ハイスクールD×D 黒いウサギがお邪魔します   作:這い寄る劣等感

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お待たせして申し訳ない。

毎度の如く誘惑には抗えなかったんだ、新作の。

だが私は反省はする!後悔はしない!あ、やっぱり反省もしてないかも。

まあ、いいや。それではどぞー。


停止教室のヴァンパイア
黒ウサギ、魔王少女と遭遇する


〜イッセーサイド〜

 

 

 

えー、今部室に大変やんごとなきお方がいらっしゃいました。

ええ、俺ら悪魔にとってのやんごとなきお方、つまりは魔王様。

 

 

「お、お兄様⁉︎」

 

「やあ、我が妹よ。なに、今回はプライベートでこちらに来ているからくつろいでくれたまえ」

 

 

魔王様の言葉に従い木場に朱乃さんに小猫ちゃんが立ち上がる。

まだ悪魔になって日が浅い俺にアーシア、そしてゼノヴィアは木場たちみたく跪くことはしなかった。つーか、どんな反応が正しいのか知らねーよ!

 

 

「しかしこの部屋は殺風景だ。年頃の娘たちが集まるにしても魔方陣だらけいうのはどうだろうか」

 

 

あ、魔王様もそう思うのか。俺は慣れてきたけどやっぱりおかしいよな、この部屋。

 

 

「お兄様、どうしてこちらに?」

 

 

部長が怪訝そうな顔を浮かべて魔王様に訊ねる。

そりゃそうだ。魔王様ともあろうお方がなんでこの学校に来ているのか俺もさっぱりわからん。

 

 

「それはもちろん妹が勉学に励む姿を間近で見たいと思ったからだよ。授業参観が近いのだろう?」

 

 

あー、そういやもうすぐ授業参観がありましたね。

俺の親父も有給を取って授業参観に参加しようと張り切っている。目当ては実の息子たる俺じゃなくてアーシアなんだけどね。

 

 

「それに仕事でここに来たというのもある。実は三竦みの会談をここ駒王学園で行おうと思っているんだ。これは会場の下見でもある」

 

「ーーーーっ!それは本当ですか?」

 

 

魔王様の一言に俺たちは驚愕する。

いやだってここでやるのかよ!この学校で悪魔、天使、堕天使の大事な会談するの⁉︎

 

 

「ああ。この学園とはどうやら何かしらの縁があるようだ。私の妹であるお前と、伝説の赤龍帝、聖魔剣使い、聖剣デュランダル使い、魔王セラフォルー・レヴィアタンの妹が所属し、コカビエルと白龍皇が襲来してきた。これは偶然では片付けられない事象だ。更に極め付けはーーーー『黒ウサギ』」

 

 

ーーーーっ。

ここで出てきた『黒ウサギ』の名前に俺に緊張が奔る。

いや、俺だけじゃない。他のメンバーも大なり小なり反応を示していた。

『黒ウサギ』。人間としての名前は鉄大兎。学年的には俺の後輩でもあった奴。

だからこそ聞かずにはいられない。

 

「あ、あのっ!魔王様に聞きたいことがあるのですが!」

 

 

俺は挙手しながら魔王様にアピールする。

 

 

「うん、何かな?未来の義弟くん」

 

 

お、おとうと?

何かおかしな言葉が聞こえた気がするが、一旦スルーしよう。

取り敢えず質問だ。

 

 

「鉄大兎……いえ、『黒ウサギ』とは何ですか?」

 

 

俺はどうしても聞きたかった。

俺は悪魔になって日浅いし、アーシアやゼノヴィアと違って既に勢力に入ってたとかもないから『黒ウサギ』については悪魔、天使、堕天使を殺しまくった奴としか聞いていない。

その情報も部長たちから聞かせられたもので、疑うわけじゃないんだけど、やっぱりそれぞれの視点から強調されてるんじゃないかと思ったんだ。

その点魔王様なら確かに悪魔のトップだけど為政者でもあるから平等な視点で『黒ウサギ』について話してくれるに違いない。そう考えたんだ。

 

 

