前前世から君達のファンです。   作:メケ子

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変身シーンは旧アニメの方が好きです。


出会い

おかしい。

うさぎは男の子に生まれたのにセーラームーンが活躍している話題がでている。

 

中学生になってから私はも変わらずうさぎとは仲良くしている。

うさぎは流石にお団子頭ではなく短髪になっているがふわふわの髪は触り心地が良い。

 

最初は全員性転換しているのかと思ったけど、なるちゃんも海野も性別は変わっていなかった。

それなのにセーラームーンだと…

原作のはるかさんみたいに変身時だけ性転換とかなのかな?

 

 

「ねぇ、うさぎ」

 

「うん?何、リオちゃん」

 

「……セーラームーンっているじゃん?」

 

 

聞いた瞬間に何もない所で転ぶうさぎ。やっぱり正体はうさぎで間違いないのか。

慌てた様に、セーラームーンがどうしたの?なんて聞いてるけど、内心ドキドキなんだろうな。

 

 

「と〜っても美少女だよね!」

 

「そ、そお?確かに美少女だよねぇ!!」

 

 

嬉しそうな、何とも言えない様な複雑な表情でこちらを見て笑ううさぎに対してもう少し遊びたい衝動をぐっと抑える。

今思うと、育子ママがルナを飼い始めたって言ってからもう活躍していたのだろう。

 

そうせいか、付き合いも悪くなってきたし。

一緒に帰れる時間はあるけど、少し寂しいかな…

 

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これは運命だろうか。

図書室で拾ったノートには『水野』の文字。

 

セーラーマーキュリーの亜美ちゃんのノートだろう。

というより、セーラー戦士は女性なのかな、もしかしてうさぎみたいに男の子とかなんて。

そんな気持ちを抑えられず、教室へと行く。

 

教室手前でそのクラスの生徒に水野さんを呼んでもらう様に伝える。

さて、鬼が出るか蛇が出るか…

 

 

「僕に何か御用ですか?」

 

 

僕!?

やはり男の子か!!

 

その考えで振り向く、そこには眼鏡を今外した美少年がいた。

髪の長さを短く、涼しげな目元、爽やかなイメージの美少年だ。

そう、男の子です。

 

ノートを差し出せば、それでわかってくれてのかお礼を言ってくれた。

良い子だ!!

 

 

「…もしかして、貴女がリオちゃん?」

 

「ふぁ!?はい、私が折本リオですが、何処かで会いましたか?」

 

「あぁ、いやごめんね。うさぎ君がね、よく君の事話してくれるんだ」

 

 

何を言ったんだ!うさぎ!!

僕には幼馴染がいないから羨ましくて、なんて照れた様に笑う水野くんに母性本能が疼く。

 

 

「わ、私でよければいつでも呼んでくれてもいいよ!」

 

「!本当に?嬉しいなぁ、じゃあ改めて、水野 亜希です。よろしくね、リオちゃん」

 

 

お互い気恥ずかしいながらも握手をして自己紹介をし直した。

名前、亜美ちゃんじゃないんだ…。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

お昼の時間になり考える。

待てよ、もしかしてまこちゃんも男の子?

 

いやでも、まこちゃんは女の子でも良いのでは?

カッコいいながらも、可愛らしい所もあるまこちゃんは愛らしい女の子でも…

 

なんて考えてたからかな、出会いました。

お昼の中庭の所にいたのは、緩くハーフアップにしている男の子。

 

ポニーテールじゃないから、間違えたかな?って思ったんだけど髪飾りのゴムにピンクの薔薇が付いていた。

まこちゃんだ!絶対まこちゃんですよ!!

ジッと見つめていた事に気づいたのだろう。まこちゃん(仮)が近づいて来た。

 

 

「さっきから見てるけど、何か用?」

 

 

ぶっきらぼうに聞いてくるけど、そうだよね!知らない人が見てたら気になるよね!!

すまん、うさぎ。君の名前を使わせていただこう。

 

 

「よくうさぎと一緒にいますよね?えっと、木野さん」

 

 

まこちゃんとか言えないよね、多分

うさぎの名前を出すと目を丸くして、こちらをジッと見てくる。

いや、私も見てたから文句なんて言えないけどね。

 

 

「じゃあ、あんたがリオちゃん?」

 

ほらやっぱりね!亜希君が知ってるんだから、知ってると思ったよ!

なんて話してんのよ、うさぎ。

複雑そうな顔をしてたのか、可笑しそうな表情でこちらを見直すまこちゃん。

 

 

「なんて事ないよ、面白い幼馴染がいるって話してるんだよ」

 

 

ほらね!可愛いじゃなくて面白いだってさ!!

可笑しくないかな?褒め言葉じゃないよね!?面白いって!

