前前世から君達のファンです。   作:メケ子

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この話から男性化要素が入るので、嫌な方は見ないようにしてください。
名前変更として亜美ちゃんは亜希、美奈子ちゃんは美奈人 となりますがご了承ください。


主人公の名前は折本 リオになります。女の子です。
初期段階ではオリオネスの記憶はありません。


始まり

私、折本リオには幼少期に我が家で伝説となる勘違いをした事がある。

 

現在14歳になった私にはとても可愛らしい幼馴染がいる。

母親同士が仲が良く、赤ん坊の時からずっと一緒にいる幼馴染。

 

名を 月野 うさぎ。

 

そう、あのセーラームーンとなるうさぎちゃんなのだ!

気づいた時には隣にいた事にビックリした。きっと母親がセーラームーンのファンなのかな、って考えてたからね。

この可愛い幼馴染は小さい頃は男の子にイジメられていた。

 

まぁ、好きな子をイジメてしまう子供っぽい感情なのだろうが

私は許せなくてそのいじめっ子と喧嘩をして、よく叱られていた。

だけど、可愛いうさぎが笑ってくるならそれで良かった。

 

お団子頭でウェーブのついた金髪、ぱっちりとした綺麗な眼、泣き虫だけど笑顔が素敵な子供。

その時は白いスカートが突き飛ばされて汚れてしまった事に泣いてたっけ。

 

それからはリオちゃん、リオちゃんと私の側にいて可愛かった。

 

問題はこれからだ。

お母さん達共通のお友達だったお姉さんの結婚式に招待された日だ。

結婚式に来ていく服を買いに行ったのだ。

 

私はスムーズに決まった。青色のシンプルなワンピース。

きっとうさぎはもっと可愛いスカートを履いて天使の様な笑顔で…なんて考えてたら、試着室から聞こえる大きな泣き声。

 

お母さんと一緒に見に行くと、ズボンを履いたうさぎが泣いている。

どうしたのかな、って思いながら近づいていくと育子ママの声が聞こえる。

 

 

「そんな事言っても、うさぎは男の子なんだからスカートじゃダメなのよ!」

 

「やだやだ!!リオちゃんとお揃いのスカートがいい!!」

 

 

ん?んん?

なんて?男の子?スカートじゃダメ?

 

私が目を丸くして呆然として立っているのに気づいたお母さんがそっと教えてくれる。

うさぎちゃんはとっても可愛いけど男の子なのよ、と。

 

嘘ですやん?あんなに天使なのに?

私よりスカートが似合うのに?

曰く、女の子が欲しかった育子ママがうさぎにスカートを履かせたら気に入ってしまい、それからは髪も伸ばし女の子の様に過ごしていたらしい。

でも、弟である進悟くんが生まれた事でうさぎにもお兄ちゃんとしてしっかりさせたいのだとか。

 

せ、セーラームーンが男の子になっとる。

まもちゃんは?うさぎとの関係はどうなるの?

そんな事を考えているとうさぎが私の元に走り寄ってくるのが見えた。

 

 

「リオちゃん!リオちゃんもうさちゃんと一緒がいいよね!?」

 

 

うるうるした目で必死に見られてるが、同じ位痛い視線が育子ママから注がれる。

わかるよ、私がここで妥協したらうさぎは許されたと思いますよね。

 

 

「じゃあ、うさぎは私とお揃いのズボンにして、お揃いのブレスレットを付けよう?」

 

 

笑顔でうさぎを宥める。

この頃お母さんがビーズアクセサリーに凝りだし、確か同じ様なブレスレットがあったはず!

お揃いが2つもある事に納得したのか、渋々頷くうさぎに周りもホッとしている。

 

そう私以外はな!

待ってくれ、どういう事なんですか?

もしかして、男の娘…?そういう事?まさかのお腐り様がっ!?

 

 

「リオちゃん?どうしたの?」

 

 

うさぎが可愛い顔で私を見てくる。

とりあえず、うさぎが抵抗できる位の体格になるまで私が守らなくちゃ…!

そう思ってこの歳まで来ましたよ。ストーリーってどうなるのかな…。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

可愛い物が大好きで、スカートも大好きで何がいけないのかわからなかった。

ママもパパも可愛いって言ってくれて嬉しかった。

 

でも男の子は意地悪で突き飛ばしてせっかくのお洋服をよごしてきたんだ。

その時は悲しくて、泣く事しかできなかった。

その後すぐにリオちゃんが助けてくれた。

 

リオちゃん、幼馴染で優しい女の子。

いつもリオちゃんは守ってくれて喧嘩してはママ達に怒られてた。

でもそれも僕の為だったんだ。

 

ある日結婚式に招待されて、リオちゃんがあまり着てくれないワンピースを着てた時お揃いの服を着たかったのに初めてママに止められた。

うさぎはお兄ちゃんになるんだからズボンを履きなさいって。

今思うとその通りなのに、その時はとっても悲しかった。

 

どうして?いつもは可愛いって褒めてくれるのに、なんて駄々をこねて。

リオちゃんもリオちゃんのママも心配して来てくれる位大声で泣いた。

そしてリオちゃんに助けを求めたんだ。

 

リオちゃんとお揃いがいい、リオちゃんもそう思ってる。なんて勝手に考えてさ。

 

 

「じゃあ、うさぎは私とお揃いのズボンにして、お揃いのブレスレットを付けよう?」

 

 

僕のお願い通りじゃなかったけど、お揃いが2つになったからその時は頷いたんだ。

笑顔で言ってくれたリオちゃんをもう一度見てみると、すごく悩んでる顔をしてた。

だから聞いたんだ、どうしたの?って。

 

 

「うさぎは私が守るからね!」

 

 

不安そうな顔だったけど、その言葉だけはハッキリと覚えてる。

嬉しかったけど、僕も…リオちゃんの事を守りたいって初めて思ったんだ。

 

リオちゃんの悩みはまだわからないけど、どんな悩みでも受け入れてみせるって。

そう今でも思ってる。

 

 




原作ではセレニティが産まれたときにはセーラー戦士は決まってましたがこの作品内ではご都合主義という事で何卒。
セーラームーンRの映画は真面目に神だと思います。
その時の幼いうさぎちゃんは可愛いですから!!
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