ハイスクールD×D 黒いウサギがお邪魔します   作:這い寄る劣等感

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待たせて申し訳ない&今回はサブタイトル詐欺の恐れあり。というか多分詐欺。

正直な話今回の話は駄作だと思ってます。もっと力があればなあ。

ま、どぞどぞ見てやってください


黒ウサギ、三竦み会談+αに参加する

俺たちリアス部長の眷属はギャスパーを残して駒王学園の会議室に向かっていた。

これから悪魔、天使、堕天使の三勢力の会談が行われる。

本来なら俺たちなんて場違いもいいとこだけど神が不在であることを認知しているため、参加する権利があるというわけでこうして来たわけだ。

 

 

「失礼します」

 

 

部長が会議室の扉をノックしてから扉を開く。

そこには錚々たるメンバーが豪華絢爛な四角いテーブルを囲んで座っていた。

ゴクリ。俺もあまりの緊張感に生唾を生唾を飲み込んでしまったぞ。アーシアが不安そうに俺の服の端を掴む。安心させるように俺は彼女の手を軽く握ってやった。

悪魔側。サーゼクス様、レヴィアタン様。あ、給仕係がグレイフィアさんだ。お茶用台車の脇で待機していた。

天使側、金色の羽のミカエルさんと知らない女の子の天使さん。普通の天使はやっぱり真っ白な翼なんだな。つーか、すっげぇ美人だ。マジで天使級の美しさ!あ、天使か。

堕天使側、黒い翼を十二枚も生やしたアザゼルとーーーー『白い龍』ヴァーリ。

 

 

「私の妹と、その眷属だ」

 

 

サーゼクス様が他の陣営のお偉いさんに部長を紹介する。部長も会釈していた。

 

 

「先日のコカビエル襲撃で彼女達が活躍してくれた」

 

「報告は受けています。改めてお礼を申し上げます」

 

 

ミカエルさんが部長へ礼を言う。部長は冷静に振る舞い、再度会釈するだけだ。

 

 

「いやー、俺のところのコカビエルが迷惑かけたみたいで悪かったな」

 

 

こいつ、本当に悪びれているのか?なんつー態度だよ。

見れば部長も口元をひくつかせているし。

その後俺たちはサーゼクス様に促されて椅子に座り、会談の開始を今か今かと待つばかりだった。

けど何でか一向に始まらない。

これには俺たちも一緒に座っていた会長も困惑する。

 

 

「お兄様……何故始まらないのですか?」

 

 

部長が痺れを切らしたのか、サーゼクス様に訊く。

その問に答えたのはサーゼクス様ではなくアザゼルだった。

 

 

「そりゃあこの会談の主催者様がまだ来てないからだな」

 

 

は?主催者?

この会談は悪魔、天使、堕天使の三勢力のトップが合同で執り行っているみたいなもんだから主催者って言ったらそりゃあ魔王様たちになるんじゃ……?

 

 

「ふむ、全員揃っているようだな。貴様ら愚図にしては感心だな」

 

 

と、いきなりこの部屋に暴言が発された。

一体誰だ?と思い部屋を見渡すと四角いテーブルの一点、唯一誰も座っていなかった空間に裂け目と言うべきか、穴と言うべきか。兎に角何かが開いた。

そこからゾロゾロと人が出てくる。

そういやこの光景見たことあるぞ。

コカビエルの時、ヒメアちゃんが出てくる時と帰る時に開いた亀裂にソックリだ。

そこから出てきたのはーーーー

 

 

 

「よっ、やっぱり学校で会えたな。イッセー」

 

 

『黒ウサギ』こと、大兎だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大兎たちは唯一空いていたスペースに座った。

ってか、よく見たら見知っている顔が幾つかあるぞ⁉︎

 

 

「貴方達は……エントリオ兄弟⁉︎」

 

 

俺がドライグに代償を払ったのをどうにかするために呼んだ有名らしい奴らだ。

彼奴らのお陰で俺の腕は見た目は人間のものだし、それに部長や朱乃さんに……ありがとうございます!

