呪いは廻り巡る   作:翔 長月

12 / 13
ここからどんどん投稿しますので気長にお待ちください。


怨念

彩希が言ったように数が多いな。1人じゃヤバかった。

 

 

奇声をあげながら落武者どもが向かってきた。

 

 

龍硫「…………………天弓!」

 

 

術式で弓を作りそのまま連続で発射し、射られた呪霊は消すも次々に現れる。

 

龍硫「やっぱやめ。こっちでいくか。」

 

 

そして俺は、術式であるものを作った。

 

 

龍硫「…………………銀月!」

 

 

大気中の呪力で作り上げた呪力の鎌、銀月。切れないものはなく、少しでもかすれば出血する。

 

 

龍硫「…………………ふん!」

 

 

ある程度長くするとそのまま一回転で切り裂いた。落武者どもは倒れるもまた増える。

 

 

落武者「キエェェェェッ!」

 

敵は刀や槍、弓矢を使い襲いかかるもそれらを切り落としながら切り裂いていく。だが、武器を切るもすぐに新しいものを出して攻撃してくる。

 

 

龍硫「っち!きりがない!」

 

そうぼやきながらも横を見る暇はあった。

 

 

海都「青龍!」

 

海都の術式は単純明快な式神術、二つの龍、通称青龍を召喚し戦う。青龍自体硬度もあり尻尾は相手を裂き、炎を吐く。

辺りは一体ごと焼き払うもまだ出てくる。

 

 

海都「きりがない、しんどい!」

 

 

彩希「何で私はこの任務を選んだのよ!」

 

彼女は何処からか出した日本刀で相手を切り裂いていく。

 

歌姫「泣き言言ってないでやるしかないでしょ!」

 

彼女も呪力を込めた体術で祓っている。まぁ、彼女の術式は今の状況では使いにくいしな。

 

 

海都「お前らどけ!一気に凪祓う!」

 

その一言を聞き俺達はすぐに前を空けると。

 

海都「拡張術式、炎武森羅!」

 

 

 

二体の龍の炎によって辺り一体ごと焼き祓われた。

 

 

海都「これで雑魚は殲滅。後は奥にいる"奴"のみ。」

 

 

奥の暗闇から陣羽織と甲冑を纏い馬に乗った落武者が現れた。

馬も呪霊だが、周りの落武者どもと違うからどうやらあれが大将か。

 

「コロ…………ス、コ……ロ……ス………コロス!」

 

拙い言葉と共に馬に乗って突撃してきた。続くように手下の落武者どもも槍を持って突撃。

 

龍硫「単純な攻撃だな。前見えてるのか!」

 

槍の攻撃を繰り出し連続で指してくる。

 

だが並の術師じゃ全ては捌き切れない。

 

 

「カカカ………龜裂」

 

一瞬消えたと同時に背後から呪力を纏った袈裟斬り、逆袈裟斬り十連続を繰り出した。俺は両腕や足を少し掠りながらも避けきった。

 

 

龍硫「危なかったな。そのまましてろよ。」

 

 

恐ろしく速い槍捌きを避けながら手に再び呪力を収縮させた。

 

 

龍硫「…………呪弾!」

 

呪力を収縮した弾丸を頭、心臓、そして馬に目掛けて放った。

 

 

「グギャャャ!!」

 

馬が倒れるも頭は掠り心臓ではなく肺の付近を貫いた。

 

 

「キエェェェェ!!」

 

居合い抜きからの袈裟斬りで少し掠った。槍だけでなく刀までも速いとは。

 

龍硫「っち!………………だが、こっからは俺じゃないな!」

 

背後から俺を飛び越え彩希が刀を振った。何とか防ぐも鍔ぜり合いとなった。

 

「グギギィィ!」

 

彩希「さっさと、切られなさい!」

 

 

相手の刀を空へと飛ばすとそのまま横に一閃。落武者を真っ二つに変え地面へと落ちた。

 

 

「ギィィィ!!」

 

切られた上半身が喚き声と共に飛び上がり刀を下ろした。

 

だが、最後の一撃も無惨に避けられ、再び真っ二つに変えた。

 

彩希「悪あがきは無駄ですよ。」

 

刀を納めると共に最後の大将も消えた。

 

 

海都「これで任務完了だな。」

 

龍硫「長期化せずに終われたな。」

 

彩希「終わったよ(涙)早く帰ろう。」

 

歌姫「そうね。私も疲れたよ。」

 

四人は任務を終え帰路へとついた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「危ない危ない。変に見つからず終われた。たまたま歩いていたらまさかこんな大捕物になるとは。あんな術師とは戦いたくないね。」

 

 

 

遠くから見つめる目も知らずに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回「愚者」

 

 

 

 

 

 

 

 

 




想定より早く完成しました。完成したのはいいけど戦闘場面が他の方と比べるとひどい。もっと上手くなれるように頑張ります。次回も早く出せるよう努めます。


ついでに付け忘れていたオリジナル呪霊紹介


落武者大将

等級 一級

技 龜裂

術式 多重魂

嗜好・興味 人斬り

嫌いなもの 生きた人間



吉野山に漂う南朝軍の武士達の怨念の集合体。初代南朝のリーダーにして呪術を扱うことのできた
後醍醐天皇は死の間近まで足利家を恨み死後怨霊になりました。そのときに京都の術師と僧、足利家によって怨霊は天龍寺に封印されました。それが今回、寺から漏れ出て吉野山に戻り落武者達と結び呪霊になりました。実力は武器を持てば近接戦はかなり強く言葉も少し話せます。しかし、領域展開はできませんので一級です。けど、特級クラスの実力はあります。
術式は多重魂といい真人の技の名前と似ていますが別物でこれは自身の呪力で落武者を生み出し操ります。龜裂は技で作中のとうり協力な技でこれで何人もの術師を殺しました。

この世界では後醍醐天皇は術師の力を持ち呪術師みたいなのになり、死後は怨念となり京都の術師達の総力で封印されました。天龍寺はそんな怨霊を封印専用の呪物の壺に封印されています。天龍寺には極一部術式を使う人もいて定期的に術師も監視に来ています。


この設定はまた出ます。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。