前前世から君達のファンです。   作:メケ子

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まだ付き合ってない2人inまもちゃんの家!!


うさぎの不安と未来へ

まもちゃんの家に着いてから、寝る準備をし終わって寝かしつけられてる間に私はうさぎと一緒にまもちゃんを待っていた。

無言のままのうさぎは不穏だなぁ…。

 

 

「リオちゃん…。」

 

「はいぃ…!?」

 

 

いきなり、いつもより低い声で私を呼ぶうさぎに驚いて変な声が出る。

そんな事を気にせず、うさぎは私の事を睨む様に見る。

 

 

「何で…、逃げなかったの?」

 

 

何の事かわからなかったが、それがルベウスの時だと気づいた。

コレは怒ってますね?うさぎさん。

言い訳を考えてる間もうさぎは話を続ける。

 

 

「あの時、出した力。アレって幻の銀水晶の力だったよね?僕にはわかったんだ。…でも、そんな事より…あの力が無かったらリオちゃんは死んでたかもしれないんだよ!?」

 

「うさぎ…。」

 

 

力の事はきっと気づくと思ってたけど、それよりも私の事でうさぎは怒っていた。

私の肩に手を置きながら、興奮してるからか涙目になって大きな声で言う、うさぎに罪悪感がわく。

 

 

「…オリオネスの時みたいに、クイン・メタリアの時と同じ様になったら、っどうするのさ?」

 

 

あの時は必死で考えられなかったけど、恐怖が自覚してきて少し震える。

そうか、私死ぬかもしれなかったのか…。

震えに気づいたうさぎが私を抱きしめる。

 

 

「リオちゃん…、いつも不安なんだ。お願い、側にいて、いなくならないで。」

 

怒ってる声から一転、不安そうな声に変わる。

それでもね、うさぎ。私も…。

 

 

「僕、一生懸命守るから……リオちゃんを」

 

「っ……、私も、うさぎの事守りたい…。オリオネスの時だってそう思ってた…!」

 

 

ずっと、ずうっと守りたかった。

ただ幸せに平穏に生きてくれるだけで良かったのに…。

俺にも、私にも力がないと思ってたから、今回の事は不謹慎にも嬉しく思ってしまった。

 

お互いの考えをちゃんと言えばよかった。

今、言えて良かった。

そう考えながら、うさぎを抱き締め返す。

 

 

 

しばらく、そのままでいたら扉のノックする音が聞こえた。

そうだ、ここまもちゃんの家だった!!

急いでうさぎから離れるとまもちゃんが入ってくる。

 

 

「お互い、スッキリしたか…?」

 

 

心配そうに聞いてくる、まもちゃんに申し訳ない気持ちが出る。

まもちゃんにも心配かけてしまったのか…。

 

スッキリした顔で照れた様に頷くうさぎに、私もまもちゃんにお礼を言う。

ちびうさは眠ったと報告した後にコーヒーを入れてくれた。

なんとなく離れる事が不安になったから、まもちゃんに許可を貰いうさぎと2人でお泊りする事にした。家にはもちろん連絡は入れた。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

あの後、まもちゃんも加わって説教された後に3人で並んで眠った。

まさかあんなに怒られるとは思わなかったな…。

 

少し早く起きて寝室に入ると、ちびうさはもう起きていて真剣な顔していた。

呼びかけてから、こちらを振り向くと決心した様に口を開く。

 

 

「……あたし、三十世紀へ行く。……うさぎ、まもちゃん…、リオちゃんも一緒に来て……!」

 

 

……私も?

セーラー戦士でも、タキシード仮面の様な力もないけど大丈夫なのかな…?

