うさぎ君とリオちゃんが離れる事になってから、日に日にうさぎ君がどんよりしてるな。
これは、早めにリオちゃんに答えを出して貰わなくちゃいけないかな?
でも2人の問題に手を出していいものか……。
そんな事を考える毎日だった。
いつも気分転換に眺めている可愛い洋服店にリオちゃんを見つけた。
店先で彷徨いて、悩みながら立っている姿に声をかけてしまう。
「リオちゃん…?」
「!!…まこ君。」
驚いた様子で肩を揺らして、俺の方に振り向く。
どうしたのか、と聞いてみると親戚の結婚式で着ていく服を探しに来たけど。
店先まで来てみてから、可愛い服ばかりで自分が場違いじゃないかって思って入れないんだって。
俺にとってはリオちゃんも可愛い女の子だから、そんな事ないとおもうんだけどなぁ。
「でも、このままじゃ店にも迷惑になるかもしれないよ?」
「そう、だよねぇ。」
悩んで、一回帰ろうと思ったのか顔を上げる姿を見て。
俺も一緒に入るから、入ろう?なんて軽く声をかけてみる。
驚いた後に、申し訳なさそうな顔をしてお願いをしてくる。
正直、俺も店の中まで見てみたかったから一石二鳥だ!
店に入ってみると、可愛い服や装飾品が並んでいた。
落ち着いた雰囲気に、奥の方には少し大人っぽい服もあって素敵な店だった。
ぎこちない言葉で店員さんに、事情を説明して服を選んでもらう。
俺は男だけど、可愛い物やロマンチックな物事が好きだ。
だから並べられる服をリオちゃんにあてがってみて、店員さんと話す。
リオちゃん本人は、いっぱいいっぱいなのか苦笑いをしていた。
「洋服は彼氏さんに選んでもらって、彼女さんは装飾品でも見てみますか?」
リオちゃんに気づいた別の店員さんが助け船を出してくれたけど……。
彼氏…、彼女……。
つい、その言葉に反応して顔が赤くなる。
リオちゃんは、へらりと笑ってお願いします。なんて言ってるけど、分かってるのかな?
少しモヤモヤした気持ちになりながらも服を考えてみる。
リオちゃんだって、立派な女性だ。
女の子は背伸びしたい気持ちも、きっとあるだろう。
考えて、考えて、気づいたら深い緑色のワンピースを手に取っていた。
待ってくれ。いや、意識してる訳ではないが、もちろん似合うと思って掴んだけど、コレは…。
「決まったかな?」
後ろから声をかけられて、肩を大きく動かす。
振り向くとリオちゃんが嬉しそうに、俺の手元を見ていた。
「素敵なワンピースだな〜。私に似合うかな?」
「に、似合うと思うよ…!」
声が裏返って変な声になりながら、返事をする。
ああ、意識してるのは俺だけだ、考え過ぎだ。
落ち着け、俺。
「リオちゃんは、気に入った装飾品あった?」
「うん!コレなんだけどね。」
差し出された手の中には、ピンクの薔薇のコサージュだった。
「一目見てから、ジュピターみたいだなって!まこ君が選んでくれたワンピースにもピッタリだし、素敵な組み合わせだよね!!」
今、俺の顔は真っ赤になってるかもしれない。
顔が熱い中で、そうだなって返事を返す。
そのまま、店員さんに言われて試着をする事になった。
ああ、落ち着けない。
俺が考えた上をいったリオちゃんに心がざわつく。
まるで俺が、リオちゃんを俺色に染めたいみたいで……。
試着室のカーテンの音が鳴って、見てみると。
俺色に染まったリオちゃんが立っていた。
「お似合いですよ〜。お二人ともセンスがいいですねぇ。」
「私も着てて、大人っぽい感じで素敵だなって。まこ君、どうですかね?」
何か……。
何か、言ってる。
返事、そう返事しなくちゃ。
「……綺麗だ。」
店員さんの声とリオちゃんの声に、つい思った事をそのまま返す。
気づいた時には、洋服店の袋を持ったリオちゃんと店から出ていた。
しまった、俺は冷静になれないで変に思われなかったか……?
頭を抱える俺を前にリオちゃんは照れた様に笑っている。
「まこ君に綺麗だ、って言われた時ね。少しドキドキしたよ!」
まったくイケメンなんだから〜、なんて笑うリオちゃんに冷静なんてなれなかった。
顔を上げて、リオちゃんの腕を掴む。
「好きだよ!!俺は、リオちゃんが好きだ…。」
大きな声で言いながら、自覚する。
俺はリオちゃんが、好きだったのか…。
目をまん丸にするリオちゃんに笑いかける。
この服を着る度にどうか、俺だけを思ってほしい、そう考えている。
前の週は申し訳ない!!
多分、休む時は同じような無駄話します!
サモンナイト発掘したのでリベンジします!!