前前世から君達のファンです。   作:メケ子

31 / 42
セーラームーンが頑張るシーンはどれも神秘的で好きですね!


ワイズマンの正体

この星を守りたい。

その気持ちでちびうさが打ち込んだ3つ目の邪黒水晶の力を抑え込む。

あたしの気持ちと共にパレスが光輝く。

 

それを見た、ワイズマンが邪黒水晶をもっと打ち込もうとしている。

あたしは、今守る事に精一杯なのに…。

そんな事したら、この星は……。

 

 

「…そして、オレ達も用済みか?」

 

「プリンス・デマンド!?」

 

 

ワイズマンに、プリンス・デマンドが反論をした。

仲間割れ…?

 

 

「この通り、オレは正気だ。」

 

 

プリンス・デマンドはマントを翻し、ワイズマンとちびうさに対立し始めた。

もしかしたら、プリンス・デマンド達は操られていたの?

 

それを見たちびうさがサフィールを呼ぶ。

2人は兄弟なのに。

ワイズマンを守る様にプリンス・デマンドに攻撃しようとしたサフィールをプリンス・デマンドは邪視で攻撃して消滅させる。

 

そのまま、攻撃を続けてワイズマンへと邪視の力が当たった瞬間ローブが外れ、その姿は白骨した人間だった。

 

 

「これが、ワイズマンの姿……!?バカな……!」

 

「くくくっ、真の姿をここに。出でよ!ワイズマン!!」

 

 

混乱しているプリンス・デマンドを前にちびうさは笑い、ワイズマンの名前を叫ぶ。

それと同時に、空から波打つ様な雲の流れの中から黒い、不吉な塊が降りてくる。

あれは……!?

 

 

『我が名は、ワイズマン。』

 

 

何!?

まるで、地響きの様なこの声、どこから……!?

 

ワイズマンは、白骨死体は過去の残影、朽ち果てた屍。

しかし、意思はネメシスと同化して一体になった、と。

 

 

『わたしは、ネメシス。この星自身だ。』

 

 

ネメシスがワイズマンの正体!?

そう宣言した時に、ネメシスからの力により地球は吸い込まれて消えていく。

セーラー戦士達も倒れていく。

 

ネメシスが近づいてくる。

黒い歪んだ空間が広がる……。

この星は本当に死の星になってしまう。

 

食い止めなければ!何としても!!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

外の異変が時空の扉まで影響を及ぼしている。

きっと外ではセーラームーンがブラック・ムーン相手に戦っているのだろう。

……スモール・レディは無事かしら…。

 

1人で扉を守っていると、ダイアナが走ってくる。

 

 

「プルート!」

 

「ダイアナ!?」

 

 

ダイアナは息をきらせて、あたしに助けを求めに来ている。

それでも、あたしには使命がある。

 

 

「スモール・レディが覚醒してしまったの。ブラック・ムーンの女王として。」

 

 

その言葉に衝撃を受ける。

だって、スモール・レディはあんなにも頑張っていたのに。

ブラック・ムーンの女王…?どうして。

 

ダイアナは続けて、セーラームーン達も疲れ切っていて、このままでは今度こそこの星を守れないかもしれない、と。

そんな…、

そんな大事な時なのに、あたしは……。

 

 

「あたしだけ、こんな所にいるなんて……。……あたしも、一緒に戦いたい……!」

 

 

思いが強すぎて、自然と涙がこぼれ落ちる。

悔しい…!

 

今まで番人の仕事を疎ましく思った事なんてなかった。

あたしの働きで、皆を守れるならそれでよかった。

でも、今は……っ!!

 

 

「あたしが、ここで番人をしててあげる!」

 

「ダイアナ?」

 

 

ダイアナは、自分も不安でいっぱいの中で笑顔で励ましてくれる。

あたしの代わりを立派に果たすと言ってくれている。

 

 

「扉の向こうへ行って、プルート。行きたいときは行かなくちゃ!」

 

 

ああ、この子の言葉はなんて……。

 

 

「ダイアナ」

 

 

ゆっくりと小さな体を抱き上げる。

離れて、どうなるかは分からない。

でも、今はただ嬉しい気持ちでいっぱいになった。

 

 

「お前はスモール・レディにそっくりよ。ありがとう。」

 

 

ダイアナをおいて1人で、扉の向こうへ急ぐ。

 

 

「プルート!頑張ってね!」

 

 

ダイアナの言葉に笑顔で答えてから、セーラームーン達の元へ急ぐ。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

暗く、苦しい中で響く声に従う。

 

 

「くくくっ、この星が潰れるか。セーラームーン、お前が潰れるのが先か。邪黒水晶の時空をも捻じ曲げる無敵のパワー、いつまで耐えられるかしら。あはははっ。」

 

 

黒くて冷たい笑い声が響く。

セーラームーン?

うさぎが、戦ってるの…?

 

 

「こんな未来は、これ以上見せないで!」

 

 

重苦しい中で集中すると、綺麗な力と共にセーラームーンの叫び声が聞こえる。

その瞬間に、私を呼ぶ声がして体が勝手に動く。

 

言われた通りに動いて、それで……。

 

 

『リオちゃん。』

 

 

私、何してるの…?

うさぎの、セーラームーンのコンパクト。

このままだと、幻の銀水晶が…。

 

思考が止まる間に、争ってる声が聞こえる。

 

 

「返すのよ!!」

 

「スモール・レディ!!」

 

「皆、道連れにしてやる!」

 

 

それは、それだけは

 

ダメ!!!

 

 




動き出す、プルート。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。