「それで、所長たちは何を?」
オルガマリー所長に今何をしているかと聞いておく。この返答で、ストーリーが大体どこら辺まで進んだのかが分かるだろう。
「そうね、私たちは今、霊脈地にキャンプを作った後、向こうの教会を調べようと移動していたわ。それに、教会以外にも、まだ調べていない所が沢山あるの。マスターが他にも残っていてくれて助かったわ。貴方には私と藤丸と共にこの特異点Fの調査をするように命じます!」
なるほど。順序が少し違うが次の目的地が教会だということは、近いうちにシャドウサーヴァントとの戦闘がある筈だ。
「わかりました。協力します」
『此方も可能な限りサポートをする。藤丸君も、マーリンがいるなら多分大丈夫だとは思うけど、気をつけて進むんだよ!』
「分かりました!」
「よろしい、それじゃあ出発しましょう」
方針が決まった俺らは教会へと向かうべく、行動を開始した。
その後、骸骨と遭遇する事は何回かあったが、シャドウサーヴァントとは合わなかった。このまま終わってくれると良いのだが…
その時だった。突然、どこからか鎖が出現したのは。…これは、メデューサの!
「…これは、鎖?」
「おっと、ストップだよ藤丸君」
鎖に触ろうとした藤丸をプロトマーリンが静止させる。ナイス判断だ、その鎖はシャドウサーヴァントであるメデューサの物だからな。そして、獲物が来るのを待っていたかのように、q鎖が生き物みたく動き出し、藤丸の体に巻きついていった。
…っておいいい!なんで藤丸捕まってんだよおおお!!!
「ガアッ…」
「フフフ…あらあら、活きのいい獲物が捕まったこと…」
「先輩!!」
そしてメデューサがどこからか現れる。これは非常にまずい。下手したら藤丸が死んでしまい、人理修復が出来なくなる。
「マーリン、藤丸を鎖から解放してくれ」
「やらせはしないわ…!」
早速プロトマーリンに藤丸の解放を指示するが、それを好き放題させてくれる敵ではない。残った鎖でプロトマーリンの身体を拘束しようとしながら、槍を構え突っ込んでくる。だが、今回はサーヴァントが一騎だけではない。
「…マシュ」
「はい!」
すまない藤丸、マシュを少し貸してもらうぞ。
マシュがシールドで槍の刺突をいなしつつ、突進してメデューサを俺たちから距離を遠ざけた。
「マーリン」
「分かっているとも」
その隙に、プロトマーリンは魔力でチャクラムを作り、拘束しようと迫ってくる鎖ごと切断し、藤丸を救出した。
「ケホッ…ゲホッ…」
「大丈夫か?藤丸」
「はい、大丈夫です…」
幸い、命に別状は無いみたいだ。よかった…
「所長、藤丸のことをよろしくお願いします」
「分かったわ、貴方は早くマシュの援護に行きなさい!」
「了解です」
オルガマリー所長に藤丸を預けた俺は、メデューサを抑えているマシュの救援に向かった。
「はぁ!」
「フフフ、もっと踊りなさい…」
マシュは防戦一方だった。それもその筈、メデューサの槍の傷はたとえどんな万能な治癒魔術でも治せない呪いの槍。下手に動けば槍に当たるかもしれない、その恐怖が彼女を縛りつけていたのだった。
「防御ばかりでは私を倒せないわよ…それとも、攻撃する余裕すらないのかしら!」
このままでは押し切られてしまう。なんとかして、天道さんが先輩を助けるまで持ち堪えなければ…
その時、槍の刺突を完全に流せなかったのか、バランスを崩してしまった。
「間抜けね…」
このチャンスを逃すまいと、メデューサは首を狙い槍を振る。
「…すいません、先輩…」
衝撃に備えて目を瞑るが、いつまで経ってもその衝撃はこない。
恐る恐る目を開けてみると、そこには白いローブの魔術師が槍を杖で防いでいた。
「いやぁ困るよ。この子は僕の物語の主要人物でね、序盤で脱落させるのは、勘弁してもらいたいな」
――プロトマーリンは妖艶な瞳で、メデューサを見つめていた。
――良かった、間に合った…。なんとかギリギリで間に合ったらしい。後数秒遅れていたらゲームオーバーだったね。
それにしても、キャスニキはどこにいるのだろうか?流石にあの時出てきても良かったではないか…。
