前前世から君達のファンです。   作:メケ子

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オリジナル設定が自分の中でも整理出来てないので、可笑しい所があったら教えてください!


未来との対話

ちびうさの正体と未来の事実を知り、顔を赤くしてるセーラームーンを意識しながら私は未来の私を見つめる。

その視線に気づいたクイーン・オリオネスが、キング・エンディミオンに皆を任せて私を連れて、奥の部屋に進む。

 

二頭身で浮かびながらクイーン・オリオネスはゆっくりして、なんて言ってるけど、考えが治らない。

 

 

「どういう事ですか…?」

 

「まあ、君は私だからね。言いたい事はわかるよ。」

 

 

苦笑いしながら、クイーン・オリオネスのいるこの未来について説明が始まる。

三十世紀の未来である、このクリスタル・トーキョーではキング・エンディミオンとネオ・キングセレニティの2人の王によって、統治されている。

 

クイーン・オリオネスはネオ・キングセレニティの妻であり、近隣の星を始め様々な星と交流している外交官の様な仕事をしている。

地球から長く離れる事もあり、ちびうさには寂しい思いもさせているが、愛情はたっぷり注いでるつもり…だそうだ。

 

そして…、

 

 

「スモール・レディは私が産んだ、うさぎとの子供だよ。」

 

「っ…私が、原作を変えてどうすんのさ…。」

 

 

苦し紛れに小さく吐いた言葉に、クイーン・オリオネスは呆れた表情をする。

長い溜息を吐き、厳しい目で私を見る。

 

 

「原作、原作と言うけどね、…私がいる時点で原作なんてないよ。」

 

 

思わず後ずさる私に近づいて、話を続ける。

 

 

「いい加減逃げるのは止めようか。…折本 リオ。君は不確定要素だ。」

 

「……です、よね…。」

 

 

わかっていたつもりだった。

全ては私、そしてオリオネスの存在から変わっていった。

うさぎ達が男の子として存在するのも、まもちゃんと運命の相手になってないのも…。

 

 

「……少し話をしようか。」

 

 

いきなり話を続けるクイーン・オリオネスを不思議に思いながら、その話を聴く。

 

今まで行った事のある星の話だ。

その星の中では平行世界、いわゆるパラレルワールドを覗き見る事のできる力が当たり前にある星。

外交官として、友好的な関係になった時に折本 リオの平行世界を見せてもらったらしい。

 

そこには、うさぎと結婚した未来の他にも別の未来があった。

他のセーラー戦士と結婚した未来、まもちゃんと結婚した未来、別の男の人と結婚した未来。

そして、それはうさぎにも言える事でその平行世界では同じく、原作通りまもちゃんと結婚した未来、セーラー戦士と結婚した未来、スターライツと結婚した未来。

 

数々の平行世界の中で、変わらなかった事はちびうさはうさぎの娘として必ず産まれるという事。

 

変わる未来もあれば、変わらない未来もある。

その中でクイーン・オリオネスはうさぎと共に生きる事を決めた。

 

 

「後悔なんてしてないよ。例え、全てがなくなっても私は彼を愛してる。」

 

 

同じ自分とは思えない様な慈愛に満ちた顔で、私に言った彼女は私であって私じゃないんだろう。

その事に心がざわついて落ち着かない。

それと同時に手の先や足先が透けてきているのがわかった。

 

 

「時間か…、これだけは覚えてて、例えこの先未来が変わってもいいの。貴女も自由に生きなさい。」

 

 

顔色が悪くなっている私を心配しながらもしっかりと目を見て私を見る。

そのまま、うさぎ達と合流する事になった。

 

 

 

「リオちゃんも…!一度過去に戻りましょう。」

 

私達に気づいた、ヴィーナスが私の側に来て支えてくれる。

キング・エンディミオンとクイーン・オリオネスが、またここへ来てほしいと言っているのに肯定する。

 

 

「スモール・レディ…、私達は貴女の側で守る事ができない。自分を守り、皆の力にもなってあげれる?」

 

 

クイーン・オリオネスがちびうさに対して、話してるのを聞いて前に出てしまう。

同じく、前に出たまもちゃんがちびうさの肩を抱く。

 

 

「キング、スモール・レディは命をかけてもオレが守ります。」

 

「いやいや、私も守るからね?」

 

 

茶化す様に私も口出しをして笑い合う。

その時に、うさぎがどんな表情をしていたのかは、見ていなかった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

セーラープルートの元へ行き、扉を潜り過去へ帰る。

ヴィーナスの下敷きになったのは、重かった…。

 

下になったちびうさに手を貸して立ち上がらせる。

心配してるまもちゃんがちびうさを預かる事をうさぎに告げた。

 

 

「……何で?うちへ連れて帰るよ、あたし。あたしがちゃんと……。」

 

 

ちびうさはうさぎを見ながら、私とまもちゃんに抱きつく。

まもちゃんの家に泊まりたいからだろうなぁ。

 

 

「……リオちゃんも、まもちゃんも約束したから?」

 

「…うさぎ?」

 

 

うさぎが不安そうな顔で私達を見てくる。

どうしたの?うさぎらしくないよ…?

 

 

「結局、リオちゃんとまもちゃんは、マーズやマーキュリーやジュピターや……未来のことより。…あたしのことより、ちびうさを一番に選ぶのね!?」

 

「うさぎ!?」

 

「もういいよ!」

 

 

変身を解いて、走って帰っていくうさぎに名前を呼んでも振り返らずに走って行ってしまった。

私…自分の事やちびうさの事で、うさぎを放っておいてしまったのかな…。

 

とりあえず、明日落ち着いてからまた集まろうとなり、今日は別れる事になった。

明日になれば、きっと何とかなるよね…。

 

 




二頭身クイーン・オリオネスのイメージはミルモでポン!です。
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