「『黒ウサギ』について、か。残念だが今それを話すことは出来ない。いや、話せないというわけではなく単純に時間が足りなくなるのでね。どうせなら時間をたっぷりと使った方が理解も納得も出来るだろう?」

 

 

魔王様からやんわりと否定の言葉をいただいた。

今は時間的に無理ってことは魔王様はかなり情報を持っているのか?それとも俺たちがかなり驚くような情報とか?まあ夜だししょうがないか。

どちらにしろ魔王様は『黒ウサギ』を、大兎のことを知っているらしい。

 

 

「ただ、そうだね……。今ここで一言だけ言うとしたら『黒ウサギ』は悪人ではない、とだけ言っておこう。さて、人間界に来たはいいが、今は夜中だ。こんな時間に宿泊施設は空いているのだろうか?」

 

 

あー……多分空いてるかもだけど、探すのは骨が折れるな。

うーむ、ならば……。俺は頭に思いついたことを、手を挙げながら口に出した。

 

 

「あ、それならーーーー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜大兎サイド〜

 

 

「いやあ……暇だなあ……」

 

 

俺は駒王町を徘徊していた。

今のところ三竦みの会談が始まるまで俺らの出番は一切無いし、俺にヒメアは赤龍帝目当てで学校に入ってた感じだからもう転校という名目で学校も辞めたし。

 

 

「やあ、『黒ウサギ』。こんな場所で会うなんて奇遇だね」

 

 

俺を『黒ウサギ』と呼んでるってことは俺のことを知っていて、とて強い存在ってことなんだろうなあ。

で、この声からするとーーーー

 

 

「やっぱお前か、白龍皇」

 

 

そこにいたのは白龍皇ーーーー『白い龍』だった。

 

 

「んで、何か用か?まあ用があって呼び止めたんだろうけど」

 

「いや、そう言えば自己紹介をしていないと思ってね。俺はヴァーリだ」

 

「ご丁寧にどうも。俺は鉄大兎だ。で、用件はそれだけか?なら俺はこのままここら辺をうろちょろさせてもらうんだが」

 

 

俺はさっさと話を切り上げようと踵を返そうとする。

こいつ、戦闘狂だしなあ……。この場で殺り合うのは流石に立場的にもマズイだろう。

 

 

「つれないな。俺はいずれ君を倒したいと願っているのに。なあ、世界一位?」

 

「いやいやいやいや、それ何のランキングだよ」

 

「勿論、この世界の強い者のランキングだ。そして『黒ウサギ』。君こそがこの世界で一番強い存在だと俺は思っているが?」

 

「そんなことはねえよ。いや、マジで。そりゃあまあ、俺の力は溜めれば誰だって消せはするがよ。だからといって強いとは違うんだぞ」

 

 

『黒』は確かに強力ではあるけども、相手の存在に応じてつくらなければいけない量も増えるからその間にやられたらオジャンなんだよなあ。

 

 

「謙遜も過ぎれば嫌味となるぞ。確かに君の力は強力だが俺が言っているのはそちらではなくーーーー世界に無を齎すもののことだ」

 

「ーーーー……いやあ、何のことだかサッパリだな。世界に無を齎すってなんだ?そんなものがあるのなら是非ともお目にかかりたいもんだ」

 

「あくまで否定する、か。まあいいだろう。それじゃあ俺はこれで失礼するよ。いつか君とマトモに殺り合いたいものだ」

 

 

そう言い残してヴァーリは俺の前からいなくなった。

……流石に誤魔化しきれてはいなかったな。まあそれはいいんだけども。

なんであいつが『幸福』について知っている?アレを知るのはそれこそ俺らのみだ。

神話という形で俺らについて知っていたサーゼクスでさえ知らない情報のはずだぞ。

つーかそもそもその神話にしても誰が作ったって話だ。

あー、考えることが山ほどあるなー。一度死んでサッパリしようか?

