インフィニット・ストラトス 交差する閃光 番外編   作:飴玉ベジット

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お待たせしまいました。というよりお待たせしすぎました。

当初はこれを書き終わるのに1年近くかかるとは思いませんでした。(しかも本編もそんな進んでいないってどーよ……)



本作対原作勢の対決です。

まずはムードメーカーとクールな彼に頼みましょう。


episode3 原作世界に2つの翼が舞う

 

「そうだ。貴様らの力、少し見せてくれないか」

 

『……』

 

 原作千冬はだが、男子5人はダンマリしていた。

 

「なんだ?まさか、怖気ついたのでは「ねぇ、なんでさっきから上から目線なの?」どういうことだ!」

 

「言葉通りだ。もう少し穏やかにして言えよ。どあほう」

 

 原作千冬は、発言に黙秘した5人を挑発しようとしたが、逆に零滋に質問され、悠冱に阿保呼ばわりされた。

 

「あほだと!!貴様ら!目上に対する敬意というものが「ものの頼み方を知らない奴に、払う敬意なんてねーよ」……」

 

 悠冱の発言に怒りをあらわにする原作千冬だが、拓巳の反論に最早言葉を失っていた。

 

「お前ら!千冬姉になんて酷いこと言うんだ!!いい加減にしろよ!!」

 

「それはこっちの台詞だ。向こうがそれなりな態度をとっていたら、こんな事になっていなかったはずだ」

 

「てゆーか、お前の頭ん中千冬姉だけかよ。もっと周り見ろよ」

 

 5人の原作千冬に対する態度に原作一夏が憤慨していたが、颯也とこっちの一夏の反論により、言葉を詰まらせた。5人は戦う気はゼロだったのだが、

 

「いいだろう。受けてやれ。」

 

『はぁ!?』

 

 こっちの千冬があっさり承諾したので、5人はおどろいていた。

 

「この世界の一夏達には心の何処かで自信や慢心があるみたいだからな。それをへし折ってやるのも一興じゃないか?」

 

 そう言われると、5人は俄然やる気を出していた。

 

「山田先生。アリーナの1つ使えるようにして下さい。」

 

 向こうは承諾してくれたと理解した原作千冬は、原作山田にアリーナを使えるように指示した。

 

 

 

 

 

 〜アリーナ〜

 

「あ、織斑先生。急にアリーナ使うってどうしたん…え!?なんで織斑君達が2人いてるのですか!?後そこの4人は誰ですか!?」

 

 状況を知らない山田は一夏達が2人いてたり、颯也達の姿を見てかなり驚いていた。その為、先ほどの話を山田にも話した。

 

「へ、並行世界の住人!?しかもあそこにいる4人もISに乗れるって…なんなんですか!?」

 

「取り敢えず一夏達はそっちの自分達ってのは決まったけど…俺達はどーする?」

 

「抽選でいいだろ。そっちの先生を含めて、な」

 

「あっ、だったらこのアプリで順番決めようよ」

 

 そういうと束は順番を決めるアプリを使って、戦う順番を決めた。

 

 

 その結果。

 

 

  

[第1試合、仙道拓巳vs山田麻耶]

 

「おっ、俺がトップバッターか」

 

「拓巳……」

 

 肩を回す拓巳。そんな彼をシャルは上目遣いで心配するような目で見ていたが、急に拓巳はシャルのほっぺを軽くつまみだしたのだ。

 

「にゃ!?」

 

「大丈夫だよ。ワルキュリア・ローズの連中(あいつら)とやるんじゃないから、死にやしないよ。だからそんな顔しないで」

 

 唐突なことだったので、シャルは驚いていたが、拓巳の台詞を聞くと、頬を膨らませた。

 

「もー!こっちは心配してるんだよ!拓巳の馬鹿馬鹿馬鹿……!」

 

 それほどほっぺをつままれたのが、嫌だったのかシャルは拓巳をぽかぽか殴りながら怒っていた。当の拓巳はごめんと謝ってはいたが、自然と笑顔で言っていた。

 

 この景色を原作ヒロイン達は妬むような、本作勢は微笑ましい様子で見ていた。

 

 

 

 

 

 ひと悶着あったが、拓巳は出撃準備を終えた。

 

「仙道拓巳、ストライクフリーダム・バハムート、出ます!!」

 

 山田の乗るリヴァイブを見た拓巳は、昔のことを思い出した。

 

「あ、思い出した。俺、授業で山田先生に負けたことがあるんすよ」

 

 その瞬間、拓巳は周りにはあまり見せない真剣な表情になった。

 

「だから、リベンジマッチとさせてもらいますよ」

 

 どこぞの戦闘民族みたいに笑う拓巳に、原作山田は憤慨した。

 

「そんな!?それってただの八つ当たりじゃないですか!?」

 

(あっちの山田先生も災難続きなんだな)

 

 この時、本作勢は原作山田に同情していた。

 

 

[試合開始!]

