人理修復はプロトマーリンと共に   作:ゼノ丸

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誤字脱字報告ありがとうございます!
今日も連続投稿です。疲れた…


聖遺物を漁ろう

「これが最初の特異点、『炎上汚染都市 冬木』さ」

 

プロトマーリンに言われてようやく理解した。これが特異点なのだと。

 

藤丸立香はこんなのをを7つも攻略したのか…今までゲームの中の世界だからか実感が湧かなかったが、現実になると嫌でも実感が湧く。…俺は本当に人理修復できるのだろうか?

 

俺の中で藤丸の株が上がった瞬間だった。

 

「思い詰めるのは良いのだけれど、周りにも目を配って欲しいね。囲まれているよマスター」

 

人理修復のことで悩んでいたときにプロトマーリンのその一言で意識を周りに向けると、俺たちは大量の骸骨に囲まれていた。

 

「うわぁ…気持ち悪い。マーリン、初戦闘だけど…いけるね?」

 

「ふふっ、仕方ないなぁ君は。任せたまえ!」

 

そう言いつつ、マーリンは杖で二回床を叩いた。その瞬間、骸骨共、プロトマーリンが作り出したであろう翼が付いた魔力弾によって撃ち抜かれていた。

 

え?

 

「はい、ご苦労様。さぁて、どちらに進もうか?」

 

「ちょっと待ってマーリン。あの骸骨共を一撃で倒したのか?!」

 

「その通りだけど…何か不満かい?」

 

プロトマーリンはさも当然のように返答した。嘘だろ?マーリンこんな強かったのかよ…

グランドクソ女郎とか言ってすいませんでした。

 

 

 

 

「いや、予想以上だったよ。ここらへんの骸骨は任せていい?」

 

「えー、お姉さん疲れちゃったなー、パスしていいかい?」

 

 

 

 

 

 

前言撤回。働け、畜生!

 

 

 

 

 

 

 

「それで、何故マスターは空き家に侵入して物を物色しているんだい?」

 

「誤解する言い方はやめろ!それはだな…これを入手するためだよ」

 

俺たちは、ある物を探すために大きいお屋敷。遠坂邸(爆心地)に来ていた。そして俺の手には赤いペンダントが握られている。これを見れば、俺が何をしたかったのかが分かるだろう。

 

そう、サーヴァント、エミヤを召喚するのに必要な触媒。凛のペンダントである。FGOをプレイしていた頃から思っていたことの一つに、特異点で触媒用意すれば簡単に好きなサーヴァント呼べるんじゃないか?という物があった。今までなら妄想をして終わっていたのだが、今回は別だ。だって現地にいるもんね!と言うわけで、ウキウキで触媒を回収しに来たのだった。

 

 

――決して空き巣ではないぞ!

 

 

「やっぱり空き巣ではないかい?」

 

「ちがーう!…そうだとしてもここには人がいないし、何より人理修復っていう使命があるんだから、少し多めに見てもらわなきゃ」

 

「まぁ家の物色は勇敢なる者の特権だからね。そういうことにしといてあげよう」

 

なんとかプロトマーリンさんにご理解頂けた。と、言うことでこのペンダントは回収させて貰った。

 

「それで、次はどうするんだい?個人的には、もう一人のマスターと合流することをオススメするよ」

 

プロトマーリンの言う通りなので、俺らは藤丸たちを探すことにした。

 

俺らが来てまだそんなに経っていないから大橋あたりだろうか?そう思った俺が川に沿って藤丸達を探そうとした。が、移動中に骸骨共と戦っている藤丸たちを運良く発見できた。

 

しかし、まだマシュも戦闘に慣れていないのだろう。苦戦しているように見えた。

 

 

――ここで藤丸達にリタイアされてしまっては困る。

 

 

そう思った俺はプロトマーリンへ指示を飛ばしていた。

 

「マーリン、助けてやってくれ」

 

「やれやれ、こういうのは柄じゃないんだけどなー」

 

そう言いつつ、プロトマーリンは杖を回転させ渦を作り、骸骨共に向けて放った。当然、骸骨共は避けられるはずもなく、渦に巻き込まれ、木っ端微塵になっていった。流石できる女だ!

