皆は、元祖少女向けヒーローアニメと言えば何だと答えるであろうか。
私はこう答える、美少女戦士セーラームーンだと!!
大きいお友達から小さいお友達まで、みんなが大好きなセーラームーンである。
そんなセーラームーンの世界に転生したのがこの私。
セーラー戦士に転生したと思った?
残念!セーラー戦士にもなれず、プリンセスでもない、ただのセレニティの従兄弟でした!!
正確には、王位継承権は一応あるけど未来を考えるとクイーンになるのはセレニティ一択でしょ?
しかも、前世が女の子だった私は今世では男になってるので幼い頃は荒れてたしね!
原作にはさっぱり出ないモブ中のモブ、母親はクイーンと姉妹だったけど現在はお亡くなりなってるし、臣下からも持て余してる感があったから好きに生きる事にしました。
実際、シルバー・ミレニアムが滅亡する時には私も死んでるんだろうしね。
だからこそ、色んな星に行って色んな事を知りたいんだよ!
原作になかった裏設定とかあるかな!?
そんな事を考えてたある日クイーンに呼ばれた。
この頃にはもう、バイクをイメージに作った星を移動する機械もできたからその事についてかな
「オリオネス、よく来てくれました」
「はい、クイーン。ご用件はなんでしょうか」
あ、オリオネスって私の事です。
多分オリオン座をイメージしてるんじゃないかな
「星へ行き来できる乗り物を作ったと聞きました。貴方は…このシルバー・ミレニアムから出て行くつもりですか?」
「いいえ、それは違います。俺の存在はこの王国にとって微妙な物でしょう?だからこそプリンセスが成長し、クイーンとして立つ時こそ俺が必要になる様に俺自身も成長したいと思い乗り物を作りました。
俺の帰る場所はこのシルバー・ミレニアムだと心から思ってますから。」
屁理屈だ、俺はこの月が滅ぶのを知っていて救うでもなく傍観するだけの自分から目を逸らしたいだけだ。
だって、運命はあそこから始まるのだ。この時代に産まれ、歴史や様々な教材を読んでも2人が出会い恋に落ちるという掟破りをする結果、きっと変わらず王国は滅ぶと思う。
地球の者は寿命が長い月の民の事を遅かれ早かれ、憎んでしまうだろう。そしてきっと月の民や守護星の民はそれを理解する事はできないのだろう。
種族の違いがこの争いを生むのだ。
「オリオネス。貴方がどのような未来を見ているのか、わたしにはわかりません。
ですがセレニティと同じく、貴方はわたしの可愛い子供なのです。必ず無事に帰ってきてくださいね」
息を飲んだのがバレたか…
女王の、いや母親の勘かな。私は咄嗟に返事が出来ずただ首を縦に降る事しかできなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
部屋に戻り、バイクの置き場所へ行く。
臣下達はわかっているのか頭を下げたりご武運を、なんて声をかけてくる。
ただの旅行気分であった私は冷や汗が止まらないけどね。バレたらセーラー戦士達に文句言われるだろうなぁ。
「オリオネス!!」
白く綺麗なドレスで駆け寄ってくるのは我らがプリンセスだ。
つまり、うさぎちゃんの前世だ。
「やぁ、プリンセス。もう少しお淑やかにしないとマーキュリーやヴィーナスに怒られるんじゃないか?」
「そんな事より、どうしてここから出て行ってしまうの?」
「出て行くって…、ただの外交だよ。星を見て歩き異常がなければ戻ってくる。すぐにまた会えるよ。」
「本当に?あたしの為に出て行くって聞いたの。」
誰だ、そんな事言った奴…
不安そうな顔を隠しきれないプリンセス・セレニティにいつも通りの笑顔で答える。
「大丈夫だって!お土産でも持って帰ってくるからいい子で待ってろよ。」
「………もう!すぐにあたしを子供扱いして!マーズやジュピターに言っちゃうわよ!」
「いやいや、あの2人は勘弁してくれ、せっかくの出発に黒焦げになる訳にはいかないからな」
いつもの軽口をたたけば、可愛らしい笑顔になるセレニティ。
とりあえず、一安心だよな。多分
私は内部太陽系の星と外部太陽系の戦士達に会う為に出かけるとするか。
バイクに乗り腕を祈るように組むセレニティに向かって声をかける。
「それじゃ、行ってくるよ」
「えぇ、どうか無事に帰ってきてね。いってらっしゃい」
これから、私は旅に出る。
長い旅路、キンモク星にも行ってみたりと随分と遠回りしてこのシルバー・ミレニアムに帰ってくる事になる。
滅びの真っ只中に飛び込む事になるとは思ってもみなかった。
初めての投稿なので間違ってたり、ご意見がある時は優しく教えてください。
作者は豆腐メンタルです。
セーラームーンが大好きで再熱したのがきっかけで書きました。
ほとんど、夢小説に近いので嫌な方はここで引いてください。