 

 

「久しぶりですね、グレモリー嬢。どうです?再開した記念にここはお茶でもしに行きませんか?」

 

「自重しろバカ兄貴。少なくとも立場上敵みたいなもんだぜ?……って、そういや敵も口説いてたな」

 

「ええ、可愛い子、美しい子、綺麗な子であるならば敵かどうかなんて僕には関係ありませんよ」

 

 

す、すげえ……。口説くためなら例え火の中水の中ってか。これがモテる秘訣なのか……。

他には……あ、あの子は⁉︎

 

 

「おー、君が噂の赤龍帝くん?中々面白いことするよねー。女の子の裸見たいがために服を弾け飛ばす技を覚えるとか」

 

 

何で知られてるんだ⁉︎って大兎の仲間みたいなもんだから当然か。

そんなことよりもあれは大兎が俺に写真を見せたーーーー天野夕麻ちゃんだ。

 

 

「ああ、そういや自己紹介がまだだったね。私の名前は碧水泉。天野夕麻じゃないからねー?」

 

 

は?碧水泉?天野夕麻じゃなくて?

 

 

「大兎くんがポカやらかしたのをどうにかするために私の写真見せて天野夕麻だー、って言ったみたいなのよねー」

 

 

あ、ああ……。そういうことね……。

 

 

「私としては仲良くしたいところだからよろしくー」

 

「あ、うん、よろしく……」

 

 

 

彼女のノリの良さって言うのか、まあそれに押されつつ、俺もよろしくと言った。

んで……って何であの子がいんの⁉︎

 

 

「どうしたの、イッセー?」

 

「いや、あの子あの子!」

 

 

俺が指差した先にいたのはまるで動物の耳のように見える髪型をした小さな女の子。

あの髪型とあの吊り目……間違いない、あの子は!

 

 

「あの子は駒王学園中等部における小猫ちゃんみたいなポジの子です!名前は紅星雷ちゃん!あの未だ幼い容姿なのに吊り目というギャップが大変に人気なんです!ファンの奴らは大体が無邪気に罵ってほしいみたいなコメントが寄せられてます。けど大兎たちの仲間だったとは……!」

 

「そ、そう……」

 

 

あれ?何でかひかれたぞ?

 

 

「大兎から聞いてはいたが聞きしに勝る変態だな。うちの娘に近付くなよ」

 

「うっせぇ!……って、え?娘?あんたの……?」

 

 

俺は驚いた。そりゃあ驚くさ。

だって星雷ちゃんを娘だって言った奴は黒い詰襟の学生服に身を包んでいたのだから。

パット見じゃ俺たちより若く見える奴が娘ってどういうことだよ!

いや、でも言われてみればあいつの吊り目とか黒髪とか星雷ちゃんに似ている……。

てことはもしかしてあの男の隣にいる同じ髪型の金髪ボインが星雷ちゃんのお母さんか⁉︎

これは星雷ちゃんも将来性が高いことは確実だな!

 

 

「おー?赤龍帝、私の胸なんか見てどうしたんだー?」

 

 

なん……だと……⁉︎

推定星雷ちゃんのお母さんは童顔巨乳ってだけでもう素晴らしいのに、その上でマジで無邪気だと⁉︎

こいつぁ……グレートだぜ……!って、いひゃいいひゃい!

 

 

「イッセー、流石に失礼よ」

 

「ふぁい、ひゅいまひぇん」

 

 

俺は部長に頬を抓られながら謝る。

何でか拗ねているようにも見えたけど……まあ気のせいだな。

 

 

「今代の赤龍帝は本当にダメだな。これならばアメーバの方がまだ役に立つ」

 

「いや流石にアメーバよりかは役に立つぞ⁉︎」

 

 

な、なんて野郎だ!

自称・星雷ちゃんのお父さんだからくっそ羨ましいのを我慢してたのにこの物言い!

いくらイケメンだからってなんでも許されると思うなよ!

 

 

「いいから会談を進めろクズども。俺の貴重な時間をこれ以上潰すんじゃない」

 

 

名前も名乗らない自称・星雷ちゃんのお父さんのあまりにも不遜な発言でようやく会談が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会談は着々と進み、三勢力の停戦協定……ってよりは終戦協定か?がほぼなんの滞りもなく終了した。

俺もミカエルさんに言いたいことは言ったから満足だ。あとはーーーー

 

 

 

「ようやく終わったのか。こんなどうでもいい会談なぞ五分で終わらせろ」

 

 

などと言っている大兎の仲間たちが何故ここにいるかだ。

どうもアザゼルの言葉を信じるとあいつらがこの三勢力の会談の主催者らしいが、なんであいつらがこの会談をセッティングしたんだ?

