストでは個性持ちの個体を用いたり

普通に行って好成績を多く残したりしている

 

 

 

数少ない自分以外の従業員

 

 

名前:事解(ことさか) 一見(ひとみ)

性別:女性

立場:秘書

性格:真面目・几帳面

個性:『把握』

 

見た物を把握し、理解することが出来る。

しかし、それを扱えるかは本人の技量次第。

 

 何でも自分で片付けがちな自分だが彼女には本当にお世話に成りっぱなしである。『把握』の個性もそうだが、把握した事を活かす彼女の技量、気づかいなどが適切で、絶対に手放せない人員の一人である。

 

 

 

名前:持田(もちだ) 九十九(つくも)

性別:女

立場:料理長

性格:ふんわり、ほんわか、のんびり

個性:『品質保持』

 

自分が作成した物を最高の状態で維持する。

自分の作成したもの以外に使えないが

特別疲れる事も制限も無い。

 

 持田(もちだ)九十九(つくも)さん、同じく数少ない社員の一人で料理人だ。時間がある時に大量に仕入れては、大量に料理を作り置きしてくれる。個性の『品質保持』のおかげで適温じゃなくなることも、腐る事も無いのでいつでも美味しい食事が食べれる。

 

 




エクトプラズム先生の上位互換。
自分の複製に限られるがトゥワイスの上位互換でもあるかも。
『戦いは数だよ兄貴!』……いやこれはまた別か。

一番初めに出てきている手助けしてくれたヒーローについて一切考えていない事、具体的な孤児院の設定がまだ少ない事が現在の問題点。

それ以外の主人公の目指すべきところ、他の人たちとの関わり方とかも大体考えてある。

↓これは唯のメモです。
『1増目』
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