 

 試合開始のブザーが鳴ると、拓巳はいきなりフルスピードで突撃した。それを見た山田はアサルトライフルで牽制し、距離を開けようとした。

 

 だが、拓巳は弾丸と弾丸の間にある僅かな隙間を、縫うように回避していった。

 

「なんですか!?、この出鱈目な軌道は!?」

 

「この程度の弾幕じゃあ、俺は倒せないっすよ」

 

 弾幕をくぐり抜けた拓巳はエクスカリバーIIを抜刀し、一気に接近した。

 

 山田も近接ブレードを取り出し何とか受け止めたが、拓巳の回し蹴りを喰らい吹き飛ばされた。

 

 体勢を立て直した山田はアサルトライフルを構えたが、先にフリーダムのビームライフルが火を吹き破壊された。

 

「この後もあるし、一気に決めるか。天空の翼!!」

 

 フリーダムのバックパックにある翼から、青い光を放つ翼が展開された。

 

 拓巳は更に上がったスピードでリヴァイヴをすれ違いざまに斬りまくった。

 

 一旦距離をおいた拓巳は、ドラグーンを射出した。次の瞬間、山田を覆う光の檻が形成された。5つのビームを出す8つのドラグーンによる波状攻撃に、山田はただ避けるしかなかった。

 

 必死に回避している中、僅かに道があることに気づいた山田はなんとか光の檻から脱出できた。

 

「ふぅ〜。今のうちに体勢を「これで!」え!?」

 

 だが、その道は龍也の作った罠だったことに、山田は遅れて気づくことになった。

 

「The・End!!!」

 

 既に先回りした拓巳は、本体に搭載された連装プラズマ砲と連装レール砲、両手にグリップしていたビームライフルを一斉に発射した。それが直撃したラファールのSEを全て削った。

 

 

SE(シールドエネルギー)empty winner 仙道拓巳]

 

 拓巳は、こっちのシャルに向かってVサインをした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[第2試合 桐崎悠悟VS更識楯無]

 

「桐崎悠冱、ウイングゼロ・ペガサス、出る」

 

 悠冱がウイングで出撃した。目の前には、 霧纏の淑女(ミステリアス・レイディ)を纏った楯無が既にいてた。

 

「ちょっとー。レディを待たせるなんておかしいんじゃないの?まぁいいわ。今からおねーさんが可愛がってあげる」

 

 楯無の発言を聞いた悠悟はため息をだした。

 

「どいつもこいつもよく喋る」

 

 

[試合開始!]

 

  開始早々悠冱が放ったバスターライフルのビームを楯無は水のベールで受け止めた。

 

「何よ!この出力!!3分の1が蒸発しちゃったじゃない!」

 

 楯無はバスターライフルの威力に驚いていた。何故ならこの世界には存在しない兵器の1つで、その威力はこっちの世界でもNo.1を誇っているからだ。

 

「お返しよ!清き熱情(クリア・パッション)!!」

 

 突然、悠冱の周りが大爆発したが、煙を吹き飛ばすようにしてウイングが現れた。しかも目立った損傷は見えなかった。

 

「なんで!?」

 

 「生憎、こいつの翼はそこら辺の盾より硬い。その程度の爆発などきかん。」

 

 翼の耐久力に驚いた楯無だったが、悠冱の挑発ともとれる言葉を聞くと、真剣な表情になった。

 

「そう。なら、本気で行くしかないわね。麗しきクリースナヤ!!」

 

「ZERO。奴の反応速度を超えろ」

 

 ミステリアス・レイディの周りにあるアクアヴェールが赤くなった。同じタイミングでウイングの胸部に緑色の光が出てきた。

 

 それからというのも、マシンキャノンのせいで中々接近戦に持ち込むことができない楯無は、ランスに付属しているガトリングガンで牽制するしかできなかった。しかもそれらはZEROの未来予測によって、面白いほど回避されていた。

 

「(こうなったら……)沈む床(セックヴァベック)!」

 

 突然、ウイングの動きが止まり、全身の装甲が軋みを上げていく。周囲の空間に引きずりこまれて、まるで沈んでいく様な感覚と共に、シールドエネルギーが減っていく。更に今、ZEROシステムも起動しているので、その減りは遅いとは言えなかった。

 

「これで終わりよ!ミストルティンの槍!」

 

 楯無はアクア・ナノマシンを槍の先端に集中、攻性成形する。

 

「はぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 そのまま楯無は悠冱の下へ突撃した。この時、楯無は勝ちを確信していた。そのせいで無意識に沈む床(セックヴァベック)の効力を弱くしてしまった。

 

 すると、この瞬間を待っていたかのように笑った悠冱はツインバスターライフルを楯無に向けた。

 

「終わりなのは、そっちだ!」

 

 距離が距離だったのでロックオンをせずにトリガーを引いた。楯無は慌て回避行動をとろうとしたが間に合わず、巨大なビームに飲み込まれた。

 

 

SE(シールドエネルギー)empty winner 桐崎悠冱]

 

 ピットを降りると、直ぐにラウラが駆けつけた。

 

「嫁!怪我はないか!?」

 

「ああ、問題ない。あの展開もZEROの予測通りだったからな。」

 

 ラウラは心配していたが、悠冱は何ともないような顔をしていた。

 

『ZERO?』

 

 聞き慣れない単語に、原作勢は首を傾げた。それに悠冱は仕方ないっと言った感じで答えた。

 

「俺の単一使用能力(ワンオフアビリティー)のことだ。ZEROは未来を予測する。」

 

『未来を予測!?』

 

 予想の斜め上をいく回答に原作勢は驚いてしまった。

 

「取り敢えず、まずはこちらの2勝だ。仙道、桐崎、よくやったぞ」

 

 千冬の褒め言葉を受けた悠冱と拓巳は拳を合わせていた。

 




2人の乗っている機体は本作オリジナルの機体です。

いずれ設定集を出します。
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