 

 

「今から聞きたいことがあるなら何でも訊くがいい。答えられるなら答えてやるぞ。だがあまりにも低脳極まりない質問などするなよ。聞くだけ無駄だからな」

 

 

あいつ本当に態度デケェな。

魔王様に天使のトップに堕天使のトップが一同に会しているのにこうもデカイ態度になれるのなら寧ろ尊敬してしまいそうだが。

 

 

「ではまず君の名前を聞きたいのだが。私は君が『最古の魔女』と同一の存在であるということしか知らない」

 

 

最初に口を開いたのはサーゼクス様。

ラミエル・リリスが何かは知らないが、求めているのは自己紹介なんだろうな。

 

 

「初っ端から下らない質問だな。まあ貴様らはあまりにも貧弱な脳をしているからそこから進めた方がいいのかもしれんな」

 

 

落ち着け、落ち着け俺。

あいつは今のところ重要人物なんだ……殴っちゃいけねえ……!

 

 

「俺の名前は紅月光。そして、俺は天才だ。ついでにこの世界を創造した神でもある」

 

 

…………は?

こいつ今なんて言った?……この世界を創造した?

 

 

「で、次の質問は?言っておくが一々問い質そうとするなよ。貴様らにも理解できるように話すなぞ面倒でしかない」

 

 

紅月光と名乗った傍目には俺らと同世代の少年がさっきのことに関しての追求を妨げ、次の質問を促す。

……いや、普通訊きたいだろ⁉︎んだよ、世界を創造したって!

 

 

「んじゃ、俺からだ。率直に訊かせてもらうが、何故俺ら堕天使のみならず悪魔に天使と殺し回っていたんだ?」

 

 

アザゼルがストレートな質問をする。

俺はサーゼクス様を自分の家に案内した後にメンバー全員で『黒ウサギ』についての話を聞いた。

その話だと悪人しか狙って殺してないみたいだからてっきり動機は義憤だとか正義感だとかそういうもんじゃねえのかと思っていたけど違うのか?

 

 

「それは貴様らのパワーバランスが崩れてどの陣営でもいいが勝つのを妨げるためだ。つまり戦争が長引いた原因は俺が作った」

 

「……何故そのような真似を?」

 

 

ミカエルさんが戦争を長引かせた理由を訊く。

と言うかこれは俺も知りたいぞ。

 

 

「結論から言えば俺たちの目的のためだ。その目的とはーーーー世界を救うこと」

 

 

ーーーー…………は?

俺はあいつの返答に思わず固まってしまう。

いや、俺だけじゃなく部長や他のメンバーも固まっていた。

固まっていなかったのは魔王様たちにグレイフィアさん。アザゼルに白龍皇。ミカエルさんとそのそばにいる天使さんのみ。

 

 

「詳しく聞かせてもらっても?」

 

「いいだろう。元々そのためにここに来ているのだからな。この世界には『預言』と呼ばれるものがある。それは貴様らの目にはうつらないだろうが、今も空にビッシリと書き込まれているぞ」

 

 

紅が窓の外を指で指し示す。

俺は指につられてそっちを見るが、ただ空が見えるのみである。その『預言』とやらは一切見えない。

 

 

「『預言』と言うのは貴様らの貧弱な頭でも理解できるように噛み砕いて言えばほぼ100%当たる未来予知のことだ。或いは運命という言葉に置き換えてもいいぞ」

 

 

ほぼ100%当たる未来予知?

その言葉だとまるで外れたことがあるかのような……。

 

 

「ほぼってこたぁ外れたことがあるんだな?」

 

 

俺が訊く前にアザゼルがそれについて訊いた。

いや、まあ俺に発言権があるのかは知らないけども。

 

 

「あるぞ。一回だけだがな。その一回に関してもある種のイレギュラーみたいなものだったから実質外れたことはない。そしてその『預言』に世界の滅亡が書いてあった。幸か不幸か、俺たちの時に比べれば時間にかなりの猶予があるがな」

 

 

ん?あいつ今なんて言った?

