「滅却術式」
それが俺の使っていた術式。その名のとうり相手を完全に滅ぼす術式。この能力は威力が馬鹿みたいに強いがその分呪力消費が激しく使い方を間違えればすぐに呪力が尽きてしまう。だが、この能力の恐ろしい所は、大気にある呪力を使うことができる所だ。大気中にある呪力を集め自分の呪力で形を作る。それがこの能力の大きな点である。かつて龍琉は高専時代からそれを使い多くの呪霊、呪詛師と戦い葬ってきた。
「確かに俺の術式は強いけどリスクも大きい能力だ。五条さんは反転術式を使えるから事実上ノーリスクであの無下限呪術を使えるからあの人の方が強いけどな」
しばらく話しているとその人物がやって来た。
「んー……あらぁ!桜井じゃない。何でここにいるの?」
五条さんがやって来た。正直な話、この人は苦手だ。最強の術師であり性格が子供のような人だからだ。何回か話したことあるけどいまだにこの人のことは好きになれない。
「伊地知なにしてるの?」
「あれ!五条さん何でここにいるのですか?敵はどうなったんですか?」
急な五条さんの登場で慌てる伊地知、ああ……この人も苦労してるんだなぁと思った。
「呪霊ならもう全滅したよ。呪詛師の方も逃走したようだね。傑も倒したよ」
「そ……そうですか。夏油傑も五条さんが倒したのですか。」
「いいや。倒したのは僕じゃないよ」
「ええ!じ…じゃあ誰が?」
「憂太だよ。」
ふと、出てきた名前に龍琉が反応した。
「憂太って、五条さんの教え子の特級術師の乙骨憂太のことか?」
「ん?桜井も知ってたの。」
「さっき伊地知さんに教えてもらった。」
「ふぅん。そっか。なら話は早いね。」
「乙骨ってそんなに強いのか?」
龍琉は試しに聞いてみた。」
「強いよ。憂太も特級術師だからね。彼も僕に並ぶ術師になるからね。」
自慢気にそう言った。あの五条さんが言うんだ、相当な術師なのはよく分かった。
「そういえば桜井がここにいるということは、もしかして、まさか」
「そのまさかですよ。何故か呪力が元に戻ったのですよ。おかげでまた呪いどもの胸糞悪い顔が見えたし、あんたとも会うことになった。」
「僕とそんなに会いたくなかったの?」
そう会話していたら二人とも高専に戻ることになった。
「そういえば桜井はこれからどうする?呪力が戻ったし高専に戻る?」
「俺は……」
正直考えていなかった。呪力が元に戻るとも思ってなかったことや、こんなことになるとは予想していなかった。五条さんのことだから何か裏があるのかもしれないが正直どうするか、考えてなかった。
「ま、とりあえず考えておいたら。答えが決まったら僕に電話して、楽しみにしているよ。」
その後、五条さんの連絡先を教えてもらい、別れることにした。気づけばもう朝になっていた。
「とりあえず家に帰ろう。帰ってから今後のことを考えるとしよう。」
とりあえず家に帰ることにした。
「未練なく出たつもりなのにな。……俺もまだあそこに執着しているのかもな。」
いろいろあったせいか疲れがどっしり背中に掛かっていた。
次回 「東京都立呪術高等専門学校」
購読いただきありがとうございます。次回以降原作キャラもたくさん出てくると思います。(順調に進めば(・・;))137話読みましたがまさかこうなるとは思っていませんでした。続きが早く見たい(  ̄▽ ̄)乙骨先輩もこの物語に登場する予定なのでお楽しみ。次回も見てください。感想評価よろしくお願いします。