「夢魔め…何度も何度も邪魔をしおって…」
「それは申し訳ない。私は少々面倒臭い女なのさ!」
そう言いつつ、メデューサは槍、プロトマーリンは杖で、近接戦闘を始めていた。…何でキャスターがランサーと近接戦闘を繰り広げられるのかが意味不明だが、男マーリンも良く
「そこ、足元注意だよ」
「ッ…おのれ!」
プロトマーリンは攻防の中、様々な魔術を所々に設置しながら、ダンスを踊っているかのように立ち回る。メデューサは、完全にプロトマーリンの作った舞台に翻弄されていた。
「調子に…乗るな!」
メデューサは痺れを切らしたのか、設置した魔術を強引に突破してプロトマーリンの懐に入り、心臓を目掛け刺突を放った。
「やれやれ、常に冷静にならなければ、気付ける物にも気づけないよ」
その瞬間、プロトマーリンの足元に設置してあった拘束魔術によって、メデューサはその攻撃体制のまま捉えられてしまった。その言葉は、まるでメデューサに戦術の授業をしているように感じられた。
「とっておきだよ!」
プロトマーリンはメデューサの頭上に
「うおおおお!!!…」
直撃したメデューサは呻き声を挙げながらエーテル化をしていき、消滅した。
「敵機消滅を確認しました…。戦闘終了です。マーリンさん、天道さん、ありがとうございました!」
「お疲れ様、マーリン、マシュ」
「うふふ、ご苦労様♪」
こうして無事メデューサを倒すことができたのだった。
その後、教会への調査を中止し、大橋まで戻ってきた。
「マシュー!!」
「先輩!!!ご無事ですか?!」
「あぁ、大丈夫だよ。ごめん、俺のせいで…」
「いえ、大丈夫です!私も無事でしたし。」
藤丸もプロトマーリンの治癒を受けて、元通りになったみたいだ。後、ここでイチャイチャするのをやめて欲しい…
「フォウ!フォウ!」
ほら、フォウ君もそう言ってるじゃないか!
「フォウさん!どこに行ってたのですか?戦闘中に見掛けなくて、心配しましたよ!」
「フォウ!フー、フォウ!」
「大丈夫だ。キャスパリーグなら、安全な所に避難して貰ったとも」
なるほど、だからいなかったのか…そう言えばフォウ君はマーリン相手にも普通に接しているが大丈夫なんだろうか?
(ここのキャスパリーグは私が追い出したわけじゃないからね、問題ないのさ)
その疑問にはプロトマーリンが念話で答えてくれた。そうかそうか、なら安心だ。マーリンシスベキフォーウが見られないのは少し残念だけどね。
「この後はどうしますか?所長」
「そうね、大きな戦闘があったからこれ以上の探索は危険よ。一先ず霊脈地にあるキャンプに戻りましょう」
ということで、キャンプに戻ることになった。あれ、誰か忘れているような…
「――待ちな、お前さんたち」
「…ッ!誰?」
――あーこれは…
「さっきのは見事だった、小娘は小娘だったが、良い強者もいるじゃねぇか!一丁俺の話を聞いてくれねぇか?」
…この声は一体、何ニキなんだ!!!
キャスニキが遅れて登場です。
ヒーローは遅れてやってくるってね!
円卓組を召喚することに決まりました、ということで具体的に誰を召喚するかも投票で決めます。星4鯖以上限定ですが投票お願いします。
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アルトリア
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アーサー
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ガウェイン
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ランスロット
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トリスタン
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モードレット