可笑しそうにクスクス笑いながら、木野さんは手を差し伸べてくる。

 

 

「木野 まことです。よろしくね、リオちゃん」

 

 

「…折本リオです。うさぎ共々よろしくお願いします。」

 

 

「ところで、何で俺の事を見てたんだ?話しかけるならもっと早くに話してくれれば良かったのに」

 

 

不思議そうな顔をして聞くまこと君に咄嗟にヘアゴムの話をする。

とても似合ってるから、なんて言うと分かりやすく照れていた。

 

美少年が照れると可愛い事がわかってしまった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

少し思う事があり、火川神社へ行く。

だって、ここまで来たら確かめるしかないでしょ。

果たして、レイちゃんも男の子なのか!!

 

着いた頃には夕暮れになってしまった。

やっぱり放課後じゃなくて、明日来ればよかったかな…

 

 

「何か悩み事ですか?」

 

 

いきなり綺麗な声で話しかけられて驚いて振り返ると、和風美少年がいた。

艶やかな黒髪を一つに結んで流し、切れ長の目元、そして浅葱色の袴。

そう、予想が正しければ彼はレイちゃんなのかな。

 

 

「そろそろ暗くなりますし、長くなるようでしたら一度帰ってからの方が…」

 

 

黙り続けている私に心配した声で言ってくれる。

少し冷たい物言いだったのが、優しくなってる時点でとても良い子なのだろう。

そうだよね、お祖父ちゃんの神社を継ごうとしてる位だし責任感もあって優しい人だよね。

 

 

「あの、私月野うさぎの幼馴染で、その…よくここにうさぎが来ると聞いたので。」

 

 

そう言うと少し目を見開いた後に呆れた様な顔をする。

 

 

「それじゃあ、貴女がうさぎの話に出るリオちゃん?こんな時間に女の子がうろうろするもんじゃないぞ」

 

 

心配してる言葉だが物言いがキツめに変わる。

おまけに面倒くさそうな表情になってる…。

 

 

「だいたい、幼馴染の事位でこんな所まで来る事ないんじゃないか?」

 

 

ごもっともで。

なんて、来た手前言えるなずもないし。

少し拗ねた顔をしてるのは自覚してるけどね。

 

 

「男とか女とか関係なくて、ただ幼馴染の事が心配だったの。でも、迷惑をかけてしまったなら謝る…ごめんなさい」

 

 

「べ、別に迷惑じゃなくて。……こっちもキツい言い方して申し訳ない。俺は火野 レイ、うさぎの…仲間だ。」

 

 

はい、知ってます。

ツンデレ男子なんですね!ポイント高い!!

でも仲間かぁ、いいなぁ。私もうさぎの力になりたかったな。元基お兄さん立場でさ〜。

 

 

「うさぎもだけど、貴女も邪念が多そうだな。うちで良ければいつでも来ればいいんじゃないか?神社だし。」

 

 

私が落ち込み始めたのがわかったのかそうレイくんは言ってくれる。

やっぱりセーラー戦士は男の子になっても優しいのか。

 

もう暗くなり始めていたので、お礼を言って今日は帰る事にした。

今日1日眼福でした…

 

 

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4人が男の子だとするとセーラーヴィーナスことセーラーVも男の子なのか?

気になるけど、流石に活躍してる話題のヒーローには会えないなぁ。

 

そんな1日の最後に白猫を見つけた。

まるでルナやアルテミスの様な三日月を額に付けた……アルテミスじゃね?

そう思いついアルテミスを抱き上げてしまう。

 

アルテミスはいきなり知らない人に抱き上げられたからか驚いている。

すまん。

 

 

「わ、わぁ〜。うさぎのルナと同じ三日月模様の猫だぁ」

 

 

わざとらしく言ってみると、暴れようとしてたアルテミスがぴたりと止まる。

こちらをゆっくり見上げる。

 

 

「お、………にゃ〜」

 

 

お、って言ったぞこの猫……。

一般人には話しちゃダメでしょアルテミスさんや!!

 

まぁ、美奈子ちゃんに会えなくてもアルテミスに会えたなら今日はセーラー戦士コンプリートかな。

そう考えてアルテミスを降ろして家へ帰る。

 

家までの帰り道でうさぎに会って、そして私はいつもの日常に戻った。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「アルテミス、何処に行ってんだ?」

 

 

相棒である愛野 美奈人が聞いてくるがすぐに答えられない。

だって、性別は違うけどあの人はまさか…

 

 

「アルテミス…?」

 

 

「……オリオネスの様な人に会ったよ、美奈人」

 

 

息を飲む音が聞こえる。

そうだ、ヴィーナスにとってもオリオネスは特別な人だった。

みんなの特別だった。

 

 

「あの人は、幸せそうだったか?」

 

 

「オリオネスとは断定できないけど、記憶は無いようだった。そしてルナの事を知ってたけど、普通の女の子だったよ」

 

 

「そうか、…ん?女の子?」

 

 

「そうさヴィーナス、君達と同じ様にオリオネスも性別が違かったんだ。」

 

 

大声で驚く美奈人を横に、僕は考える。

もし、あの人がオリオネスだとしたらもう彼女の運命は平穏とは言えないかもしれない。

 

 




セーラー戦士の男の子のイメージですが、私の勝手な妄想なので他の方のイメージと違ったら申し訳ない。

ですが、私の精一杯がコレなのでご了承ください。
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