俺たちの時?てことはあいつは世界の滅亡に関わったことがあるのか?

 

 

「かなりの猶予ってなんだ?つーかお前ら世界の滅亡に対峙したことあんのか?」

 

「あるから言っている。一度で理解しろミトコンドリア以下の赤龍帝」

 

「その言い方はないだろ、月光。イッセー、少なくとも俺はその世界の滅亡とやらが残り5ヶ月の時点で関わったんだよ。実際に自覚したのはもっと後だったけども。その点、イッセーたちは残り5ヶ月で世界が滅ぶとかはないから安心しろ」

 

「幸か不幸か、な」

 

 

また紅の奴が口を挟んできた。

今度はなんだ?

 

 

「幸か不幸かってどういうことぉ?」

 

 

セラフォルー様がそれについて訊く。

 

 

「幸は時間があることだ。俺たちの場合は戦力を揃えた上で更に強化する必要があったからそれこそ何でもやった。ここにいる万年発情期ウサギなど自らの大事なものを代償に強くなったからな。不幸はーーーーお前たちには世界の滅亡という結果を齎す事象が幾つもあるということだ。俺たちの場合はそこまでに至る道は幾つもあれど、結果を齎す事象は一つだけだった。だが貴様らは世界滅亡に至るまでの道が幾つもあり、またそれを齎す事象も幾つもあるということだ。時間に猶予があると言うのもあくまで最長ルートを通った場合のみだ」

 

「助かる道はあるのかい?」

 

「あるぞ」

 

「って、あるのかよ!」

 

 

いかんいかん、思わず突っ込んじまった。

 

 

「貴様らがその事象をどんな方法でも取り除けばいいんだ。『預言』にはそのルートも記されている。尤もそれが最長ルートなのだがな。よって貴様らの今後の健闘と活躍を祈っておいてやろ」

 

「いやいやいやいや待て待て待て待て!それを教えろよ!お前の言葉を信じるならその『預言』とやらに従えば世界の滅亡ってやつを回避できるんじゃないのか?」

 

 

俺は紅が話を打ち切ろうとしたのでそれに突っかかった。

ぶっちゃけると話のスケールがあまりにもデカすぎて事の真偽が俺には判別できていない。

そりゃそうだろう。いきなり世界が滅ぶだとか言われても反応に困る。

だけどもあいつは嘘を吐く奴ではないと思うから、信じてみることにした。

……口は相当悪いけどな。

 

 

「無理だ」

 

「って、だからなんでだよ!」

 

「『預言』には何故だか俺たちの存在は書かれていなかった。これは俺たちが『預言』に縛られていないことを示している」

 

「いや、だったら教えてくれたっていいだろうが!」

 

「話は最後まで聞け、単細胞以下生物。確かに俺たちは縛られていなかった。だが、それ故に俺たちの行動はこの世界に影響を与えすぎるんだ。そう、今この場にいる貴様ら以外にはとても馴染み深いエピソードも俺たちが関係しているぞ」

 

 

あいつは俺たちを指差しながら言った。

俺たち以外ってことは魔王様たちってことか?けど、魔王様に馴染み深いエピソードって何なんだろうな?

 

 

「それは二天龍が貴様らが戦争やっている場所で喧嘩をし始めたことだ。あれは俺たちが二天龍を唆してあの場所で喧嘩をするように仕向けた」

 

 

なん……だと……?

おい、ドライグ。そうなのかよ?

 

 

『……ああ、その通りだ。俺はその時にあの「黒ウサギ」と出会った』

 

 

マジか……。

いやけど待てよ?それがどうして影響を与えすぎるってなるんだ?