 

「あ、あなたは!天道健!それに…そのサーヴァントは一体なんなの?」

 

オルガマリー所長は俺を幽霊を見たような顔をしながら話しかけてきた。それもそのはず。死んだと思っていた奴が平気な顔をしながら戻ってきて、しかもサーヴァントまで連れていたのだ。俺がオルガマリー所長の立場でも、そんな顔をしてしまうだろう。

 

「はい、天道です、オルガマリー所長。無事で何よりです」

 

「所長。彼等は一体…?」

 

「フォウ?」

 

マシュと藤丸が俺に問いかけてくる。俺は藤丸達を知っているが2人(と一匹)は俺のことを知らないから、自己紹介は必要だ。

 

「俺は天道健だ。よろしく、」

 

「よろしくお願いします、藤丸立香です!」

 

「先輩のデミ・サーヴァントであるマシュ・キリエライトです。よろしくお願いします。天道さん」

 

「フォウ!キュウ、フォウ!」

 

 

 

 

 

 

 

「それで天道健。そのサーヴァントは一体何者?いつ契約したの?」

 

自己紹介が終わった瞬間、オルガマリー所長の質問ラッシュが始まった。所長、目が怖いです…

 

「そ、それはですね…

 

『所長、藤丸君!今近くにサーヴァント反応が確認された!かなり近い位置にいるから注意して!』

 

ここで話に割って入るようにDr.ロマンがら通信が入った。情報が遅いですよドクター…多分そのサーヴァントは俺のサーヴァントです。

 

「そんなことはわかってるわよ!今、天道健とそのサーヴァントと合流したところです!」

 

「どうも、ドクター」

 

『えぇ?!天道君!?生きていたのかい?』

 

ドクターにも幽霊を見たような顔をされた。色んな人に揃って同じような反応をされると俺も悲しくなる。

 

「うふふ、君には私を笑わせる才能があるようだね。君の召喚に応じて良かったよ」

 

それを見てプロトマーリンまで笑ってくる。もうほっといてくれ…

 

「えぇ、生きていますよドクター。なんか文句あるんですか?」

 

『ごめんごめん…それで、天道君の隣にいる美人な女性が君のサーヴァントなのかな?できれば真名を教えてほしい』

 

真名を聞かれたとき、俺が召喚したサーヴァントが性別が違くとも、〈マーリン〉であるという事実に気づいた。これは良い物を見れるかもしれない。

 

「さぁ、ドクターに自己紹介してやってくれ!」

 

俺のとびっきりの笑顔で自己紹介を頼んだ意図をプロトマーリンも理解したのか、プロトマーリンも満面の笑みで自己紹介を始めた。

 

「――うふふ、私はただの花が大好きな綺麗なお姉さん。マーリンお姉さんだよ〜!初めましてだね、ロマニ・アーキマン君♪」

 

…。

 

――凄い破壊力だ。これがプロトマーリンじゃなかったらただの痛いおばさんにしか見えなかっただろう。しかし、プロトマーリンのような絶世の美女がやると、どうも痛々しく見えないのであった。恐ろしや…

 

そして、等のドクターはというと…

 

『うえぇええええぇえ!?マーリン?!マーリンだって…!?この女があの塔に閉じこもって人を観察するしかやっていない引きこもりのろくでなしだって?!嘘だああああぁあ!!!!!』

 

予想通りのリアクションをしてくれた。やばい、吹き出しそう…

 

「酷い…酷いよロマニ君…」

 

「ドクター、初対面の女性にそれはないと思います!」

 

「そうですよドクター!マーリンさんに謝って下さい!」

 

プッ…やばい…面白すぎる…

 

今、俺の目の前では、プロトマーリンが嘘泣きを始め、それを見てプロトマーリンに謝って下さいとドクターに迫る藤丸とマシュという素晴らしい光景が映し出されていた。

 

『ええ…本当にマーリンなのかい?ボクの記憶だとマーリンは確か男と言われている筈なんだけど…』

 

「女性に向かって男だろう?とは最低ねロマニ」

 

「ドクター、それはいけませんよ!」

 

「マーリンサイテイフォウ!」

 

「おぃぉぃぉぃ……ププッ」

 

…流石に可哀想になってきたので、助け舟を出すことにした。

 

「マーリン、あまりドクターを虐めないであげて。ドクター、彼女は本当にマーリンですよ。現実を見てください!」

 

『…わかった。今は一人でも多く戦力が必要だからね…よろしく、マーリン』

 

ようやくドクターもマーリンは女だと認めてくれたようだ。まぁこの世界のマーリンは男なんだけどね。

 

「よろしく、ロマニ君…クスッ」

 

――マーリンはマーリンでそろそろ笑うのをやめて欲しい…




後半はこういうやりとり見てみたなと思ったので書きました。マーリンシスベキフォーウはどうしようか迷っています…
次回、サーヴァント戦です。戦闘描写がうまく表現できるか不安ですが頑張ります!

円卓組を召喚することに決まりました、ということで具体的に誰を召喚するかも投票で決めます。星4鯖以上限定ですが投票お願いします。

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