 

 

「やっほー!『黒ウサギ』ちゃんお久☆」

 

「…………………よし、何も見ていないし、聞こえていない。よって俺は帰ろうっt「無視はいけないんだよ『黒ウサギ』ちゃん☆」

 

 

俺は心底面倒な表情を浮かべ後ろを振り向くとそこには魔法少女ならぬ魔王少女がいた。

お前いい年こいたどころじゃない年齢なのになんでそんなコスプレしているんだ?というのは置いといて、

 

 

「なんでここにいるんだ?さっき白龍皇にも会ったし今日は厄日か?」

 

「あー!厄日だなんてひっどーい!むしろセラフォルーちゃんに会えたことが光栄に思うがいいゾ☆」

 

「ぜってー光栄じゃねーよ。あとなんだよ☆って。なんかエフェクトとして星が飛んできてるように見えるんだよ」

 

 

やっぱこいつ苦手だわ。

今の魔王はプライベート時にはっちゃけるらしいが取り分けこいつのノリには本当についていけねーよ。

一回会って話した時も大分参ったし。

 

 

「で?魔王様が同胞を殺しまくった俺に何の用?」

 

「またまたー。悪役ロールが全然出来てないゾ☆私たち魔王は『黒ウサギ』ちゃんが殺してきたのは悪人だけってわかっているから」

 

「だから☆やめろって。つーか悪人だけってそもそもお前ら名称に悪がつく悪魔だろうが」

 

 

俺は一応突っ込むがセラフォルーは聞く耳持たずで話を続ける。

 

 

「今まで『黒ウサギ』ちゃんが殺してきた悪魔をリストアップして詳しく調べてみたらたっくさん埃が出たからね。そう、例えば人工的に魔剣を造る計画とか」

 

「…………」

 

「無言は肯定とみなすよ。その計画ではあらゆる種族、悪魔も含めて拷問の末に殺し、憎悪で濁りきった魂を基に魔剣を造る、なんてことをしてたみたいだね。私達もそいつがいきなり魔剣なんて持ち出してくるから怪しいとは思っていたけども戦時中だったしそんな余裕はなかったからね」

 

 

そりゃあ戦時中に味方を調べる理由っつったら謀反の疑いとかそんなんだろうよ。

曲がりなりにも活躍している奴を調べるなんて労力を割く無駄はやってはいけないしな。

 

 

「他にも色々あって私ビックリしちゃった☆落ち着いてから調べたら『黒ウサギ』ちゃんとってもいい子だったんだもの。だから少なくとも魔王に関しては貴方のことを嫌ってはないよ」

 

「それは好いてもいないってことだよな。まあ、交流がないから当たり前か。だったら俺の存在は危険じゃないって言えばいいだろうよ。お陰でリアス達に嫌われちまったぞ」

 

「それは無理〜。だって結果だけ見れば確かに悪人しか殺してないけど今後善人を殺す可能性も皆無じゃなかったんだもん。て言うか私達が魔王になった時には貴方の名前が大分広まっていたしぃ?私達としては危険な存在と教えるしかなかったんだもの」

 

 

一々ご尤もなことで。

そりゃあ単純に俺は大量殺人鬼と一緒だしなぁ。

危険な存在じゃないって言ったところで受け入れられるわけはないよな。

 

 

「ああ、けど『黒ウサギ』ちゃん。貴方とそのお仲間さん達に言っておくね?」

 

 

セラフォルーは一呼吸間を置くと、

 

 

「貴方達が何をしようと勝手だけど、ソーナちゃんもとい悪魔に害をなすようなら魔王として黙ってはおけないわ」

 

 

と言い放った。

……いやあ、ゾクッときたね。今のは。

流石氷系統の魔力の持ち主だ。やっぱり氷雪系は最強ってか?本当に魔王で最強は誰かって言ったらサーゼクスかアジュカのどちらかになるわけだがな。

 

 

「私はそれが言いたかっただけだよ!それじゃあね『黒ウサギ』ちゃん☆」

 

 

また☆を飛ばしながらセラフォルーは何処ぞへと走っていく。

こりゃあ三竦み+αの会談は大変なことになるかもなあ……?

いや、どうせなるのは確定しているんだけどね。




待たせた割に合わないクオリティ。

これはフルボッコ不可避。


あ、ダメだ。クッソ眠ぃ(p_-)


次回は『黒ウサギ、三竦み会談+αに参加する』でふ。

今度は2週間以内……は厳しいかな。まあ頑張る!
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