 

 

「へぇ……あれもお前らの仕業だったのか。勘弁してくれよな、お陰で俺たちゃ大ダメージを被ったぞ」

 

「そんなことは聞いていない。重要なのはこれの結果、悪魔、天使、堕天使がそれぞれ痛い目を見たにも関わらずまだくだらない小競り合いを続け、悪魔は旧魔王派やら新魔王派やらに分裂してしまった事だ。確かにこういった事も『預言』には記されていた。だが、小競り合いはともかくとして、悪魔が旧魔王派と新魔王派に分裂するのはその二天龍乱入の時期からすると遠い未来の出来事だった。これの意味が解るか?」

 

「……君たちの行動の結果、本来なら遠い未来に起こるはずだった出来事が引き寄せられたということか?」

 

 

サーゼクス様は神妙な面持ちで紅に訊く。

紅はそのサーゼクス様の答に頷いた。

 

 

「ああ、その通りだ。より正確に言うならば、俺たちが起こした行動ーーーーこの場合は二天龍を仕向けたことだなーーーーによって起こされるであろう結果をランダムに引き寄せるということだ。尤も大掛かりな行動にしかそれは現れないみたいだが。悪魔にとっては魔王だったものが死去したことにより魔王の血族から構成された旧魔王派とお前たち新たな魔王によって構成された新魔王派への分裂という結果が引き寄せられたんだ。それでも俺たちに『預言』の内容を教えてほしいか?確実に別の結果が引き寄せられることになるだろうし、その結果、世界の滅亡が早まるかもしれんが」

 

 

俺たちは二の句が継げなかった。

この場の雰囲気に飲み込まれたってのもあるだろうし、あまりの展開に頭が真っ白になっているってのもあるの思う。

だけど事実として、表面上は冷静に見える魔王様たちも何も言わなかった。言えなかったのかもしれない。

 

 

「なんだ、この重い空気は。貴様らには時間があると言っただろうが。言っておくが、既に貴様らは滅亡を回避する札を持っているぞ」

 

「……それは一体何だと言うのですか?」

 

「そこで間抜け面晒している赤龍帝がいるじゃないか。そいつが滅亡を回避するために必要な札だ」

 

「…………えっ、俺が⁉︎」

 

 

急に俺の存在がピックアップされて数秒ポカンとしてしまう。

いやだって俺なんかがそんな救世主みたいな存在になるだなんて思えるわけねーだろ!

 

 

「ああ、そうだ。『預言』を読み進めていくうちにある事が判明した。それはどの結果においても赤龍帝が死んでいたということだ。つまり赤龍帝が死ななければ滅亡を回避できる可能性が増えるというわけだ。尤も、引きこもるだけなら話は変わってくるが」

 

「い、いやちょっと待ってくれよ!急に俺なんかがそんな大層な存在とか言われてもどうすりゃいいのかわかんねーよ!」

 

「普段通りにしてればいいだろう。お前が普段通りに動けばそれだけで世界は救われるかもしれないのだぞ。だが個人的に言わせてもらえば貴様のような歴代の赤龍帝の中でも殊更才能が無い存在が世界を救う鍵などとは片腹痛いと思っている」

 

「ちょっと!そこまで言わなくてもいいでしょう!」

 

 

リアス部長が俺のために怒ってくれている……!

これが至上の喜びというやつか……!

 

 

「僅かにあった魔力の才能を女の服を弾け飛ばすために使うような奴に期待しろとでも?」

 

「ごめんなさい、イッセー。言い返せないわ……!」

 

 

部長ォォォォォ!

本当こんなエロい奴ですいませんでしたー!

 

 

「少し、いいかな?」

 

 

と、ここで白龍皇ーーーーヴァーリが発言の許可を求める。

 

 

「何が訊きたい、現白龍皇」

 

「俺は自分が白龍皇だと自覚して、少し経ってからある言葉が脳裏に浮かんだんだ。『無だ、虚無だ、畢竟無だ』とね。恐らく赤龍帝もその言葉が浮かんだんじゃないか?」

 

「ど、どうしてそれをーーーー⁉︎」

 

 

確かに脳裏に浮かんだっつーか聞こえたけども!

まさかあいつも聞いてたとはこのエロのイッセーの眼をもってしても見抜けなんだ……!

 

 

「そーいや、俺も神器の研究をしているが、研究対象の奴らは大体そんな言葉が浮かんできたと言ってたな。なんか関係があんのか?」

 

 

アザゼルもその言葉を聞いたという。こいつは人から聞いたようではあるが。

 

 

「なあ、アーシア。お前も聞こえたのか?」

 

「は、はい。私もそんな言葉が浮かんできました」

 

 

俺は小声でアーシアにも訊く。

アーシアもまた浮かんだと言った。

これは神器使い全員の頭に浮かぶものなのか……?

