追記:ちょっと題名ふざけすぎたので下方しました…
プロトマーリンとキャスニキよる特訓で無事にマシュの宝具、『
「さぁ着いたぜ。この洞窟の先が大聖杯だ」
「天然の洞窟に見えますが…これも元から冬木にあったものなのでしょうか?」
「…これは半分自然で半分人口ね。魔術師が長い月日をかけて作り上げた地下工房よ」
洞窟の中には、所々にコンクリートのようなもので舗装されているところがあった。実際に見てみると本当に大きい。確か、2・300年ぐらい前に作られていたはずだ。俺はそこまで細かな設定は覚えていないが、多分そのぐらいだっただろう。
「さて、キャスターのサーヴァント。大事なことを確認し忘れていたのだけど、セイバーのサーヴァントの名前は知っているの?まるで何度か戦ったことがあるような口ぶりだったけど」
「…あぁ、知っている。奴の宝具を食らえば誰だって気づくさ、あの
ここで、冬木のセイバーこと、アルトリア・ペンドラゴンの真名ネタバレシーンが入る。
――そういえば、プロトマーリンとアルトリアはどういう関係なのだろうか?世界が違うから、アルトリアはプロトマーリンのことをマーリンと分からないかもしれない。もし、アルトリアに 「敵にマーリンがいる」ということを知られたら、確実に俺らを狙ってくる…
――よし、プロトマーリンのことについては黙っておくことにしよう。
「その剣とはもしかして、これのことかい?」
そう言ってプロトマーリンは、
「そうそう、それそれ…って、何でお前さんがセイバーの宝具持ってんだ!?」
「それはだね。私がこの剣、
「…なるほど!アーサー王の師匠であるマーリンさんだから、
やめてくれ、プロトマーリン!ここのセイバーはアーサーじゃなくてアルトリアだ!
「ほう、姉ちゃんはセイバーの師匠なのかい?こいつは驚きだ。もっとはやく協力を仰げばよかったな」
キャスニキよ、株を上げないでくれ。マーリンは男女どちらもろくでなしだぞ?
「そんじゃ、セイバーは嬢ちゃんと師匠の姉ちゃんに任せるぜ。俺はアイツを止めとくからよ…」
キャスニキが振り返ると、そこには弓を構えたエミヤが立っていた。アーチャーが弓を使うとは珍しい。
「おうおう、そこの新奉者。相変わらず聖剣使いを護ってんのか、てめぇは」
「新奉者になった覚えはないがね。つまらん来客を追い返す程度の仕事はするさ」
「ようは門番じゃねぇか。一体何故セイバーを護ってるのかは知らねぇが、そろそろ決着つけようや」
いただきました、名シーン。個人的には、この特異点Fの中では一番好きなシーンだ。こんなのを生でみれるとは…俺もラッキーボーイだぜぃ!
「なにボサっとしてるんだ、とっとと大聖杯の所まで行きやがれ!」
「…そうね、行くわよ。三人共」
「「「はい」」」 「――私は数えられていないのかい?」
…エミヤはキャスニキに任せて、俺らはセイバーと大聖杯の所へと向かいはじめることにした。
「――これが…大聖杯…!」
「こんなの…超抜級の魔術炉心じゃない…なんでこんな極東の島国にこんなものがあるのよ…」
大聖杯がある洞窟の奥に辿り着いた俺たちは、藤丸でも肌で感じられるほどに禍々しい魔力を放っている大聖杯に圧倒されていた。そして、その大聖杯の真前に立ち塞がるように一人の女性が立っている。
――この特異点の主、セイバーオルタだ。
彼女は顔だけを動かし、藤丸とマシュを見つめ、口を開く。
「――ほう。面白いサーヴァントもいるものだな。それに――」
続いて、俺たちに目を向ける。あれ?なんかプレッシャーが増しているような気がするぞ…
「――そこの白ローブの女からはあのろくでなしの気配がする。今すぐにでも切り捨てたいほどにな」
ああぁああ今思ったことは間違いじゃなかった!!!セイバーオルタは今すぐにでも斬りかかんとする目つきで俺たちを睨んでいた。勘弁してください!
「――あれが、騎士王、アーサー・ペンドラゴン。でも…」
『あぁ、霊基が変質しているのもそうだが…マーリン。アーサー王の性別も変わってるのだけど…これはどいうことなんだい?』
マシュやドクターがプロトマーリンに向けて疑問を放つ。当然だ、伝説で男として語り継がれていた人物は女だったのだから。
「そうだね、この世界ではアーサーは女なんだろうね。実際に見て、私もびっくりしているよ」
とプロトマーリンは素直に返す。というか、この世界って言っちゃったけど大丈夫なんだろうか?その内バレることではあるが、少し時期が早いんじゃないか?
