前前世から君達のファンです。   作:メケ子

17 / 42
インテリボーイ!!


水野亜希の心情

ゲームセンターの地下に基地がある事をふるちゃんにーさんにバレてからも利用できる事になった事は良い事だと思う。

これからは、敵を倒す事だけじゃなくマーズ奪還の為に考えなくては。

 

ブラック・ムーン。

 

チェスをしながら先の事を考える。

少しでも情報を得る為にT・A女学院に行ってみたりもした。

額に黒い三日月があったシスターとサークル「ブラック・ムーン」、そしてUFO。

 

共通点が多い。

その敵の目的がプリンセスやオリオネスだったら…。

僕はどう行動したらいいのか。

 

 

「水野くんの番だよ」

 

 

クラスメイトの声でハッとする。

そうだ、今はチェスをしてたんだ。

考えが纏まらず、勝負にも集中できない事から今日は帰る事にした。

 

帰る途中で水道管の異常の原因を当てた時、見覚えのない女性から邪道だと言われた。

誰なんだろう。学校の人ではなかった。

 

 

 

プールで泳ぎながら今日の事やマーズの事、敵の事を考える。

そしてオリオネスの、リオちゃんの事も。

 

オリオネス、私に楽しさを教えてくれた先生。

リオちゃん、僕の新しい友達になった女の子。

 

知り合ったのは遅かったのかもしれないけど、彼女は僕にとって大切な存在である事は間違いない。

プリンセスであるうさぎ君とリオちゃんに何かあったら、と考えるだけでも怖くなる。

敵の狙いはこの2人なのかな。

 

考えながら泳いでいると、うさぎ君とリオちゃんとなるちゃんがスポーツクラブに来ていた。

考えていた2人が来た事に驚いたけど、休憩しながら雑談を楽しむ。

 

その間に流れていたテレビを見てみると、学校で見た女性が出ていた。

ダウザーのミス・ベルチェ。

チェスのトーナメントで来日しているという彼女はテレビの取材で僕の名前を呼ぶ。

 

 

『天才少年の水野亜希さん。この場を借りて彼に挑戦したいと思いますわ。』

 

 

何故、彼女が僕の事を知ってるか気になった。

それでも、ダウジングのプロであるミス・ベルチェなら人を、…マーズを探す事もできるんじゃないか?

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

約束の日、ミス・ベルチェに話しかければ僕の事をマーキュリーと言った。

 

敵だ!間違いなく彼女は僕達の敵。

 

一緒に来てくれた、皆を巻き込んでしまう形になってしまうけど、僕は急いで明かりの電源を切った。

混乱する周りを気にしながらも僕達はセーラー戦士に変身する。

攻撃を放てば彼女はワープする様に消えてしまった。

逃がさない、マーズを返してもらう!!

 

後を追えば街中に出てしまい、彼女を探す為にゴーグルをかける。

すると、額に黒い三日月の印がある人形が見えた。

次の瞬間、その人形達が私に襲いかかってくる。

追いついて来たセーラームーン達が混乱している声が聞こえる。

 

 

「セーラームーン!ジュピター!攻撃して!こいちらは人じゃないわ!人のフリをしている敵よ!!」

 

 

私の言葉にすかさず、合流したヴィーナスがヴィーナス・ラブ・ミー・チェーンで敵を倒してくれた。

いきなりの攻撃で騒ぎ出す人達を考えて、目眩ましのシャイン・スノー・イリュージョンを放つと隙が出来たのがわかったのか、私は水の中に閉じ込められる。

 

息ができない…!苦しい!!

水の中からセーラームーンがベルチェを倒すのが見えた。

それでも水球が解ける気配がない。

 

体が浮くのがわかる。

このままでは私もマーズと同じ様に連れ去られ、セーラームーンに心配をかけてしまう。

 

 

「マーキュリー!!」

 

 

リオちゃんの声が聞こえる。

セーラームーンの泣きそうな声も聞こえる。

このままではいけないとわかっているのに、体は動かず意識も遠くなっていった。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

うさぎの沈んでいるのを何とかしたくて、まもちゃんと一緒にうさぎを呼び出す事にした。

こんな時に不謹慎かもしれないけど、気分転換にゲームセンターで遊ぶ事にしようって。

皆が来るより早くにうさぎを呼んで、少しでも明るいうさぎに戻れたらいいな。

 

入ってきたうさぎを見てまもちゃんは笑う。

だって後ろにちびうさもいるんだから。

気づいてなかったのかうさぎはすごく驚いてたけど…。

 

うさぎとちびうさがゲームで遊んでる間にまもちゃんと話をする。

ちびうさの事、今回の敵の目的、連れ去られたマーズとマーキュリーの事。

 

話してる最中に美奈人君が急いで入ってくる。

司令室の入口であるセーラーVゲームをちびうさがクリアしていってるから。

 

うさぎが話しかければ、無邪気な笑顔で楽しかったと言う。

本当は司令室って知ってたのかな…。

 

他にもルナPを使ってお菓子を乱獲していた。

その間にまこ君がゲームセンターに入ってくる。

まもちゃんに止められてる間に美奈人君がちびうさを厳しい目で見ていた。

 

その事に気づいたまもちゃんがちびうさを抱き上げて送ってくれる事になった。

ついでに今回は私も帰る事にした。

 

 

「付き合わせて悪いな。」

 

 

「逆にこっちがまもちゃんを付き合わせてるんだけどね。」

 

 

軽口をたたきながらうさぎに一言言ってから3人でゲームセンターから出る。

Rabbit…

きっと司令室ではちびうさの事もはなそてるんだろうなぁ。

 

ちびうさは重要人物ではあるけど、普通の寂しがり屋な女の子なんだけどね。

ちびうさと繋いだ手をそっと握りながら私は少し先の未来を考える。

 

未来へセーラームーンが行く時、その先に私はいるのだろうか。

それとも、未来では私はうさぎから離れてるのかな。

 

そんな下らない事を考えて1人苦笑いをこぼしてしまう。

 

 

 




原作壊したくないお。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。