 

 

「ふむ……原因はわかるぞ。どうして聞こえるかまでは説明できないが」

 

 

紅は神器使いがこの言葉を聞く原因を知っていると言った。

あれ?でもなんだが嫌な予感がするぞ?

世界滅亡はそれはそれで衝撃的だったが、なんか俺にとってはそれと同じくらいのインパクトを与えそうなことが言われそうな気がする。

 

 

「本来なら人間はこの地に存在しないはずだった。だが人間も俺たちが創ったんだよ。お前たちが今を生きていけるのはひとえにこの俺の機転とそこの万年発情期ウサギと色ボケ魔女のお陰だ。感謝して一日一本コーラを奉納しろ」

 

「ちょ、ちょっと待ちなさい。つくったって……一体どうやってよ」

 

「アホか。簡単な話だ。要は産めよ増やせよ地に満ちよ。そこのウサギと魔女が『アクエリオン』なり『コリブリ』なり『キングクリムゾン』なりして歴史上における人類を創ったに決まっている」

 

「えっ⁉︎」

 

 

なななななな何だとぉ⁉︎

あ、アクエリオンにコリブリにキングクリムゾンだって⁉︎

つ、つまりそれって……オォウでアァーンな行為のことじゃないか!

 

 

「はぅっ……!」

 

 

あぁ!

アーシアが赤面して倒れてしまった!

止めて下さいます⁉︎この子は純真な子なんですよ!

 

 

「な、何故そんなことをする必要があったんだい?」

 

 

ほら、プライベートだとはっちゃけるサーゼクス様も^^;って感じの顔になってるじゃん!

 

 

「そこにいる赤龍帝のためだよ。神器は人間にしか宿らない。だが肝心要の人間が生まれてこない。ならば創るほかあるまい?」

 

 

お、俺のためですか……。

もうスケールが大きすぎてわかんなくなってきたぞ。

 

 

「そもそも何故人間にしか神器は宿らないのか不思議に思ったことはないか?使うだけならどの種族でも出来るのに、宿るのは人間だけ。答は人間にしか神器を宿す器がなかったからだ。その器とは何か。それがこのウサギと魔女の血を継いだ子孫であるという証拠だ。それさえあれば、例え半分は吸血鬼だろうが、悪魔だろうが神器は宿る。その言葉が聞こえたのは紛れもなくこいつらのせいだ。だが安心しろ。神器を宿せるようになっただけで他に弊害はない」

 

「俺らのせいってお前が創れっつったんじゃねえか」

 

 

あ、やっぱり嫌な予感が当たった。

成る程なー。俺たち人間は大兎とヒメアちゃんとの子孫ってわけかー。

…………って、ちょっと待てぇぇぇぇぇぇ!

流せない!流石に流せねえぞ!

大兎の野郎がヒメアちゃんといやらしい……ことしてたのはまあ羨まけしからんが、俺とか木場とかアーシアさんが大兎とヒメアちゃんの子孫⁉︎

驚愕だわ!驚愕すぎる結果だわ!

 

 

「ふむ、そろそろこの会談は一旦御開きだな。そろそろ襲撃されるぞ」

 

「は?何言ってんだおま」

 

 

え、と最後まで言い切れずに、何度か受けたことのある感覚に襲われた。

そう、これはーーーーギャスパーに時間を止められた時の感覚だ。




今回はこの話における自分の妄想をつらつらと連ねるだけの山もオチもなんもない本当なんかダメダメだなあ、と個人的に感じてしまいます。

で、これだけ書いときながらまだ語りきってないので改めて説明会的なのを設けますです、はい。

ようやく判明した大兎の子供が云々。その正体は歴史上における最初の人類。
ハイスクールD×D自体はアダムにイブは存在しているらしいので神学上って感じでわけてます、はい。

次回のタイトルは『黒ウサギ、テロに対処する』みたいな……?
投稿予定は未定です。最近忙しくて忙しくて。


あ、そう言えば『アクエリオン』だの『コリブリ』だの『キングクリムゾン』だの月光が言ってましたが実際は堂々とその言葉を言ってますよ、ええ
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