2017年12月26日
高専生との体術訓練、次はパンダがかかってきた。本当に何なんだあのパンダ?パンダってあんなに機敏な動きするの、動物のことはあまり知らないけどあんなに機敏に動けるものか?ますます分からないな。あれかな、学長の作った呪骸かな?だとしたら、あの人けっこう可愛いもの好きかな?ギャップありすぎだな。そう考えていると、パンダが急に間合いに入ってきた、さっきの禅院との動きを見てここが勝負処だと見たのか次々とパンチを繰り出してきた。パンダってあんなに機敏に動くのかなと思っていた。
「やるな!だか。」
龍琉はパンダの腕を取ると一気に背負い投げをし綺麗に投げた。
「負けちゃった。……( ;´・ω・`)」
「パンダにしちゃなかなかだったぜ。まあ、パンダとなんか戦ったことないけどな。」
「おかか」
次は狗巻 棘とだ。さっきからおにぎりの具しか喋っていないけど、確か狗巻家は呪言を使うからか……。語彙を絞っているのか。あれで会話通じるのか……。
そうこうしているうちに決着が着いた。動きはわるくはなかったがやっぱり呪言がメインかそこまで接近戦には慣れてないな。
「……で、次は……君か…ならこれで行くか。」
龍琉はそう言うと手から剣のように成っている弓を取り出した。
「……あれは。」
「ん。あぁ、あれは龍琉が周りの呪力から作りだした。武器だよ。」
「強い呪力の塊だな。ここら辺は呪力がたっぷりあるしな。並の術師じゃ一撃だな。」
「……よろしくお願いします。」
憂太も剣を構えた。
「遠慮はいらん。こい!」
さっそく向かってきた。
動きは……思っていたより速いな振りも速いし絶え間がないし、……ちょっとヤバいな
「……少し乱暴になるが。」
龍琉は弓を構えると地面を蹴り恐ろしい速さで駆けた。
「!!速い?!」
一気に詰めると乙骨の持つ刀を打ち上げた。
「……速すぎじゃね」
「ふぅー、久しぶりにこれを使ったな。」
「い、いまのは何ですか?」
「今のは飛廉脚 周りの呪力を足に固めておもいっきり蹴りあげることで速く移動する技だ。五条さんの術式順転青よりはスピードは遅いけどそれなりのスピードは出せるよ。それにしても君もすごいね!一年生でこの実力!頑張れば最も強くなれるよ。」
「あ、ありがとうございます!」
「さて、そろそろ学長に挨拶に行くから今日はここまで、楽しかったよ。」
そう言うと、龍琉は建物に入っていった。
「……ヤバいな、あいつ。あれで復帰したばかりかよ」
「悟が言っていたとうりだな。」
「しゃけ」
「けど、何であんなに強いのに止めていたのかな」
そう話ながら生徒たちは、彼を見ていた。
「……さて、学長の部屋は何処かな。」
そう探していると
「七海ィなんか面白い話してぇ~」
「………」
「じゃあ廃棄おにぎりでキャッチボールしながら政教分離について語ろうぜ。」
「お一人で」
「……何しているのですか。生徒を放っておいて。」
「ん、あぁ終わったのどう僕の生徒たちは。」
「なかなかですね。あなたが預かっているだけはある。後、お久しぶりです。七海さん。」
「これは、桜井さんお久しぶりです。五条さんから話は聞いています。復帰したのですね。」
「まぁな、これから世話になるがよろしく頼む」
「こちらこそよろしくお願いします。」
「じゃあ俺は学長に挨拶してきます。ここで失礼します。」
龍琉が去った後
「五条さんあの人の術式は戻ったのですが」
「そうらしいよ。これで呪術界に何かあるといいね」
「あの人は私以上に役に立ちますから。しかし、あの人は何故術式を失くしたのですか」
「それはね、ある事件があったからだよ。」
次回 「呪術師」
前回の投稿から1ヶ月以上経っていました。本当に申し訳ありませんでした。(ToT) 次回からどんどん執筆していきますので。失踪はするつもりはありませんので、ご心配なく。続きはもう暫くお待ちください。もう一つの小説も早めに更新しますので。それではまた次回。
追加 この時の乙骨は里香を解呪したばかりで、まだリカでは
ありません。