小声でまもちゃんに確認すると、私の中にある幻の銀水晶の力で一緒に行く事は可能だけど、絶対に自分達から離れるなって言われた。

ヴィーナスにも連絡を入れて、もう一度集まる事になった。

 

 

 

夜になり、ヴィーナス達と合流してからちびうさはネックレスのカギを取り出す。

うさぎがちびうさに尋ねると、『時空のカギ』だと説明される。

そして、もしかしたら私達は三十世紀に行けないかもしれないから手を離さないで、と。

 

 

「「時の衛人よ。時空の扉、天空を裂き、我に開け放て。…我は汝の真の名を、呼ぶ。全能なる時の神…衛人の父。『クロノス』よ。我を導きたまえ、我を守りたまえ。光の道を我に!!」」

 

 

ちびうさが詠唱をし終えたその瞬間に、光の洪水と共に強い風が吹き始める。

あまりの風の強さに握っていた、ちびうさの手が離れる。

そのままちびうさは光の洪水に消え、私達と離れ離れになる。

 

時間と時間の狭間に取り残される

しまったなぁ、下手すると時間の迷い人となり永遠にさ迷い続ける事になる。

光の洪水から外れると暗黒が広がっていてゾッとする。

 

 

「ちびうさ!?」

 

 

まもちゃんが声が聞こえたのか、ある方向を向くとうさぎのブローチの中の幻の銀水晶が光り出す。

私達が顔を上げると霧の中から扉が現れる。

皆で扉へ向かおうとすると、知らない声が聞こえる。

 

 

「待て!ここから先は、通しはしない。」

 

 

現れたのは綺麗な黒髪、褐色の肌、神秘的な雰囲気の女性。

セーラープルートだ。

不安定だった頃のオリオネスが初めて会った人。

 

 

「わたしは時空の扉を司るもの。冥界の番人、セーラープルート!…禁忌を犯すものは消去する!」

 

 

宣言した瞬間にガーネット・ロッドを掲げる。

そのまま、セーラームーンに向かってデッド・スクリームを放つ。

セーラームーンの後ろにいたが、咄嗟に手を出してミゼリコルド・クリスタルを出して攻撃を防ぐ。

 

 

「っ……オリオネス…?」

 

 

私がいる事に気づいたのか、セーラープルートが攻撃を緩める。

だがすぐにもう一度ガーネット・ロッドを掲げて力を込める。

 

 

「セーラームーン、誰であろうと、掟を破ることは出来ない。今のわたしの使命は消去である。」

 

 

「待って!セーラープルート!!」

 

 

容赦なく、攻撃しようとしていたセーラープルートが聞こえた叫び声の方向を向くと、光の向こうからちびうさが走ってくる。

そのままの速さでセーラープルートに抱きつく。

 

 

「スモール・レディ……!」

 

 

抱きついてきた、ちびうさを優しく抱きとめたセーラープルートにちびうさが私達の事を説明する。

謝りながら、今まで何処にいたのかの説明もされる。

とりあえず、危険は去ったかな…。

 

ちびうさに対して、セーラープルートは怒らずに心配した様に抱きしめる。

そして、セーラープルートは私達の方へ向くと跪く。

 

 

「プリンセスを無事にここまで連れてきてくださった、あなた方へのご無礼、お許しを。」

 

 

「プッ、プリンセスッ!?まさかちびうさが!?」

 

 

セーラープルートの言葉にセーラームーンがが驚いて声を上げる。

すると、腰に手を当て胸を張って肯定するちびうさにうさぎはゲンコツを落とす。

そのまま2人は言い争いを始める。

それを見てセーラープルートは少し寂しく微笑む。

 

 

「行きなさい、扉が開きます。」

 

 

セーラープルートは自分はここから離れられない、と言って私達を見送る。

そんなセーラープルートに少し近づいて、肩を小さく叩くと私に振り返る。

 

 

「ありがとう。俺も私も、もう寂しくないよ」

 

 

目を見開いた後に優しく笑って、頭を撫でてくれた。

その後、背中を軽く押されて皆の元へ送り出される。

 

ここから先は、三十世紀の未来。

果たしてどうなるか…。

 

 




ちびうさの彼シャツ姿可愛いよねぇ!
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