『この世界?この世界って何だい?』
「…それは帰ってから説明しよう。ほら、今は目の前の敵に注目しないと」
ドクターは当然の疑問をプロトマーリンにぶつけるが、当人は回答を濁した。言ってしまったものは仕方ないから、カルデアに帰還した後でみんなに話そう。
「――そうか、貴様はマーリンなのか…」
セイバーオルタの殺気が増す。やはり戦闘は避けられないのか…
「が、貴様は後回しだ…まずは、その盾の娘からだ。構えるがいい。その守りが真実かどうか、この剣で確かめてやろう」
――どうやら後回しにしてくれるようだ。セイバーオルタはマシュを見据えると、聖剣を上に構え、魔力を放出する。
「来ます――マスター!!」
「あぁ、一緒に戦おう!マシュ!」
藤丸とマシュは共に盾の後ろで構え、セイバーオルタと対峙する。
「ちょっと藤丸!危ないから戻りなさい!」
その姿にオルガマリー所長が慌てて藤丸戻そうとするが、セイバーオルタはそれを待ってくれる筈もなく、魔力を聖剣に流し始める。そして――
「卑王鉄槌。極光は反転する。光を呑め――」
「宝具、仮想展開します…行きます――」
漆黒の斬撃と人理の城壁が重なり合った。
しかし、城壁は段々と形を崩していった。
――何故だ?何故マシュの宝具が押されている!?
その理由は、天道という本来の歴史にはいないイレギュラーが合流してしまった為に、藤丸の精神が成長しきっていないというのが原因だったが、天道はその理由には気づかなかった。
藤丸とマシュの危機を悟った俺は、無意識に藤丸に向けて叫んでいた。
「藤丸!令呪を使えええぇえええ!!!」
その言葉を受けた藤丸はマシュに向けて令呪を放つ。解き放たれた令呪は、マシュの身体を包み、マシュの魔力を増大する。
「…頼む、マシュ――」
「はい、見ていてください、先輩――」
「「はあああああああああああああぁああああああ!!!!!」」
令呪により、力を取り戻した城壁は、聖剣の黒い光を呑み込み、斬撃を押し返した――
「くっ…」
自分が放った光に飲まれたセイバーオルタは、膝をつく。勝負の決着がついた瞬間だった。
そして、セイバーオルタが光に包まれていく。
「――フ、聖杯を守り通す気でいたが、己が執着に傾いたあげく敗北してしまうか…結局、どう運命が変わろうとも、私一人の力では同じ末路を迎えるというわけか」
「それはどういうことだい?君は何を知っているんだい?」
「いずれ知ることになるだろう、異界のマーリン。グランドオーダー――聖杯を巡る戦いは今始まったばかりだという事をな」
プロトマーリンの質問にこう答えたセイバーオルタは、エーテル化していった。
「――おう、無事に終わったみてぇじゃねか!」
その言葉に俺たちは後ろを振り向くと、先程のセイバーオルタと同じく光に包まれているキャスニキが歩いてきた。ごめん、すっかり忘れてた…
「俺もここで強制退去とは納得いかねぇが、まぁしょうがねぇ。坊主共、あとは任せたぜ!」
「キャスターさん…」
「よく頑張ったな嬢ちゃん。あんたも中々の強者だったぜ!そしてカルデアのマスター共!次があるんなら、そん時はランサーとして召喚してくれよな!」
キャスニキはそう言い残し、座に退去していった。安心しろ、キャスニキはこの後、藤丸に召喚されるさ…多分
「お疲れ様、マシュ」
「はい!セイバー、キャスター、共に消滅を確認しました。これは私たちの勝利なのでしょうか?」
『ああ、よくやってくれた藤丸君、天道君、マシュ!所長もさぞ喜んでくれて…あれ、所長は?』
「冠位指定…何故あのサーヴァントがその名称を…?」
オルガマリー所長はそうブツブツ呟いている。俺の元の世界でも、その伏線は回収されていないのでとても気になるところだ。さて、俺もこの勝利に浸るとしよう。
「お疲れ様、マーリン。本当に助かったよ」
「当然だとも、私は大魔術師だからね、もっと褒めてくれたまえ!」
プロトマーリンが調子に乗りはじめる。この時ぐらいはこういう調子でもいいと思った。
何より、可愛いしね!
そんな俺たちの束の間の喜びはある人物の一言で止まることになる――
「――いや、まさか君たちがここまでやるとはね、1匹の死に損ないを含めて、私の計画の想定外にして、私の許容の範囲外だ」
来たな…レフ・ライノール――
次回、冬木から脱出します。
一週間予定が詰まってるので投稿休みます!ごめんなさい!
円卓組を召喚することに決まりました、ということで具体的に誰を召喚するかも投票で決めます。星4鯖以上限定ですが投票お願いします。
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アルトリア
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アーサー
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ガウェイン
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ランスロット
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トリスタン
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モードレット